各地で気温が30度を超え、真夏日となったようです。
横浜も例外ではなく。まだ5月だというのに、暑い。。。
今週も出勤予定でしたが、目が覚めたらお昼の12時で。
うん、今日はもう無理!
あきらめて、ゴロゴロと。。。
自宅のテーブルでパソコンに向かっていると、ん?
なんだか揺れている?
千葉県で震度5弱の地震でした。青葉区は震度2とか。
今でも地震が来ると、ドキッとします。
昼寝をする暇もなく、着替えて体育館へ。
途中、自販機でポカリスエットを購入。久しぶりです。
校門前にはコバヤシさんの姿なし。体育館にもおらず。
うん、ちょっと早過ぎたか。。。
体育館の中には熱気が充満していて。
扉を開放すると、さわやかな風が入ってきました。
一人でモップ掛けをしていると、コバヤシさん合流。
ほどなくカジタさん、ヒカルくん、ハセガワさんも到着。
扇風機を出しましょうか?とハセガワさん。
おおっ、ナイスアイデア! さすが、気が利きます。
倉庫から大きな扇風機を出してきて、皆で設置。
うん、だいぶ違いますね。
テヅカさん到着。
ショウタロウくん、風邪を引いたとのことでお休みです。
暑いのに大変ですね。。。お大事にしてください。
さて、稽古開始です。
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<澁川一流柔術>
○棒廻し
いつもどおり、クルクルと。
コバヤシさんも、正しい方法でクルクルと。
そろそろ、一回転で一歩ができると良いですね。
○六尺棒表
向かい合って素振り、二人一組で棒合を回り稽古で。
重心を上下させないこと。棒を長く遣うこと。
きちんと中心で打ち合うこと。加速減速をしないこと。
棒を持つ手は、隙間なくピッタリと。
つまむのでもなく、ギュッと握り込むのでもなく。
掌全体が棒の表面にピタリと貼りつくように。
接触面積が増えれば、単位面積あたりの力は小さくなります。
力感はなくなり、手にマメができるようなこともなし。
でも、安定して強い力が出せます。
不思議でも何でもないですよね。当たり前のことです。
○半棒表
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。三本ずつ
打ち込みが安定しないのは、持ち方に問題があるのかも。
六尺棒と同じですね。掌全体で持つことです。
握るのではなく。ふわりとぴたりと。包み込む感じ。
テヅカさん
指巻棒まで。もう少し稽古をしましょう。あと2本です。
コバヤシさん
相変わらず一本目立会を繰り返し。
だいぶお上手になられましたが、まだまだです。
もう少し稽古をしましょう。基本は大事。
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<大石神影流剣術>
○構え素振り
毎度毎度、飽きもせず同じことを稽古。
初心者と上級者が違うのは、その稽古の積み重ねの結果でしょう。
飽きずに繰り返しましょう。
もしも飽きたのだとしたら。そこで、上達は終わり。
まさかそれで充分ということはなし。
感性の限界ということですね。感性を磨くことです。
まだまだ、不十分だ!という想いを忘れずに。
是非初心不可忘
時々初心不可忘
老後初心不可忘
世阿弥「花鑑」
○試合口
二人一組で打太刀と仕太刀。
カジタさん &テヅカさん
ハセガワさん&コバヤシさん
ヒカルくん &横浜支部長
いつもと違う感じの組み合わせ?
