神奈川県立博物館

※館内の常設展示場は、撮影禁止のもの以外は非営利目的であれば撮影可能でしたので、本稿では執筆者の撮影したものを掲載させていただいています。 

神奈川県立博物館 利用案内・フロアガイド 写真撮影等より

https://ch.kanagawa-museum.jp/manners

 

神奈川県立博物館は県立博物館(1967年開館)を母体とし、1995年3月に開館しました。

建物は国の重要文化財の旧横浜正金銀行本店を(1904年建築)ベースとしています。

 

常設展示である総合テーマ展示は、かながわの歴史を五つの時代に分け、それぞれに

・さがみの古代に生きた人びと

・都市鎌倉と中世びと

・近世の街道と庶民文化

・横浜開港と近代化

・現代の神奈川と伝統文化

のテーマのもと、人々の生活や信仰、政治や経済の変化、外来文化の影響など、さまざまな歴史的視点で展示を展開しています。

※神奈川県立博物館ホームページから抜粋

 

「都市鎌倉と中世びと」フロアでは武士の興りや武家時代の発展の元となる鎌倉時代の展示がありました。

他にも住居や文書、長刀を戦場で持つ武者の様子が書かれた絵などが展示されていました。

また、道の思想にも関わる鎌倉時代に興った鎌倉六大仏教の展示も多くありました。

 

「近世の街道と庶民文化」フロアでは、江戸時代の神奈川県の展示がありました。当時は街道として栄えており、箱根の関所で使用されたとされる捕物道具の展示がありました。このような道具を用いる捕手術としての武術が発展したと考えられます。

 

「横浜開港と近代化」フロアでは、幕末期の混乱、横浜開港や明治時代の展示がありました。この時代から近代化が進み、近代兵器の発展から刀などを扱う武術が縮小していった様子が感じ取れると思います。

ペリーの黒船来航からの大型の船の模型の展示などがあり、刀などを用いた戦いでは太刀打出来ない時代になっていった事が見て取れると思います。

 

ここからは展示以外になりますが、併設されるミュージアムショップには神奈川県に関する書籍が多く販売されているので、神奈川県の現代の書籍を見つけやすいと思います。

 

また、ミュージアムライブラリーには神奈川県に文化、美術、民族などに関する蔵書があり、神奈川の歴史を学習することが出来ます。

ミュージアムライブラリ内で神奈川県の武道史に関する書籍を探してみましたが、残念ながら神奈川に関する直接的な武道史の資料を見つける事は出来ませんでしたが、館員様のご協力で、武道に関する書籍や、他所の蔵書で関連する書籍を確認することが出来ましたので、またの機会に記載できればと思います。お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。

 

博物館では時期によって様々な特別展示を行っているので、武道に関わるものがあれば、折を見てまた訪れたいと思います。

 

参考資料

神奈川県立博物館HP

https://ch.kanagawa-museum.jp/

2024/02/01 オオイシ