ビジターフロムオーストラリア

息子は、高校になって軟式テニス部に入部して。

最初は中国武術をやると言っていましたが。

やっぱりバドミントン、いや硬式テニス、、、

と気移りした結果のようです。

貫汪館の古武道は?なんてヤボは聞いたりせず。

まあそのうち気が向いたらやってくれればなあ。

なんて思っています。

 

ホームページからメールあり。

51歳男性で、今日行きたいとのみ。英語でした。

うん、いきなりだなあ。。。

メールに気付いたのが稽古の直前だったので、返信もできず。

いつもなら体験をおススメして、道具を用意するのですが。。。

さて、どんな方でしょう?

 

いつもどおり体育館に到着。

カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさんとモップ掛け。

ほどなく、ノブフミくん、コウジくん、オーガストさん、

テヅカさん、ユウトくん、タカマサくん到着。

 

暑くて戸を開けると、蚊が入ってきました。べしっと撃退。

うん、もうそんな季節なのですかね。またすぐに戸を閉めました。

 

連絡のあった方はまだお越しにならず。門の外にも姿なし。

まあ、そのうちお越しになるでしょう。

 

さて、いつもどおり稽古開始です。

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-[前半の稽古]-

カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、オーガストさん、

テヅカさん、ユウトくん、ノブフミくん、コウジくん、タカマサくん

 

<澁川一流柔術>

○棒廻し

 初心者お子さん4人を集めて、手直し。

 

 棒廻しは、とても単純な稽古です。

 でも、手の持ち替えが何気に難しい。

 最初からあれこれとうるさく言ってもできるものではなし。

 できなくてもしばらくは放置して、ある程度稽古をしてから修正。

 

 変な癖がつくと、直すのに何倍もの手間がかかる。

 うん、たしかにそうですよね。

 でもまあ、風姿花伝には年来稽古条々という教えもありますしね。

 

 一列に並んで、皆で一緒に稽古。

 親指と親指を向かい合わせてー。はい、持ち替えてー。

 なんて感じで。

 教えると決めたからには、テッテー的に。

 ここでは妥協をしません。しばらく繰り返して、なんとか。

 また来週、できたかどうか確認予定。

 とは言っても、稽古にお越しいただけなければそれっきり。

 毎週参加する人と、休みがちな人とで差が出るところでしょう。

 

○六尺棒表 一本目から五本目

 向かい合って素振り、二人一組で棒合を回り稽古で。

 

 参加が奇数人のときには、横浜支部長は外から見て口出しだけ。

 今回は偶数人なので、角に立って一緒に稽古。

 自分は動かずにいれば、順番に全員と稽古ができます。

 うん、皆さんいい感じですね。

 この調子なら、続きも稽古できるかなあ。。。検討しましょう。

 

○半棒表 一本目から六本目

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 横浜支部長は、ヒカルくんを先頭に子供たちのお相手を。

 カジタさん、打太刀で元に立ってもらって大人たちのお相手を。

 人数が多いと、一列で順番にでは時間ばかりが掛かります。

 

 最後に、カジタさん一人で、皆の前で通して演武。

 うん、やはり少し緊張されたのでしょうかね。

 自分の稽古はさせてもらえずに、いきなりですし。

 少し、気が急いている感じがしました。

 速くやればゆっくりと言われ、ゆっくりやれば遅いと言われ。

 なかなか難しいものですよね。

 でも要は、自然に動く。ということなのかと思います。

 自分の中にその基準があれば良し。なければ指摘される。

 そういうことかと思います。

#いつも、ダブルバインドにはならないように気を付けています。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/ダブルバインド

 https://ja.wikipedia.org/wiki/ダブルスタンダード

 https://ja.wikipedia.org/wiki/ダブルシンク

 

いつもどおり、合間に道具の持ち替えをしながらちょと休憩。

すると外扉が開く音がしたので様子を見ると、見学の方でした。

どんな方かと思いきや、日本語ペラペラのダンディーなおじさん。

戸山流と大森流の経験あり。空手の剛柔流も。

肘と膝の手術をして、いま正座ができないとのことでした。

オーストラリアのアデレードにお住まいで。

貫汪館パース支部のこともご存知でした。

体験はせず、そのまま見学をしてもらうことに。

 

<大石神影流剣術>

○構え素振り

 中段、上段、附け、下段、脇中段、車、裏附け

 いつもどおり呼吸に合わせて。

 

