重力波の直接検出に成功したのだとか。
100年前のアインシュタインの最後の宿題。
13億年前に起きたブラックホールの衝突。
胸が躍ります。
でも、BLAME!とかグレッグ・イーガンの読者としては、
ああ、現実はまだここだったな。と逆にがっかりしたりして。
今回検出されたのは重力波であって、重力子ではないし。
重力子放射線射出装置(早口言葉)は夢のまた夢のようです。
土曜は、春のようなうららかな陽気になりました。
でもなんだか、花粉が見えるようでもあり。
午前中は美人秘書の自治会の仕事を手伝って、うっすらと汗をかき。
イベント会場の下見もして。うん、問題なし。
お昼前には家族三人で歯科へ。
半年に一度の定期健診でしたが、幸い三人とも問題なし。
今日は、稽古お休みの連絡はなし。よし。
体育館に到着すると、久しぶりにフルメンバーの姿がありました。
男の子のお母さん、一か月ぶりの稽古です。
長らくお休みしてすみませんでしたとのご挨拶あり。
とんでもありません。
久しぶりですから、ゆっくりと稽古しましょう。
今年も男の子と女の子からチョコをいただきました。
ん、男の子? あは。お約束ですね。ありがとござます。
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澁川一流柔術
棒廻し
皆さん、それぞれご自分で工夫している様子が見受けられます。
とくにアドバイスはせず。黙って見守ります。
ときおり床にごつんとぶつかる音がするのは、工夫している証拠。
失敗を恐れていては、恥ずかしがっていては、成長はありません。
どんどん失敗してほしいと思います。そして工夫、研究を。
少し早めに切り上げて、六尺棒表の稽古。
六尺棒表
全員で向かい合って素振り。一から五本目。
男の子のお母さんは、年明けに二本目までは稽古しました。
とりあえず真似をしてくださいとだけ言って、一気に五本目まで。
器用に真似をされていました。
棒の角度とか、間とか。よく見て採っていらっしゃいますね。
さすが、センスでしょうか。
二人一組で通し。
支部長は男の子のお母さんと組んで、ゆっくり稽古しました。
最後に突く場所が、五本とも違います。これはおいおい覚えてください。
表の場合は、何本目でどこを突こうがどうでもよいような気もします。
裏の場合は、そういうわけにはいかないかと思いますが。
それは稽古をすればわかることでしょう。
子供ーズとお父さんズには、合間にちょろちょろとアドバイス。
半棒表
例によって全員で向かい合って素振り。一から十二本目まで通し。
二人一組で通し。
男の子のお母さんと組んで、ゆっくり通し。
十二本。順番を覚えるのも大変ですね。
三本×4セットで覚えると良いかもしれません。
苦手なところは何回か繰り返してもらいました。
子供ーズとお父さんズには、合間にちょろち(以下略
履形 礼式
子供同士、大人同士で稽古。年明けから稽古しています。
回数を重ねてきて、だんだん深く繊細な稽古になっているかどうか。
逆にただ慣れてしまって、雑な稽古になったりしていないか。
成れる、慣れる、馴れる、熟れる、狎れる。
なれ合いの稽古は良くないですね。どんどん下手になってしまいます。
稽古は楽しく、でも真剣に。
間合いはとても大事です。離れていては、技は掛かりません。
もちろん、近すぎてダメな場合もあります。
柔術に限らず。剣術に限らず。武道に限らず。
支点、力点、作用点はどこですか?なんて聞かれて。
すぐには答えられませんでした。文系なもので、スミマセン。。。
帰宅してからもずっと考えていました。で多分、
支 点:受けの右手首と捕りの左手
力 点:受けの右肘と捕りの右手
作用点:受けの体全体
ではないでしょうか。あえて言うならですが。
受けの体全体が作用点ってなんだか変な感じですね。
でも、そうとしか考えられない。
あえて点で絞るなら、受けの右肩にでもなるのでしょうか。
でもなんか違う感じ。
それにそもそも、支点と言いながら動くし。
力点と言いながら、力を加えるのはその一点ではないし。
もちろん、物理学的な定義は定義で正しくできるのでしょう。
でも、固定したものではなく全体が動きながらの系になるかと思います。