パワータイプ、スピードタイプ、テクニカルタイプ。。。
お相手は様々です。
どんな相手とでも、いきなりでもできるように。
油断しないこと。予断を許さないこと。
対応の幅を広げることです。
そのためには、相手にあれこれと要求をしないこと。
すべては自分の問題と思うことです。
おかしな動きをする人こそ、とても良い稽古相手です。
決められた動きしかできないようには、決してならないように。
初心者との稽古は、とても良い稽古になります。
ここでテヅカさんお帰りに。お疲れさまでした。
○陽之表
続いて、打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
よう剣
とにかくまっすぐに振ること。
げっ剣
剣はきちんと頭上を通すこと。
車からの振り下ろし、受け流しからの振り下ろし。
いずれも右からですね。
なんとなくそれっぽい動き!というのでは。。。
動作はすべて正確に。横着をせずに、きっちりと。
間に合わない動作は、役に立ちません。でも。
間に合わせの動作も、役に立ちません。
きっちりと正確に。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
○歩法
いつもどおり全員で礼をして、帯刀。
さて、今回は。
いったん座って、刀を外して。
立ちあがって、歩法の稽古です。
剣術でも、離れて向かい合って、歩み寄るところからスタート。
そこで、えっちらおっちらと歩いているようでは、覚束ない。
重心が前後左右に揺れるようなことなく、まっすぐに歩くこと。
歩き方は、流派によっても違います。
大石神影流は、足を上げて歩く。
無双神伝英信流は、すり足で歩く。
とは言え、重心を自分でコントロールするという点は同じ。
歩法の稽古は、共通の大事でしょう。
線の上に立ち、右足は右に、左足は左に。
同一線上を歩けば、足と足がぶつかってしまう
でも横幅が広ければ、重心が左右にぶれてしまう。
腰が高ければ、足は前に出ない。
足を大きく開けば、腰は落ちる。
腰の高さが歩幅を決め、歩幅が腰の高さを決める。
足で歩くのではない。
重心が移動する。足は、それに連れる。
膝から下は、前に振り出すことなく。常に、膝下に。
薄氷の上を歩くつもりで。
濡れた紙の上を歩くつもりで。
水がいっぱいに入ったお椀を両手で捧げ持つつもりで。
貴人の前を歩くつもりで。
続いて、帯刀して同じように。
左腰に、刀の重さを感じられるかどうか。
模擬刀とはいえ、重さは1キロを超えるでしょう。
1キロの鉄アレイを腰にぶら下げたらどうなるか?
それと同じことです。
なにも感じないようでは、困りますね。
左右の対称性の破れが、歩法を助けてくれるはず。
続いて、抜刀して同じように。中段に構えて歩く。
1キロ超えの物体が、前方に位置する。
ほんの少しバランスを崩すだけで、前に導かれるはず。
切っ先から、レーザーポインターが出ているように。
あるいは、前方からトラクタービームで牽引されるように。
これも、なにも感じないようでは困ります。
続いて、歩きながら斬撃。
三歩進み、四歩目で振りかぶって、五歩目で振り下ろす。
歩幅はだんだん広くなって、腰も自然に落ちる。
意図的に腰を下ろすのではなし。歩幅が広くなった結果です。
歩くのと斬撃を区別してはいけない。
呼吸をするように、自然に。協調一致して。
なにも難しいことではありません。
手を振って歩き、足を振って歩き。ただそれだけのことです。
しばらく歩法を繰り返し。
抜いていた剣を納める。ふーっと、ひと段落ですね。
陰陽にわかれていたものが、鞘の内に戻る。無極
○大森流&英信流表
ヒカルくん、カジタさん、ハセガワさんは三人でそろい抜き。
歩法の稽古の甲斐あって、とても良い稽古をされていました。
静謐とは、このことか。
動いているけれど、騒がしくない。動静一致。
ときおり慌ただしくなるのは、まだ稽古が足りないからですね。
なにをするにも、静かに動きましょう。
○初発刀
コバヤシさん、一人で初発刀を繰り返し。
ただ抜いて、振りかぶって振り下ろし、納刀する。
そんな動作から、少しずつ少しずつ、要求を増やしていきます。
最初から正しい動作を要求していたら。
1時間稽古をしても、指一本すら動かせないことでしょう。
いやその前に、座姿勢すらできず、立つこともできず。
もう、いるだけでダメ!と言われてしまう。
それでは稽古にならない。
できないながらも、やるしかない。その中で、直していく。
稽古の方便ですね。
指を動かした瞬間に、はいダメ!とやり直し。
いずれ、そんな稽古もするかもしれません。
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定刻を15分ほど過ぎて、稽古終了。
とても暑い日でしたね。
そんな中、黙々とただ静かに歩くだけの稽古。
とても良い稽古ができたと思います。
あの感覚を忘れずに。
来週も通常通りの稽古です。
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