新しい居合刀と古い居合刀と

今週末も雪の予報でしたが、今回もけっきょく降りませんでした。

前回の雪は、日陰にはまだ少しだけ残り。

 

大石神影流の鞘木刀だけを持って家を出ます。

少し遅れて体育館に到着。

モップ掛けは終わって、皆さん棒廻しをしているところでした。

男の子は風邪で、お母さんはその看病でお二人ともお休み。

女の子も調子が良くないとのことで、マスクをしての稽古です。

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澁川一流柔術

 

棒廻し

三人ともお上手です。繰り返しの積み重ねの成果でしょう。

 

棒の中心を持って、体の前で床に立ててもらいます。

手は、思っているよりもかなり低い位置になるかと思います。

これより高い位置で廻せば、床には当たらない。

これより低い位置で廻すと、床に当たる。

でも逆に、そんなに低い位置で廻せるか。

そんなことを確認してもらってから、低めで廻してもらいます。

いつもと違う感じで廻したせいか、ときおり床にゴツンと。

廻す位置が低いからではなくて、中心がずれたせいでしょう。

片方が短く、片方が長くなって床にぶつかる。

中心がきちんととれていれば、棒の両端の重さはプラマイゼロ。

移動もスムーズになって、必要な力も小さく。動きも滑らかに。

足幅を広く、腰を落として、中心をキープして廻す。

効率的、合理的な動きを求めましょう。正確性がポイントです。

 

六尺棒表

一から三本目 通し稽古

前に立って、皆で一緒に動きます。単独動作。素振り

二人一組になってもらって、相対動作。打ち合い。棒合

 

四本目 いせん

一から三本目は、二か所ずつ違う動き。

四本目は、さらにもう一か所。少し毛色が違う感じです。

なんだかおもしろい。個人的には、二本目がこれでも良いような。

まあ、基本の素振りということなのでしょう。

皆で一緒に何回か繰り返し。二人一組で打ち合い。

 

一から四本目 通し稽古

二人一組で稽古。相手を替えてグルグルと。

 

お休みのお母さんの六尺棒をお借りしました。

長さは六尺。でも太さは八分。細くて軽いです。

男の子のお父さんは一寸、女の子のお父さんは九分。

棒の重さが違うと、打ち合いでは不利な感じです。

でも負けまいと力を加えてしまうと、おかしな動きに。

威を乗せても、棒自体がなんだか頼りなくて。

女の子は、長さの都合で半棒で稽古。

太さは同じですが、長さが違います。

本来は、同じ長さ同じ重さの棒で打ち合うべきでしょう。

でも相手の身長や体格も違うものです。

いろいろな組み合わせで稽古するのも楽しいものです。

同じ条件で競い合う。なんだかそれではスポーツです。

 

半棒表

全員で半棒を持って、皆で一緒に動きます。単独動作。素振り

私は家ではいつも、そんな稽古です。一人なので打太刀なし。

動作の単純な反復練習でもあり、打太刀を想定してでもあり。

もう一通り覚えましたから、一人でも稽古ができるはずです。

一から十二本目を通して稽古しました。

 

打太刀で元に立って、掛かり稽古方式。一から十二本目を通しで。

前半の六本、次の三本、最後の三本。ときおり形名を言って。

なんとか通せました。

でも単独動作で稽古したことも、相手が付くとどうも。

つい、目の前の相手にとらわれてしまうのですね。

単独動作で動きを精査して、相対稽古で確認する。

そんな稽古が良いのではないかと思います。

 

履形 礼式

体育館が冷え切る前に稽古することに。澁川一流柔術ですしね。

剣や棒は、体育館の前半分で稽古。礼式は後ろ半分で稽古。

よくある格技場は、半分が畳で柔道用、半分が板の間で剣道用。

無意識にそんな感じなのかもしれません。

鎖鎌も後ろ半分で稽古していました。

 

二人一組で、相手を替えて稽古。

三者三様ですね。組んだ感じでは、女の子が一番上手でした。

腕力を使わず、無理せず、自然な動き。大人も見習う必要があります。

腕力で相手をえいっと押して、相手が勢いよく押された。

そんなことで喜んでいるようではいけない。

(もちろん、横浜支部にはそんな人はいませんが。)

受けの稽古も大事です。押されて、そうしろと言われたから歩く。

そうではなくて。

軽い力を感じて、きちんとそれに反応する。それが大事です。

もっと強く! もっと速く! そうではない。

繊細な稽古を心掛けましょう。

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大石神影流剣術

 

女の子はちょっとつらそう。剣術は見学することに。

マットの上で、皆から借りた上着を羽織ってモコモコに。

お父さんズ二人との稽古。大人だけが相手です。

 

構え素振り

呼吸に合わせて。そけい部の弛みを意識して。

剣が上がるということは、体が沈むということ。

必ず、作用と反作用がある。

剣に引っ張られるようではいけない。中心はいつも自分。

 

陽之表

よう剣から無意剣までを通して稽古。

最初に仕太刀を示範して、打太刀で元に立って掛かり稽古方式で。

次いで、二人一組になってもらって、打太刀と仕太刀を交代で。

無意剣はまだまだですね。稽古を積み重ねましょう。

でももう、お父さんズのペアでも演武はできるかもしれません。

楽しみです。

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無双神伝英信流抜刀兵法

 

女の子、ガバッと起き出して稽古に参加すると。やる気まんまんです。

 

女の子のお父さんは、おニューのマイ居合刀。

年末に注文して、もう届いたそうな。早くて良かったですね。

刃長は二尺七寸と少し短め。普通の基準だと長すぎですけれどもね。あは

最初に買った居合刀をずっと遣えるとは限りません。

稽古が進み、技量が上がればまた違うものが必要になるかもしれません。

まずは一振り。というところでしょうか。

オシャレでダンディなお父さんらしい、とっても素敵な拵えでした。

今までお貸ししていた居合刀は、二尺六寸。

少し長くなりましたから、慣れるまではいつも以上に丁寧に。

 

私は、お貸ししていた二尺六寸を返してもらってそれで稽古することに。

昔、長年遣っていましたが、最近はめっきりです。

かなり短くて軽く感じます。

 

大森流

初発刀から逆刀まで通し抜き。逆刀を繰り返し。

 

逆刀、とても難しいですね。

貫汪館の無双神伝英信流抜刀兵法の大森流の逆刀はとくに。

私は、英信流表、奥、太刀打、詰合まで稽古してやっと理解できました。

これは、流刀も同じです。

大森流は初心者用。決して、そんなことはないと思います。

とても難しくて、奥が深い。シンプルで味がある。

稽古する価値があります。とてもおもしろい。

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定刻を少し過ぎて稽古終了。いつもスミマセン。

 

帰宅して、お風呂に入って、食事して。

あー、しあわせ。。。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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