午前中は長浜医院へ。
またそろそろ、東京で3年に一度の定期検査があります。
それに先立って、主治医の先生に診断書を書いてもらうためです。
最近、息子さんが院長になられたようで。さわやかなイケメン。
先代の院長は、ちょっとぶっきらぼうで不愛想でした。
でも私はやっぱり、先代の先生の方が安心します。
なんといっても、もう30年以上のお付き合いですので。
続いて、勝俣接骨院へ。
こちらとのお付き合いも、もう10年以上。
腰を痛めてからの通院です。
#息子が部活でケガをしたときも、お世話になりました。
今回も、お蔭様でだいぶ良くなりました。
帰宅して、ごろごろ。
さてそろそろ着替えるか。ビキッ
ん? どうやた、また腰を痛めたようです。
でも別になにか重い物を持ったわけではなし。
もう良くなったと思って、不用心に動いてしまったようです。
とくになにをして痛めたかも思い出せず。
そのくらい、無意識の動作でした。やれやれ。。。油断大敵
安静にしていたいところですが、そういうわけにもいかず。
まあ、水平垂直を保って動けば問題はないでしょう。
けせらせら
体育館に到着。
カジタさんとヒカルくん、二人で並んでモップ掛け。善哉
間もなくオーガストさん到着。うん、なんだか髪形がおしゃれに。
つい忘れてしまいますが、まだお若いのです。
さて、稽古開始です。
カジタさん、ヒカルくん、オーガストさん
今日は皆さん、ご用事でお休み多し。少人数での稽古です。
------------------------------
<澁川一流柔術>
○棒廻し
ヒカルくん、五尺棒を廻してもらいました。うん、さすが。
身長よりも長い棒を、器用に廻していらっしゃいます。
カジタさん、オーガストさんもそれぞれに稽古。
課題は人それぞれです。あまりあれこれと口出しはせず。
各自での工夫研究が大事です。
○六尺棒表 八本
向かい合って素振り、二人一組で棒合を回り稽古で。
カジタさん、動きがだいぶ早くなりました。
でも、とくに動作が速いというわけではなし。
無理無駄がなくなって、間が詰まった感じでしょうか。
のんびりもせず、あわてもせず。
ちょうど、間に合う。
良い感じです。
それでもまだ、ヒカルくんには間に合わないとか。あは
ヒカルくん、最速ですからね。ビシュッと。
お子さんは動作が早いものです。大人は見習わねば。
オーガストさんも、だいぶこなれてきました。
やはり、上達には時間が掛かるものです。
あまりあれこれと口出しばかりせず。
じっと見守る。大事なことかと思います。
○六尺棒裏 三本
元に立って、掛かり稽古方式で。打方と仕方
裏棒は久しぶりの稽古でしたが、とくに問題なし。
というよりも、皆さん上達されていました。
裏の稽古はせず、表の稽古ばかり。
それでも、裏が上達する。
これは、正しい稽古をしている証拠でしょう。
ソレをやるから、ソレが上達する。それは当たり前のことで。
そうではなくて。
アレを稽古して、コレが上達する。
それは、共通したナニカを稽古しているからでしょう。
大事なことです。
○半棒表 十二本
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
三本ずつ区切って、一回ずつ通し。
笠払は、投げの前まで。
これは、打太刀の腰がつらいせいです。
でも、これも大事な稽古方法の一つで。
投げることに執着すると、道をそれやすい。
投げないで、動作や姿勢が正しいかの確認をする。
かえって上達しやすいかもしれません。
投げ技を投げずに稽古する。おもしろいですね。
------------------------------
<大石神影流剣術>
○構え素振り
真剣、上段、附け、下段、脇中段、車、裏附け
稽古では、必ず真剣(中段)に戻ってから、次の構えへ。
でも例えば、上段から附けに変化したり。
脇中段から車に変化したり。そういうこともあるでしょう。
上級者ともなれば、そういう稽古もありかもしれません。
あるいはそれって、表、裏、奥の手数なのかもですね。
○試合口 五本
二人一組で打太刀と仕太刀。
○小太刀 一、二、三、五本目
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
うん、皆さんだいぶ上達されました。
動きがスムーズですね。
小太刀は短くて軽い。だからつい手先で使いやすい。
でも、そうではなくて。
体と協調一致させて遣う。それが大事なことですね。
一本目は、剣で剣を払おうとしないこと。
あくまで全身を協調一致させて動きましょう。
右手と左手と体。三つを同時に動かす。
手先で払ったり、上半身と下半身をねじらないこと。
柔術と同じです。ただ、すっと入るだけ。
カジタさん、ヒカルくんはここでお帰りに。
明日は朝がお早いとのこと。
毎年恒例の、お神輿でのお囃子だそうです。
そして夜には、屋台も並ぶのだとか。
驚神社とのお付き合いはだいぶ長いのですが、知りませんでした。
しかも、御祭神は 素戔嗚尊 とのこと。
なんだか御縁を感じます。
東京で生まれて、40年ほど前に横浜のたまプラーザに引っ越し。
20年ほど前に、結婚してあざみ野に引っ越しました。
驚神社に年越し参りをするようになって、30年以上が経ちます。
子供の100日参りにも参拝しました。
身近にあっても、知らなければそれっきりですね。
横浜支部にお越しの方も、
古武道を、こんなに近くでやっているなんて知らなかった。
なんておっしゃる方もいらっしゃいます。
宣伝って、大事ですねえ。。。
ふと気になって、生家近くの天祖諏訪神社を調べてみました。
するとなんと、境内に厳島神社が分祀されているとのこと。
ものごころつく前から慣れ親しんだ神社に、まさかまさか。
これも、不思議な御縁ですねえ。。。
あ、そうそう。
そういえば生家のすぐ近くが大森でした。
大森貝塚で有名ですよね。
そんなわけで、大森流という名称には親近感があったりします。
閑話休題
------------------------------
<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流十一本
ということで。
居合は、オーガストさんとのマンツーマン稽古になりました。
一緒に礼法をして、大森流を通して、終礼まで。
刀を外してもらって、また礼法から稽古。一から手直しです。
刀を手で動かさないこと。
力を抜くと、刀がふっと浮き上がるのを感じること。
力を抜くことで上体を倒すこと。などなど。
初発刀
止まらないこと。
右手を掛けたところで止まりがち。
そこで、さあ抜くぞ!という意識が働くのでしょうか?