そして、支点-力点-作用点になるので、「第3種てこ」なのだとか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/てこ
https://ja.wikipedia.org/wiki/てこ#第3種てこ
一般にイメージするてこは、第1種でしょうか。
小さな力で大きな力。でもその分、たくさん動かさないといけない。
第3種は逆に、加えた力が小さくなり、小さな運動が大きくなる。
あー、なるほどー。。。という感じですね。礼式は、まさしくそうかも。
物理学は、数式さえなければおもしろいのですけれどもね。
こんなことを言うと、理系の人にはおこられそうですが。。。
でも人間の体を石や木と同じに考えると、柔術は難しいかもしれません。
摩擦と空気抵抗はないものとする。
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大石神影流剣術
構え素振り
呼吸に合わせて。天まで伸び伸びと。大地にどっしりと。
手先足先だけではなく。体の中心からの動きです。
陽之表
一から八本目まで仕太刀を示範して、二人一組で通し稽古。
男の子のお母さんと組んで、仕太刀だけ稽古してもらいます。
繰り返し繰り返し。良い稽古です。
子供ーズとお父さんズ。
基本的にお任せ稽古。ときおり注意して。疑問があればお答えして。
ただ言われたことを繰り返すだけではなく。
言われて真似をするだけではなく。
もうできているつもりでも、いざ自分でやってみると、あれ?
そこで疑問に感じたことを、工夫研究する。再確認する。
大事な稽古です。
練習。練も習も、繰り返すという意味。
稽古。いにしえをかんがえる、という意味。
https://ja.wikipedia.org/wiki/稽古
よく考えて稽古しましょう。
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無双神伝英信流抜刀兵法
大森流
初発刀から逆刀までそろい抜き。
今回も一本ずつで終わり。
繰り返すのも大事な稽古です。
でも、たった一回にどのくらい集中できるか。真剣。
木刀なら当たっても、こぶができるくらいでしょうか。
でも真剣ならどうなるか。二度目はありません。
それが、真剣ということかと思います。
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今回も、定刻を少し過ぎて稽古終了。
男の子のお母さん、一か月ぶりの稽古で心配していました。
ですが、どうやら杞憂だったようです。きちんとついてきていました。
お聞きすると、自宅でこそ練もしているそうな。
公言してしまっては、こっそりでもなんでもないですけれどもね。あは。
それに稽古のメモも作成しているとか。大事なことです。
文章化して、頭の中を整理する。思い出すことで、記憶を整理する。
学習には重要なことかと思います。
中には、文章は苦手なんです。とか、武道は理屈ではなくて実践だ!
みたいなことをおっしゃる方もいらっしゃいます。
でもそういう方は、まあそういう技量ですよね。とか思います。
もちろん、単なる個人的な観察結果でしかありませんが。長年の
それに逆に、文章だけは達者だけれど実際の技量は。。。
という方も多くいらしゃいますしね。←ん、誰のことだ?
女の子のお父さん。
ニューマイ居合刀の鞘に傷を付けてしまわれました。
自宅でジーンズで稽古して、金具が当たってしまったようです。
あー、はい。私の真剣の鞘もそうなりましたよー。
蛭巻でお気に入りだったのですが。。。
気付いたときにはすでに遅く。かなりのダメージでした。
幸い、帯刀してしまえばまったく見えはしないのですけれどもね。
まさか、ジーンズでこそ練していらっしゃるとは思わず。
お聞きしていれば、ご注意できたのですが。うかつでした。
すみません。
でもまあこうやって実際にいろいろと体験して、勉強するのでしょう。
それも稽古の楽しみの一つと考えられれば良いかな、なんて思います。
来週も通常通りの稽古です。
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