梅雨明け後の稽古

夜は黒空に満月が煌々と

昼は夏空に暴風が轟々と

 

6月28日はストロベリームーン。満月がとても綺麗でした。

6月29日は関東では梅雨明けで。梅雨の期間は23日と最も短く、

6月中の梅雨明けは観測史上初なのだとか。

暑い日が続き、昼と夜と風がゴーゴーと吹き荒れます。

#パンデモニウムを想起するのは私だけでしょうか?

#D&D

 

漏水の補修工事の調整を引き続き。

コンタクトを落としてしまいこの際だからと使い捨てに替えたら、

どうも調子が良くなくて。

10年満期の火災保険のネット更新は間に合わず。

息子は部活で足首をねん挫して松葉杖で帰宅して。

有能な美人秘書は7月異動でてんてこまい。

よくもまあ、これだけいろいろあれこれとあるものだ。

という感じのいつもどおりの1週間です。

 

いつもよりだいぶ早めに着替えして。

行き掛けに自動販売機でポカリスエットを購入。

さすがにこれだけ暑いと、飲み物なしというわけには行きません。

体育館に到着して扉を開けると、中から熱気がぶわっと放出され。

扉を開放して、明かりをつけて、一人でモップ掛け。

 

間もなく、入口から元気な声が聞こえてきて。

ノブフミくん、コウジくんのお越しです。

あらまあ、まだだいぶ早い時間なのに。

と思って見ると、お母さんもご一緒で。

今日でとりあえず最後だからと、ご挨拶にお越しでした。

わざわざスミマセン。

 

ほどなく、カジタさん、オーガストさん、ショウタロウくん到着。

扇風機を準備してもらいました。

 

今日も人数は少なめです。

皆さんもいろいろとご都合がおありでしょう。

 

さて、稽古開始です。

------------------------------

-[前半の稽古]-

カジタさん、オーガストさん、

ショウタロウくん、ノブフミくん、コウジくん

 

<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

 センセー、合ってるー?とコウジくん。

 うん、毎週のお約束ですね。下から上、下から上。。。

 

 一歩下がるだけなのに、足を引くのではなくて体が一回転したり。

 おもしろいですね。子供は見ていて飽きることがありません。

 大人の凝り固まった頭と心をほぐす良いきっかけになります。

 子供は自由です。

 ただ、だからと好き勝手にやって良いということではなし。

 自由から一度固まって、それをまたほぐして。

 そんな繰り返しでしょうか。

 

○六尺棒表 一本目から八本目

 向かい合って素振り、二人一組で棒合を回り稽古で。

 

 棒は垂直に立てる。棒を長く遣う。重心を上下させない。

 棒と棒を合わせるのではなく、打ち合う。結果として、合う。

 突きは正確に。ふらふらせず、まっすぐ。

 

○半棒表 一本目から六本目

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 一本目から六本目を通し。気になったところはその場で修正。

 

<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 中段、上段、附け、下段、脇中段、車、裏附け。通して稽古。

 素振りは呼吸に合わせて、剣を上下させること。

 

○試合口 一本目から五本目

 二人一組で、打太刀と仕太刀。

 

最後に発表会

 ノブフミくん&ショウタロウくん。うん、いい組み合わせです。

 コウジくん&横浜支部長。コウジくん、負けてません!

 カジタさん&オーガストさん。安心して見ていられます。

 

<履形>

○礼式、裏投、捻付

 最後にマットを敷いて、掛かり稽古方式で。

 

 業を掛けるというよりも。

 コロコロと転がっては起き上がり。

 そういうことの方が大きいのかなあ。と思ったりもします。

 大人になると、日常ではすることのない動きですしね。

 子供は子供で、楽しそうですが。ネコ?

#ねこですよろしくおねがいします

 

7時を5分ほど過ぎて、前半の稽古終了。

お迎えに来ていたショウタロウくんお母さんと、

ノブフミくんコウジくんお父さんをお待たせしてしまいました。

すみません。

 

それにしても子供たち。振り返ることもなく、さいならーと。

感慨もなし。うん、自由でいいですよね!

