大阪は第4波なんて言われていますね。
北大阪支部が心配です。。。
六尺棒4本、五尺棒2本、三尺刀、大石神影流の鞘木刀。
肩にずっしりと重い。ううっ。。。
小学校の校門前でカジタさんヒカルくんと合流。
白道着に黒袴の父と子と。遠目からでもわかります。
体育館ではコバヤシさんがモップがけを終わるところ。
いつもありがとうございます。
今日は六尺棒をお持ちしました。
久しぶりに稽古をしましょう。
館長がお越しになられて稽古の順番を変えて以来。
過去日記:6月に館長の見取り稽古
なので約2年ぶりですね。
まずは棒回しから。
棒回しだからと、特別なものではなし。
三者三様。いつもどおりの癖が出ます。
それぞれ指摘。
ほどなく、ハセガワさんご到着。
おおっ、お待ちしていました。
昨年2月のコロナ前が最後の稽古。
過去日記:閏日に心妙剣と掻込-眼潰-呼吸投
8月に横浜支部は稽古を再開しましたが、
ハセガワさんはコロナの影響を受けて休会。
ご挨拶だけお越しになられたのでした。
過去日記:5か月ぶりの稽古-四方払-向払
なので、お会いするのは半年以上ぶり。
稽古は1年以上ぶりということになりますね。
とくに運動はされていなかったということ。
ゆっくりと再開しましょう。
さて、稽古開始です。
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<澁川一流柔術>
○六尺棒表
向かい合って素振り
表八本をゆっくりと確認。
思い出しながら稽古。もう一度基本から再確認。
あらためて言われると、なるほどと得心したりして。
詰めた稽古も大事ですが、ときには休息も大事です。
>レベルアップには休息が必要
そして、心のダメージにも休息は必要かと思います。
貫汪館館長ブログ<道標>怪我・故障
少し違うかもしれませんが。。。
なんにでも無理は禁物です。
まあ、無理が必要な場合もありますが。それはそれ。
二人一組で棒合
カジタさん&ヒカルくん
ハセガワさん&コバヤシさん
今回は回り稽古はせず。1セットで終了しました。
ムキにならず、少しずつ少しずつ。。。
○半棒表
横浜支部長打太刀で、カジタさん最初に示範。
カジタさん打太刀で、掛かり稽古方式で。
一本目から三本目だけ稽古。
はい、皆さんいい感じですね。
ハセガワさんも腕は衰えておらず。
懐かしい動きです。
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<大石神影流剣術>
○鞘ノ内
鞘木刀で向かい合って稽古。
ハセガワさん、鞘ノ内は初めてですね。
皆さんと一緒に確認しながら稽古。
とてもいい感じですね。
抜打、拳落、甲割の三本を稽古しました。
○試合口
二人一組で打太刀と仕太刀。
カジタさん&ヒカルくん
ハセガワさん&コバヤシさん
カジタさん打太刀で示範して、一本ずつ稽古。
通しの稽古は大事です。
でも、通すと一本一本がおざなりになりがち。
ときには初心に還って、一本ずつ稽古をしましょう。
鞘ノ内で稽古した、基礎基本の動き。
剣を抜いて構えるところから、おろそかにせず。
一挙手一投足を大事に。
簡単なはずの試合口。
脂汗をかくくらい集中して稽古ができると良いですね。
最後に五本通し。
はい、皆さんとてもいい感じでした。
これなら演武をしても、鑑賞に堪えることでしょう。
最初に習う手数だからと、ゆめゆめおろそかにすることなかれ。
とても大事な五本です。
○陽之表
二人一組で打太刀と仕太刀。
カジタさん&ヒカルくん
ハセガワさん&コバヤシさん
カジタさん打太刀で示範しながら、一本ずつ稽古。
よう剣&げっ剣のみ稽古をしました。
日と月。陽と陰。
表の最初の二本。とても大事な二本です。
○カジタさん&ヒカルくん
お二人とも、前足が少し外を向く癖がおありです。
半身にならず、正対してしまうのですね。
直していただきたく思います。
○ハセガワさん&コバヤシさん
お二人とも、後ろ足が後ろを向いてしまう癖がおありです。
半身を意識するあまり、体が開きすぎてしまうのですね。
直していただきたく思います。
常に正しい立ち方をして、正しく動く。
当たり前のことですが、なかなか難しいことですね。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流
並んでそろい抜き。ゆっくりと抜きました。
それから、各人で自由に稽古をしていただき。
お一人ずつ手直し。
ヒカルくん 初発刀
中学生になって、稽古を再開されて。
また一から手直しをしているところです。
抜き付けの鞘について、ご質問あり。
一番最初にお伝えして、折に触れてお伝えしているところ。
でもまだ理解がされず、身に付いていなかったということですね。
ですが今回、ご自身からご質問がありました。
ご説明すると、得心された様子。
これできっと身に付くことでしょう。
教えたつもり、わかったつもり。
なかなかそう簡単には行かなくて。
そして、できればさらに上、さらに深く。
修行に終わりはありません。
カジタさん 逆刀
貫汪館の逆刀、とても難しいですね。
ぱっぱっと区切って動くなら簡単?