○試合口 一本目から五本目

 上級者と初心者で二人一組で、打太刀と仕太刀。五本通し。

 

 今回は、棒廻しに少し時間を使いました。

 六尺棒表の回り稽古も、人数が多いので時間が掛かり。

 半棒表は二グループにわかれて六本通しでしたが、時間はかかり。

 剣術は構えと素振りはいつもどおり。

 でも結果的に、試合口にはあまり時間が取れず。

 時間配分も難しいものですよねえ。。。

 

7時前に前半の稽古終了。

テヅカさんとお子さん達はお帰りに。お疲れさまでした。

 

見学の方、後半も見学です。

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-[後半の稽古]-

カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、オーガストさん

 

<澁川一流柔術>

○六尺棒表 一本目から八本目

 上級者二人一組で回り稽古。初心者相手とは違います。

 細かな点を手直し。

 

○六尺棒裏 一本目から三本目

 打方で元に立って、掛かり稽古方式で仕方の稽古。

 

 仕方で元に立って、掛かり稽古方式で打方の稽古。

 皆さんにとっては打方の稽古。

 横浜支部長にとっては、仕方の稽古。

 なかなか言う通りにはできないものです。稽古、稽古。

 

○半棒表 七本目から十二本目

 七本目から九本目、十本目から十二本目。

 一本ずつなら問題なくできても、通し稽古だと少し戸惑い?

 スムーズにできると良いですね。

 

 剣と棒を区別することなく。同じように動きましょう。

 素手でも同じことです。

 

<大石神影流剣術>

○試合口 一本目から五本目

 上級者二人一組で回り稽古。さらっと通し。

 

○陽之表 一本目から六本目

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。二本ずつ一組で。

 よう剣とげっ剣、無二剣と二生、稲妻と太陽剣

 陰と陽の二本組です。

 そんな違いを考えながら稽古ができると良いですね。

 いや、考えているようじゃダメか。

 体で感じられるように。稽古を重ねることです。

 

<無双神伝英信流抜刀兵法>

○大森流、英信流表横雲から浪返

 カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさんの三人とそろい抜き。

 横浜支部長は前で。

 大森流は向かい合って、英信流表は同じ方を向いて。

 

 皆さん、英信流表はまだ少しアヤシイ感じがありますね。

 そろい抜きなのに、そろわない。

 でも、あえてそろえる必要はなし。そのうち自然にそろいます。

 そろえようとしてそろえるのではなく。

 かといって、好き勝手に抜くのでもなく。

 同じ理に沿っていれば、自ずと同じリズムになるのでしょう。

 理が違えば、リズムもまた異なるのでしょう。

#リズムという言葉では違和感がありますかね。

 ここでは「調子」という言葉を遣うべきでしょうか。

 あるいは、色、空気、風格、剣風。。。そういったものです。

 

 英信流表といえば、浮雲、山下風、岩波、瀧落の派手な形々?

 そんな中で、鱗返&浪返は地味な形ですね。

 でも横浜支部長はこの二つお気に入りです。

 さあらぬていでくるっとするっと回って、ぱっと抜き付け。

 知らん顔でザンととどめ。開いて納刀。元のように座す。

 腰の高さを変えず、よどみなく動く。高い技術が要求されます。

 床の上にターンテーブルでもあるかのように動けると良いですね。

 

○大森流初発刀から流刀

 オーガストさん、最初は皆と一緒にそろい抜き。

 途中からは一人で繰り返し。

 

 流刀がまだ少しあやしかったので手直し。

 それにしても、前回初めて、今回二回目の稽古とは思えません。

 よく見て、真似て、よく考えて稽古をしているのでしょう。

 そして指摘をすればすぐに直るのは、その証拠です。

 大森流は、流刀さえできれば、あとはトントン拍子かも?

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定刻を少し過ぎて稽古終了。いつもスミマセン。。。

 

見学の方、最後までご覧になっていらっしゃいました。

これからオーストラリアに帰って、また8月に来日するそうです。

またご連絡をお待ちしています。

 

ところで。

オーストラリアの方のことをオージーと呼んだりもしますよね。

英語表記だと Aussie ですが、OZと表記することもあるようで。

https://ja.wikipedia.org/wiki/OZ

個人的には、音の響きからはこちらを連想させます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/オジー・オズボーン

なんだかカコイイ!ですね。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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