上手になる稽古/下手になる稽古

いつもの時間に家を出ると、外はかなり暗く。

稽古着の下にTシャツ、袴の下にズボン下を履きましたが少し肌寒い感じ。

夏から一気に秋になったようです。

そろそろ稽古着を冬用に替えた方が良さそうですね。

大きめサイズで袖が長く、生地も少し厚めです。

 

体育館にはカジタさんオオイシさん。

窓は開けておらず、扇風機もなし。

 

稽古前に学校開放団体の会長さんがお越しに。

校門の南京錠を購入したのでその清算です。

会計を担当しているのでたまにお仕事。

 

稽古前に、熱田神宮のリハーサルを少し。

オオイシさん、アナウンサー役を任されており、原稿も作成していただきましたので内容を確認。

入退場、礼法、演武と合わせて読み上げてもらいました。やはり実際にやってみないとわからないことも多いですね。

新田神社の立身流の先生のアナウンスが大変勉強になりました。

前日の大阪講習会でまた合わせてみましょう。

 

さて、稽古開始。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

斬撃

 自己をなくすこと。エゴをなくすこと。我をなくすこと。

 たかが斬撃で、なんておおげさな?

 そんなことはないですね。斬撃は居合の基礎基本。

 斬撃を素直に稽古できずして、形の稽古ができるわけもなし。

 流派に身を委ねましょう。

 

大森流

 初発刀から抜打まで。一緒に稽古をしました。

 とくに目新しいことはなし。いつもどおりです。

 我を捨てて、自然に動きましょう。

 

英信流表

 横雲から抜打まで。

 オオイシさん、浮雲までお伝えずみ。

 今回は山下風から瀧落まで一気に稽古。

 普段から何度も見ているはずです。

 英信流と言って、大森流と変わることはなし。

 同じ流派の動きです。

 多少複雑な動きもありますが、剣術も稽古し、柔術も稽古しています。

 なにも難しいことはないでしょう。

 手順はおいおい覚えてください。

 

太刀打

 カジタさん打太刀で、熱田神宮の稽古。

 合い間に一回だけ通しました。

 

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<大石神影流剣術>

 

天狗抄

 打太刀と仕太刀

 

棒合

 打太刀と棒

 

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<澁川一流柔術>

 

四留

 カジタさん受けで、熱田神宮の稽古。

 一回だけ通し。

 

礼式から四人捕

 カジタさん、オオイシさん。捕と受を交互に。

 まだまだですね。稽古をしましょう。

 とにかく下に下に。下から入ること。

 後ろに下がるのではなく、体を開くこと。

 自分で動くのではなく、相手の動きを利用すること。

 頭や胸で動くのではなく、肚で動くこと。

 手順を考えている間は無理なことでしょう。

 

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定刻通り稽古終了。

さすがに動くと少し汗ばみました。

蚊がまだいて刺されたのには驚きです。

 

講習会などで館長にお相手をいただくと、

まるで自分が上手になったような錯覚を覚えます。

大阪支部長も同じことをおっしゃられていました。

 

館長の動きをじっと拝見していても同じ。

ところが別の人を相手にして動くと、あれ?という感じになる。

これは上手な人の動きを自分の動きと混同するのも原因のひとつ。

それから、館長が組んだ相手を引き上げてくださるというのが一番大きな原因かなと思っています。

 

館長以外の方と組むと、相手に引き上げてもらえないから結果的に自分が低くなる。

でも実際には低くなったわけではなく、それが本来の実力で。

相手に影響を受けて、下手になるようでは困りますよね。

 

いつも引き上げていただく稽古ができれば幸せなことですが、なかなかそう贅沢ばかりは言っていられません。

なんとか自分で稽古をできるようにならねば。

 

自分自身も、相手に引きずられることなく、

逆に相手を引き上げられるような稽古ができないといけないなとあらためて感じました。今さらですが。

 

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来週は熱田神宮の前日のため、大阪講習会です。

体育館は運動会で利用できないため、自主稽古もなし。

 

再来週は選挙のため、稽古なし。

自主稽古もなし。

 

再々来週は明治神宮の前日のため、

横浜講習会の予定です。