勢いよく立ちあがって、抜いて、斬って。
でも、そうではなくて。
なんだかよくわからないけれど、ぬるぬると動く。
切れ目がなくて、見ていても良く分からない。
見て分かったつもりで、でもやるとできない。
重心はどこなのか? どうして足が動くのか?
足の下にホバーでもついているのか?
それともリニアで浮いているのか?
館長の動きは、そんな感じです。
何か所かを同時に動かすと、人の目では知覚が難しいですね。
重心の位置も、捉えるのは難しい。
その昔、ムーンウォークが流行ったことがあります。
横浜支部長も練習しましたが、まったくできず。
でもあるとき、
普通の歩き方と体重を乗せる足を逆にすると良い。
と知って。それでできるようになりました。
>上手かどうかはまた別です。
逆刀も、そんなところがあるかもですね。
思っているのと逆のことをしてみる。
逆転の発想。コペルニクス的転回。
それがときには必要なのかもしれません。
あるいは常に。
ハセガワさん 虎乱刀
同じ立って斬るにしても、いくつかの立ち方があり。
虎乱刀は、歩幅を広く、腰を落として斬る。
なかなか難しいですね。
力を入れて、踏ん張って立っているとできない。
力を抜いて歩み、体を開いた結果として、歩幅が広くなり、結果として腰が落ちる。
そういうことかと思います。
なので、歩幅が広くなっても、足がぷるぷるしたりはしない。
とても楽なものです。
重心も、前後左右に傾くことなく、真ん中に。
だからこそ、斬撃も強くなる。
腕に力を入れることなく。重心の移動を意識しましょう。
とてもお上手になられました。良い感じです。
コバヤシさん 抜打
抜打が全然わかりません!とのこと。
あれ、そうですか?
とりあえずやっていただきました。
はい、手順は合っていますね。少し手直し。
右手で刀をぶっこ抜くのではなく。
体を開いて、鞘を引く。左右を均等に開く。
中心を振りかぶり、刀を落とす。
初発刀と変わることはありませんね。
動いていないようで、全身がめまぐるしく動きます。
中心の感覚を忘れないことです。
ということで、皆さんそれぞれになにか一本。
とお願いしました。
期せずして、大森流の形の順番になったのはおもしろいところですね。
代表的な四本と言えるかと思います。
無双神伝英信流抜刀兵法は、
大森流、英信流表、
太刀打、詰合、
大小詰、立詰、
英信流奥
で構成されています。
このうち大森流は、江戸時代に入ってから成立したものです。
貫汪館館長ブログ<道標>
「居合の歴史における無雙神傳英信流抜刀兵法の歴史とその特質について」
北大阪支部の方の、無雙神傳英信流抜刀兵法の3段の論文です。
資料をもとによく書かれています。との館長コメントあり。
流派の掟として、初めに稽古するように決められています。
ですが、決して簡単ということではなし。
とてもシステマティックにできていますね。
さすが江戸時代?
最初に習い、最後まで稽古する形かと思います。
お気に入りの形のグループの一つです。
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20時30分を過ぎて、稽古終了。
時間配分は随分と工夫したつもりだったのですが。。。
稽古は久しぶりのハセガワさん、お疲れなど出ないようにゆっくりと休息してください。
ところで横浜支部長、現在、髪を伸ばしています。
1970年生まれなので、昨年50歳になりました。
これを機になにか、ということで伸ばし始めたのです。
それを見たハセガワさん、ラスボスみたいですね!と。
ん?ダライアス的な?・・・ってシューティングなわけなし。
もしかして、鬼舞辻無惨的な?
黒マスクをしているから、なおさらでしょうか。
家ではアサシンとか呼ばれたりもしています。
自分としては、教授(坂本龍一さん)のつもりなんですけれどもね。。。
色もグレー(メッシュだけど)になっているし。
ところで髪を伸ばし始めたのには理由あり。
以前から考えていたことでした。
貫汪館館長ブログ<道標>
ただ職業柄、総髪にするわけにも行かず。
そこで、校則で禁止されているといふツーブロックなるものにしてみむとてするなり。
でもって、前髪だけ伸ばしているのです。
普段はジェルで固めたりしています。
もうしばらく続けてみようと考えています。
あ、そうそう。
ショウタロウくんから連絡あり。
来週から稽古再開予定とのことです。
ようやくフルメンバーですね。楽しみです。ふふ
来週も同じような稽古の予定です。
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