先週の大雪が溶けきらないうちに、二度目の降雪があり。
人通りの少ない通りの日陰には、いまだに雪が残っています。
そんな中。
ホットヨガから帰ってきた美人秘書。
節分は年に何回もあるけれど、2月の節分だけが残っている。
それは、旧暦の正月に当たるから。
とかなんだとか、ヨガの先生が言っていたとか。
へーっ、さすがヨガの先生と思って聞いていた。
でも、帰りに寄った東急ストアで同じことを放送していた。
とのこと。
ふーん、そうなんだ。土用の丑の日のようなものか。
と思って聞いていました。
体育館に到着するやいなや、ノブフミくん。
センセー、今日は大晦日ですか、それとも元旦ですか?
と。
なんのこっちゃ? ああ、節分ね。旧暦ね。
さー、しらなーい。
と返事。すると続いて、
豆まきはしないんですかー?
と。
うん、しない。片付けが大変だし。
そういえば、そんな風習もあったなあ。という感じです。
最近は、豆まきより恵方巻?
そんなこんなで、いつもにぎやかな横浜支部。
いつもどおり稽古開始です。
#節分は立春の前の日だから、立春を新年元日とすれば、
節分は大晦日、ということになるようですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/節分
参加:
ヒカルくん、ハセガワさん、オーガストさん、ノブフミくん、コウジくん
#ヒカルくんお母さんが見学です。
欠席:
カジタさん、リオンちゃん、テヅカさん、マキちゃん、ユウトくん、タカマサくん
#お仕事、インフルエンザ、その看病、送り迎えの都合、、、。
皆さんいろいろ事情があるものです。
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-[前半の稽古]-
<澁川一流柔術>
○棒廻し
下から上、下から上。前進、後退。その場で踏み替え。
上級者は突きの動きも。
○六尺棒 表一本目から三本目
向かい合って素振り、回り稽古で棒合
突きはビシッと正確に。ぐらぐらしないこと。
そろそろ、また四本目と五本目を稽古したいですね。
○半棒 表一本目から六本目
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
立会
きちんと打太刀に打たせること。棒は高すぎず、低すぎず。
打たれた反動で棒を反転させて、相手の力を利用する。
踏み込むとき、重心が上下しないように。
相手の頭を正確に打つ。斜めにならないように。まっすぐ。
残心を忘れずに。戻るときも気を抜かない。油断しない。
指棒、引棒
構えを大事に。正確に。スキがないよう。
受けるとき、回すとき、両手を同じように遣う。
小手先でこねくり回さない。
打太刀の剣をどかしてから入る。あわてないこと。
払う動き、入る動き、打つ動き。協調一致させる。
<大石神影流剣術>
○構え素振り
真剣の構えがすべての基本。そのまま動く。崩さない。
剣を置くのではなく、ただそこにあるように。
自然な位置へ。合理的な位置を探すこと。
自分の体と相談。耳を傾ける。
素振りも同じ。真剣のまま上下させる。小手先を使わない。
○試合口 一本目から三本目
二人一組で打太刀と仕太刀を繰り返し。
打太刀も大事な稽古。ただやられるのを待つのではなし。
きちんと攻めること。正しく攻める。
今週も発表会はなし。
いずれ、五本すべてをできるようになったらやりましょう。
そろそろ四本目と五本目も稽古をしたいですね。
ノブフミくん、コウジくんはここでお帰りに。お疲れさまでした。
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-[後半の稽古]-
ヒカルくん、ハセガワさん、オーガストさんの三人
<澁川一流柔術>
○六尺棒 表一本目から八本目
向かい合って素振り、回り稽古で棒合
一本目から三本目は、前半でも稽古しました。
でも、初心者もいる稽古と、上級者のみの稽古は違います。
初心者は初心者なりの稽古を。上級者は上級者の稽古を。
上級者だから速く動く、ということではなく。
上級者だからこそ、ゆっくり動くこともあるでしょう。
もちろん、速く動くこともありますね。
いずれも自由にできるように。対応の幅を広げることです。
臨機応変、千変万化、融通無碍、自由自在
○六尺棒 裏一本目から三本目
打方で元に立って、掛かり稽古方式で。
皆さん、なかなかに混乱が見られるようです。
打方で元に立って、仕方に専念してもらいました。
でもって、一本を三回ずつ繰り返し。
たしかに、それほど稽古をしないうちに間が開いてしまいました。
