サプライズゲスト2

いつもより早く家を出ます。

二尺八寸の居合刀、大石神影流の鞘木刀×2本、定寸の鞘木刀、

半棒×2本、六尺棒×2本、懐剣、それから虫よけのベープ。

さらに、横浜支部のチラシと看板用のプラカード。

そう、見学希望の連絡があったのです! ご友人とお二人と。

いつもどおり体験をおススメしたので道具もその分。

大量です。一人で持つのはちょっと大変。。。

そんなわけで、美人秘書にお手伝いいただきました。

いつものことですが助かります。感謝

 

小学校の門扉に「貫汪館 横浜支部」のプラカードを掲げます。

初めて来た人が、ああここだ!と安心して中に入れるように。

 

体育館の玄関が開いているのはいつもどおり。

でも今回は、内側の扉も開いていました。あれ? なんでか。。。

中に入るとカラスが三羽バッサバッサと飛んでいました。びっくり!

横の扉と上の窓は閉まっていましたが、玄関から入ったとも思えず。

紛れ込んでしまったのを出すために内側の扉を開けていたのでしょうか。

まさか、学校で飼っているわけではないですよねえ。。。

床には羽と、天井から落ちた大きなホコリ、それからフンが無数に。

フンの大半は乾いていましたから、けっこう前からなのでしょう。

とりあえず扉と上側の窓を開け放しました。

体育館に鳥が紛れ込むのは、今までにも何度か経験しています。

そう簡単には出て行ってくれないことはよく承知しています。

鳥は目が悪く、窓が開いているかどうかもよく見えないのでしょう。

 

気にしていても埒が明かないので、美人秘書と二人でモップ掛け。

刺激して攻撃されないよう、それからフンを踏まないように。

間もなく皆さん到着。カラスがいるんですよー、とご報告。

なんやかんやと話していると、二羽が窓から出て行きました。

でも最後の一羽はなかなか出て行かず。

 

天井のカラスは気になるところですが、いかんともしがたく。

見学の人もお待ちしていましたが、なかなかいらっしゃらず。

自分ではどうしようもないことは気にしても仕方がない。

いつもより少し遅れて、稽古開始です。

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澁川一流柔術

 

<棒廻し>

カラスの落とし物を踏まないよう、場所に注意して。

 

<六尺棒表>

いつもどおり向かい合って素振り、二人一組になって棒合。

相手を替えて、クルクルと。

 

体育館の外から、中をのぞき込む人影あり。

声をお掛けすると、やはり見学の方でした。ご友人とお二人。

中に入ってもらって、マットに座ってもらって。

体験ドーデスカーとお聞きすると、今日はマダと。ソデスカ

道具はアルので、気が向いたらドーゾ。

 

<半棒表>

一から六本目、七から十二本目

 

後半の六本も一気に続けて稽古しました。

とくに問題はないようです。

そろそろ、十二本を続けて稽古してみましょうかね。

果たして、集中力が続くかどうか。。。

一本一本はできても、それを続けてできるかどうかはまた別です。

 

<履形>

マットを敷いて、履形の稽古です。

 

○礼式

いつもどおり、最初に稽古。

少し歩くので、礼式だけはマットの外で。

 

もういい加減に覚えただろうと思うとあにはからんや。

なかなかそう簡単には行きません。

目で見て、できそう。うん、でもやるとできない。

説明を聞いて、よしわかった! うん、でもやっぱりできない。

先週の稽古でバッチリ覚えた! うん、でも今週はできない。

そんな感じですかね。。。

繰り返し繰り返し、稽古するしかありません。

体に覚えさせましょう。頭と心と体と

 

○裏投、柔投、返投/呼吸投、投込、腰投

裏に倒すシリーズ

先週のおさらいで、三つまとめて一本ずつ通して稽古。

捕りと受けを交代して。

 

○巻返、捻付、絞り

表に押さえるシリーズ

同じく、一本ずつ通して稽古。捕りと受けを交代して。

こちらの方が難しいみたいですね。

 

裏に倒すシリーズは、同じ原理、同じ動き。

反対の手を当てる場所が違うだけだから、ある意味わかりやすい。

でも表に押さえるシリーズは、その違いが分かりにくいのか。

手の向きのせい?