でも、抜こうとしているのは、とっくにとうのことですよね。
いまさら、そこで気合が入るのはおかしい。
それではあまりにも、遅すぎます。
抜こうという意識は、左手を掛けるときから。
さらに言えば、その前から。
そしてさらに言えば、抜こうとして抜いてはいけない。
ただ刀を拾っていくだけ。なんの気なしに、ひょいっと。
結果として、抜ける。
別に敵を一刀両断する必要はありません。
左刀
抜いてから回るのではなくて。回りながら抜く。
抜くのはあくまで正面方向に対してです。
敵のいない方向に抜く必要はなし。
無駄な動きはしないこと。
回転する動きが、鞘引きとなる。
鞘引きが、回転する動きとなる。
くるんと回ると、抜ける。
右刀
体はすでに開かれています。
あとはもう、ひょいっと抜くだけ。
回転を伴わない、前後への開き。
あるいは、左右への開き。
當刀
左刀に同じですね。
左に抜くのではなく、後ろに抜く意識。
抜きながら回るのではなく。
いきなり後ろに抜き出す感じ。
自分の体が邪魔ですよね。それをどかしましょう。ひょいっと
陰陽進退
最初から立とうとするのではなく。
抜き付けが浅かったので、立って追い掛ける。
立つのではなく、左足を踏み出すだけ。腰を上げない。
前に進むのが目的。立ち上がると、かえって遠くなる。
柄は横から持ち、鎬で張り受け。
足は斜め後ろに下がること。体を開く。
あとは初発刀に同じ。
さてここまでは、ほぼ初発刀に変わることなし。
でも以降は、初発刀と大幅に変わるように感じられます。
それを、初発刀の変化と感じられるように。
すべては初発刀の変化です。
稽古を重ねましょう。
流刀
抜き出した刀で背を囲う。
踏み出す足は、左、右とまっすぐ前方に。斜めではない。
それから転体し、血振るいと同じ姿勢になり。
斬撃は、右片手。左手は、体の前で柄をキャッチするだけ。
順刀
その場で立ち上がりながら刀を抜き出すこと。
前に出るのではなく、後ろに下がるつもりで。
逆刀
低い姿勢のまま左足が後方にスライドすることで鞘が引かれ、
結果として刀が抜ける。右手は決して前に出さないこと。
パッパッと小気味よく、キレよく動かないこと。
止まらない。流れるように一度目の斬撃へ。ぬるぬるっと。
勢中刀
逆刀に同じ。
左足を後方にスライドすることで鞘が外れる。
と、同時に斬り払う。
対応がより早くなるのが、大森流の体系です。
速さはいらない。早くなる。
虎乱刀
歩みをスムーズに。重心が上下左右にぶれないこと。
逃げる相手を追い打ちします。
いちいち止まっていては、相手に置いて行かれてしまいます。
止まらないこと。
抜打
右横に抜き出し、背に納める。
みっちり1時間30分、大森流の稽古をしました。
まるで居合の道場みたいですね。うふ
オーガストさん、普段は黙々と稽古をされています。
でも今回はマンツーマンだったせいか、いくつか質問を受けました。
なぜこのような納刀をするのか?
これはどういう意味か?
どうして、、、。
そうですよね。
私が大森流を初めて稽古したのは、もう30年近くも前のこと。
最初は、形の順番と名前を覚えるのに精一杯だったような。
でも稽古を重ねるうちに、だんだん疑問が出てきて。
あれは? これは? それは?
でも答えは得られず。。。
ですが、黙々と稽古を重ねていくうちに。
もしかして、、、。と思えるようになり。
伝統的な教え、定説、教わったこと。それから自説。
それなりの答えを得られたように思います。
でも、それをそのまま与えるのではなく。
自分で悩み、考えてもらう。
そういったプロセスも、稽古の楽しみの一つかなと思っています。
繰り返し、繰り返し。稽古を重ねていきましょう。
大森流は、大森さんが創始したから大森流。
元は一つのはずだけれど、教えている人によって違いがあって。
形数も11本のところもあれば、12本のところもあって。
でもって、無双神伝英信流抜刀兵法には大森流と英信流があって。
なーんて話もしたりして。
大森流は、とても良い稽古体系だと思います。
納刀一つとっても、何種類もの稽古ができます。
楽しいですよね。ふふ
------------------------------
定刻通りに稽古終了。
来週は、出雲大社奉納演武に参加してきます。
横浜支部長は不在のため、自主稽古です。
ケガに注意して、稽古をしてください。
カジタさん、ハセガワさん、稽古日記もお願いします。
再来週、と再々来週は学校行事のため体育館が使用できません。
稽古はありませんのでご注意ください。
ご自宅での自主稽古の際は、天井や家具などを破壊しないよう。
公園などで稽古をする際は、周囲への配慮をお忘れなく。
<<前の日記:道着に袴
>>次の日記:立身流 新田神社奉納演武