一度身に付けば、やらなくても忘れるようなことはなし。
忘れるようなら、それは身に付いていないということなのでしょう。
身に付けるためには、頭で考えていても詮無きこと。
繰り返し繰り返し、ただ繰り返すしかありません。
突きは、逆手順手どちらでもできるように。
棒は滑らせることが大事。
オーガストさん
いきなりでしたが、お上手にされていました。
棒の長さを遣えるともっと良いですね。今後の課題です。
○半棒
やらず。今週は省略。
<大石神影流剣術>
○試合口 一本目から五本目
二人一組で打太刀と仕太刀。回り稽古で。
皆さん、受け流しが上手になられました。
やはり、稽古した甲斐がありましたね。
腕を高く上げること。頭を守る。
剣先を下げること。剣をきっちりと返す。
形だけで流せるものではなし。しっかりと守りましょう。
かといって、ガチガチに固めていてもいけません。
芯をしっかり。外は柔らかく。手の内が大事です。
○陽之表 よう剣、げっ剣
よう剣
とにかくまっすぐに打つことです。
相手の剣を払おうとしてはいけない。まっすぐ打つこと。
自分が正確にまっすぐに打てば、相手の剣がそれる。
相手の方がまっすぐ正確であれば、自分の剣が外される。
まっすぐの勝負です。
打つときは右足。押さえるときは左足。右で進み、左で進み。
陽の剣です。ただ、進むこと。
げっ剣
車の構えのまま、スラスラと歩くのが難しい。
車の構えのまま、スッと下がって初太刀を躱すのが難しい。
いずれも、重心の移動。力を抜くことです。
力が入っていると、自分の力で自分の体がぶつかる。自縄自縛
弛むことで動く。
打ち返しはきちんと正確に。あわてず、頭の上を通すこと。
いつも、最初に稽古している動きです。車から真剣へ。
受け流しは、試合口でも稽古をしました。
まったく同じ動きです。
車のまま前に進み、後ろに下がり。
右足を踏み込みながら、剣を回して打ち込み。
左足を踏み込みながら、剣を回して打ち込み。
陰の剣です。前後左右の変化。流れるように。
<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流、英信流表三本、浮雲、山下風
ヒカルくんとハセガワさんの二人でそろい抜き。
ハセガワさんはご自身をビデオ撮影されていました。
たまには自分の動きを客観的に見るのも良いですよね。
果たして水仙に化身するのか、ガマの油売りになるのか。。。
浮雲と山下風は、まだまだあやしい感じですね。
もうしばらく稽古をしましょう。
そろそろ、次の形を稽古したいところではありますが。
できずに進んでも、おかしな癖がつくだけです。
できればどんどん進み、できなければできるまで進まない。
当然のことですね。
客観的な時間や回数は関係がありません。
できるかどうか。ただ、それだけです。
○初発刀、左刀、右刀、當刀、陰陽進退
オーガストさん、一人で稽古してもらい。
毎週毎週、上達されています。ご自身で稽古しているのでしょう。
また少しアドバイスをしました。
○初発刀 そろい抜き
最後に全員で初発刀のそろい抜き。
初発刀は最初に稽古をすれば準備運動にもなり。
最後に稽古をすれば、整理運動にもなり。
もちろん、体操のつもりはありませんが。
でもまあ、ある意味、体操のようなもの?
前後、左右、上下、進退、抜き納め。。。
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定刻に稽古終了。
例によって、足の裏が痛くなるような冷え込みでした。
ヒカルくんのお母さん、寒い中、最後まで見学をされて。
楽しんでいただけたら良かったのですが。
ノブフミくん、コウジくん
毎週稽古に来てくれて、元気で良いですね。いつも楽しそう。
カジタさん、ハセガワさん
やはり上級者だなあ!と思うことがしばしば。
稽古の積み重ねがありますよね。お上手です。
とくに、前回の自主稽古のあとから見違えた?
お二人で稽古したのが良かったのでしょうか。
ヒカルくん、リオンちゃん
やはりお上手です。新しい人達の手本にもなってくれて。
頼りになります。
オーガストさん
新しく入ったけれど、理解力と覚えの良さはピカイチです。
ご自身の努力の甲斐もあって、目を見張る上達ぶり。
言葉に頼らない稽古の仕方も良いのかもしれませんね。
来週も通常通りの稽古です。
来週こそ、もう少し冷え込みが厳しくなければいいなあ。。。
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