瑞穂舞 H28.2.4(木)

今年も瑞穂舞の公演を観覧に行って参りました。

瑞穂舞 公式サイト

大石神影流剣術の第七代宗家が出演されるためです。

昨年は金曜でしたので、館長とご友人と美人秘書と観覧。

横浜支部稽古日記:瑞穂舞 H27.2.6(金)夜

今年は木曜のため、残念ながら一人で観覧です。

本当なら、美人秘書と子供も連れてと考えていたのですが。。。

幸い仕事は定時で上がれて、電車を乗り継いで渋谷へ。

昔はさんざん慣れ親しんだはずの駅前は、なんだか別風景。

街路樹にはネオンが光り輝き。

ビルの壁面にはいくつもの巨大スクリーンが大音量で鳴り響き。

画面は行くたびに増えているような。。。

バイオハザードというよりも、まるでブレードランナー。

 

去年は初めてでしたし館長も一緒でしたので、念入りに下調べ。

でも今年は二回目だし一人だし。何も調べはせず。

あれ、どっちだったっけ? 適当に歩きます。

そうそう、こっちこっち。

南側バスターミナルは、例によって工事中。

そして東急プラザ渋谷は、跡形もなし。

2015年3月22日に閉館、49年の歴史に幕を閉じたそうな。

去年、瑞穂舞を観覧した直後のことですね。

諸行無常。。。

 

10分ほど歩いて、無事に渋谷区文化総合センター大和田へ到着。

行列待ちのエレベーターを横目に、エスカレーターの方へ。

私がそうすると、それを見た他の人もあとについてきて。

僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る(高村光太郎「道程」)

なんて。

4Fさくらホールへ到着すると、ちょうど開館したところでした。

ぞろぞろと中へ入ります。席は前から三列目のど真ん中。

大石宗家が昨年同様、とても良い席を用意してくださいました。

ありがたいことです。

 

間もなく開演。2時間の演目はあっという間でした。

瑞穂先生の動きは相変わらず人間離れしていて。

大石宗家の舞も素晴らしかったです。

昨年、貫汪館20周年記念 京都奉納演武でご一緒させていただいた方々の姿も見えました。

 

途中の休憩時間に、隣の席の方に話し掛けられ。

大石宗家の昔からのご友人の方々でした。

事前に、宗家からご紹介をいただいていたようです。

武道に興味があるとのことで、横浜支部の話も少し。

そして、大石宗家の昔話も楽しく聞かせていただきました。

武道と共通する部分もあるのですか?とのご質問。

ええ。そりゃあ、もう。

 

瑞穂舞は舞踏。女性的な動き。衣装は白白。天

貫汪館は武道。男性的な動き。道着は黒黒。地

一見、正反対の両者。

でも、身体を操作するという点では、まったく同じことです。

ただ、どの方面を強調特化するか。それだけの差かと思います。

一人とか、二人とか。相手を倒すかどうかとか。

どちらも関係なし。どちらも同じことです。

それに下手に相手を倒すことにとらわれていない分、舞踏の方が?

もちろん、私は舞えませんし、舞では人は倒せませんね。

でも、そういう話ではなく。

演武と演舞と。昔からあるトピックの一つです。

いずれにしろ、あの繊細さは見習わねばと思っています。

 

終演と同時に席を立って、出待ち。

間もなくいらした大石宗家と皆さまにご挨拶。

ぎゅうぎゅう詰めの田園都市線に乗って、10時過ぎに帰宅しました。

来年もまた観覧できればと思っています。

 

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