「分かる」は「分ける」つまり「区別する」ということです。

右向きと左向き。内側と外側。上と下。曲げると伸ばす。。。

見ればわかるのだけれど。。。というところでしょうか。

できない同士で稽古しているから、なおさらなのかもしれません。

 

剣術の打太刀は、上位者が務めます。

柔術の受けも、本来は上位者が務めるべきでしょう。

受けの動きで、捕りの動きを導く。

#やらせの受けを取る、という意味ではもちろんなくて。

相手が不測の動きをしても、きちんと対応して事故のないよう。

それから交代して技を掛けて、正しい動きを教える。

それが型/形というものでしょう。

鋳型の凸凹、捕りと受け、打太刀と仕太刀、遣い方と相手。。。

 

今は、大人と子供のペアで稽古をしてもらっています。

身長が違い過ぎてやりにくいのは承知のうえです。

とくに小さなお子さんは、ぐにゃぐにゃに柔らかくて技を掛け難い。

それでもそれに掛けられるように。

大人同士、子供同士で乱暴な稽古にならないように。

ケガをしないように。

キャッキャと楽しく稽古をしていますが、どれも危険な技です。

肘に体重を掛ければ折れるかもしれません。

床に後頭部を打ち付ければ、大事に至るかもしれません。

いずれ大人同士、子供同士で稽古をしましょう。

でも当面は、大人と子供のペアでお願いします。

 

○掻込

今週のびっくりどっきりメk、ではなくて。

新しい形です。

裏に入って返に取り、くるっと上方に返して反対の手で下から取って。

さらに持ち替えて、下に落とす。首を極めて気合。えいっ

 

相手を後ろに倒すという意味では、裏投シリーズと同じ。

そして、返投の動作が大きいバージョン、という解釈もできます。

ただ、反対の手を添えるのがややこしい。

持ち替えもよくわからない。手の向きはどっちだっけ?

・・・みたいなところでしょうか。

 

動作は決して難しくありません。

必要なのは、頭の体操なのでしょう。

体を動かすのが体操。なのに“頭”の“体操”って、おもしろいですね。

頭の“柔軟”体操です。頭も心も体も、解きほぐしましょう。

 

○懐剣

今回は遣わず。入りの練習で遣おうと思っていたのですが。

・左手左足で、順に留める/返に取る。

・右手右足で、順に留める/返に取る。 

家でも練習できますね。一人ででも、家族に相手をしてもらっても。

サランラップの芯を持って、当たらないようにとか。楽しそうですね。

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大石神影流剣術

 

<構え素振り>

いつもどおり、呼吸に合わせて。肚で動く。

 

最近は、履形のあとに稽古をしています。

皆さん上手に気持ちを切り替えされています。

履形は投げたり倒したり、転がったり起きたり。激しい動きです。

気持ちの切り替えが難しいのではないかと心配していたのですが。

でも、初心のうちからそのように稽古していれば、

素直にそうと受け入れられるのかもしれません。

 

<試合口>

打太刀に立ってもらって、仕太刀を示範。五本通し

二人一組になって稽古。相手を替えてクルクルと。

 

三本目水月

打太刀は、上段に構えて止まって待つ。のではありません。

打ち込もうと上段に振りかぶったところ、小手を制される。

そういう手数です。

仕太刀がぼーっとしていれば、そのまま斬り込む。それが本来でしょう。

 

<陽之表>

今回は稽古せず。

 

体育館の外から、にゃーにゃーと子猫の鳴き声が聞こえていました。

姿を探すが見当たらず。

でもそのうち、扉を入って中に。。。

まだ片手で持てるほどの大きさが二匹でした。

ノラなのか。親猫はどこに行ったのか。

近づくとすぐに逃げてしまいますが、何度も出たり入ったり。

 

それにしても、今週はお客さんがたーくさんですね。

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無双神伝英信流抜刀兵法

 

<大森流>

初発刀から抜打。そろい抜きを二セット。

 

陰陽進退で、左右の足が違ったり。

流刀はワンステップ省いて達人の動きだったり。

勢中刀で大血振るいをしたら、足を踏み替えずに納刀したり。

抜打で大血振るいをしたり。

見ていて、飽きません。おもしろいですね。

もちろん、いずれもありだと思います。

ただ、規定の型はそうではありません。

 

大血振るいは座りから立つときにするのだと言ったところで、

勢中刀の例外があり。

立ったまま/座ったままなら横に開くのだと言ったところで、

勢中刀の例外があり。

納刀しながら膝を着くのだと言ったところで、

勢中刀の例外があり。

あれ、勢中刀ばかり例外?

そういう覚え方もあるかもしれませんね。

 

大森流の体系というものを理解してもらいたいところです。

正座から始まり、だんだん立つのが早くなり。

虎乱刀で立ったままとなり、抜打でまた正座に戻る。

 

稽古とは一より習い十を知り、十よりかえる元のその一 千利休

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8時を少し過ぎて稽古終了。

 

見学にいらした方は、2時間ずっとご覧になっていらっしゃいました。

暑い中、お疲れ様でした。

もしよろしければ、ぜひまたお越しください。

 

それにしても今回は、見学の方に加えて、カラスが三羽、子猫が二匹。

サプライズゲストたくさんの稽古でした。

 

来週は選挙前日のため、稽古なし。

再来週は本部講習会のため、自主稽古です。

 

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