私も、職場の異動など毎回そんな感じです。

皆には、ひどい!などと言われますが。

 

 君子の交わりは淡きこと水のごとし

 

------------------------------

-[後半の稽古]-

カジタさん、オーガストさん

 

<澁川一流柔術>

 

○六尺棒裏 一本目から三本目

 お二人で組んで稽古をしてもらいました。打方と仕方

 最後に横浜支部長と組んで稽古。打方と仕方

 三者三様。それぞれですね。いつでも臨機応変に対応を。

 

○半棒表 七本目から十二本目

 お二人で組んで稽古をしてもらいました。打太刀と半棒

 うん、お互いにやりにくそう。

 やはり、打太刀には技量が問われますね。これも稽古です。

 

<大石神影流剣術>

 

○陽之表 一本目から十本目

 お二人で組んで稽古をしてもらいました。打太刀と仕太刀

 やはりやりにくそう。

 

 とくにオーガストさん。

 最初にやってもらいましたが、順番を覚えていないようでした。

 一つ一つの手数は問題なし。でも十本通しでは?

 いつも問題なくできるのは、先にやる人のを見ているから。

 でもいきなり自分が先頭でやると、ちょっと無理。。。

 まあ、そうですよね。

 とくに大石神影流剣術の手数は、順番が覚えにくいかと思います。

 あまり法則性のようなものを感じませんしね。

 これはもう、稽古を重ねるしかありません。

 

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流、英信流表 カジタさん

 一人で通してもらって、あとからアドバイス。

 

 立ち座りを区別しないこと。

 正座、立膝、腰を上げる、立って歩く。すべて同じ感覚で。

 とくに立ちの斬撃。

 斬撃に合わせて腰を落とすのではなく。

 歩幅が広くなった結果として、腰が落ちるだけ。

 と、ご説明すると、腰を落とすのだと思っていましたと。

 あらまあ。

 何度かご説明したつもりで、直らないなあと思っていたら。

 私の手本も良くなかったのでしょうね。

 

 こういった思い違い、勘違い、誤解はよくあることで。

 折に触れて、修正する必要があることかと思います。

 来週以降も、一つ一つ修正していきましょう。

 

 居合はとりあえず大森流と英信流表まで。

 あとは細かな基礎の積み上げと修正の繰り返しです。

 

○初発刀から順刀、逆刀 オーガストさん

 一人で通してもらって、あとからアドバイス。

 うん、今週はとても良い動きです。落ち着いていました。

 まるで、風のない湖面のよう。

 

 まだまだ気になるところはありますが、それはまあおいおい。

 新しい形に進むことにしました。

 

逆刀

 敵は正面、立ち。

 左手、右手、右足。柄頭で狙いを定め。

 中腰のまま左足を大きく退いて、抜刀。

 右手は動かさず、鞘を払うだけ。

 右足を寄せながら立ち上がり、左から頭上に諸手で振りかぶる。

 右足を踏み出しながら浅く斬撃、続けて歩み足で深く斬撃。

 右足を大きく退きながら上段となり、右膝を着きながら下ろす。

 右手を返して、左膝の外で引き、納刀。

 

 一度黙って抜いて見せて、

 想定を説明しながら抜いて見せて、

 もう一度黙って抜いて見せて。

 

 そのまま、一人で抜いてもらい。

 うん、100%ではないけれど、ほぼほぼ正解。

 さすが、よく見ています。あっぱれ

 違う点を修正して、慌てて動かないように注意して。

 しばらく一人で稽古をしてもらいました。

 あとは繰り返し稽古をしてもらいましょう。

 

カジタさんを見ていると、オーガストさんもいることを忘れ。

オーガストさんを見ていると、カジタさんがいることを忘れ。

足音や刃音を競うようなことのない、静かな稽古です。

扇風機のブーンという音だけが、静かな体育館に響いていました。

------------------------------

定刻を5分ほど過ぎて、稽古終了。

前半は子供たちとニギヤカな稽古。後半は大人二人とモノ静かな稽古。

どちらもいいものですね。

 

そうそう、つい先日。

朝のバス停で、休会中のタガワさんにお会いしました。

タガワさんの方からお声掛けをしてくれて。

行きのバスに一緒に乗って、駅までお話ししました。

とてもお元気そうで良かったです。

休会しても、退会しても。普通にお話ができるって良いですよね。

 

人が増え、人が減り。

 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

 

帰りは地平線近くに(ほぼ)満月が真っ赤に見えて。

あやしくも美しく、とてもきれいでした。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

<<前の日記:夏至の後の稽古

 

>>次の日記:七夕に見取り稽古