9月18日(水)東京都心では猛暑日となり、統計開始以来、最も遅い記録となりました。82年ぶりの記録更新だそうです。
地球の年齢からすればわずかな年数でしょうが、たかだか50年や100年が寿命の人間からすれば、なかなかの年数ですね。
そして翌19日、八王子ではずいぶんと大きな雹が降ったようです。当たったらタダでは済まなそうな大きさでした。
9月二回目の三連休初日、横浜支部では相変わらずいつも通りの稽古です。
体育館にはカジタさん、オオイシさん。
上の窓を開けて、扇風機は出さず。
土曜も猛暑日の予想もありましたが、幸いそれほどではありませんでした。
さて、稽古開始。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
歩法
カジタさん、先週指摘した問題点、自分なりに研究したようで。横浜支部長も考えてきましたので、答え合わせ。重心の位置の問題ということで一致を見ました。善哉
オオイシさん、質問があるとのことでしたが、相変わらずトンチンカンでしたね。
教えていることを何も聞いておらず、一度も言ったことがないことを突然に言い出す。
真摯な顔をしてどんな質問かと思いきや、ガッカリとしか言えない。
いつも話していることの十分の一も伝わっていないのだなと、残念でなりません。
一応、原因や対処法などお伝え。どこかで見たり聞いたりしたような教えや価値観が頭の中にある限りは、貫汪館での上達は難しいことと思います。我や思い込みは捨てなければなりません。素直さが必要です。表面上の話ではなく。
斬撃
斬撃の稽古と思わず、歩法の稽古と思うように。それに刀の上下が加わるだけ。刀に気持ちを取られないように。
大森流
一本ずつ交代で稽古。
横浜支部長はなかなか良い初発刀が抜けたかなと思いました。ただまあ自分が良いと思ったときはたいてい良くないものなので、油断しないようにします。
英信流表
横雲、虎一足、稲妻を稽古。
大森流と変わることはありません。
同じように抜きましょう。
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<大石神影流剣術>
陽之裏
打太刀と仕太刀
天狗抄
打太刀と仕太刀
棒合
打太刀と棒
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<澁川一流柔術>
四留
礼式から四人捕まで
カジタさん
相変わらず頭で考えている感じですね。体が遣えていない。
オオイシさん
できない形はまったくできないけれど、できる形はとてもお上手で。うらやましいくらいです。
ご本人には何が良くて何が悪いのかもわかっていない。まったくの無自覚。それがうらやましい。
シンプルな形は得意ですね。手先を細かく動かすのは苦手でいらっしゃるようです。
豪快さと繊細さを兼ね備えると良いですね。稽古をしましょう。
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定刻を少し過ぎて稽古終了。
途中、花火の音が聞こえていました。どこかで花火大会だったのでしょうか。音だけで風情を楽しみました。
教えない教えというものがあります。
一般的に初心者には手取り足取り事細かに優しく教え、上級者になるにつれてあまり教えなくなります。
ただ、それだけではなくて。
初級者、中級者、上級者それぞれにありえます。
初心者にあまり細かく教えても混乱するだけ。だから、あえて黙っている。
中級者は、わかってはいるが上手くできないだけ。だから黙って稽古を見守る。
上級者は自分で稽古ができないといけない。だから黙っている。
などなど。
自分で気付くのを待つこともあるし、暖かく見守ることもあるし、言っても無駄だから諦めて放置している場合もある。
毎週々々言っているのにいつまでも覚えないな、
先週はできたのにもう忘れているな、
いくら言っても聞いていないな、
と呆れているだけかもしれません。
稽古が進めば進むほど、要求はより高くより厳格になり、際限はありません。これで良いということはない。
毎回々々同じことしか言われないのは、単に進歩がないということでしょう。
そして毎回々々同じことを言っていると、右から左に聞き流すだけになり良くない。だから言わなくなる。でもできたわけではない。
果たして自分はキチンと稽古ができているのか。よくよく考える必要があります。
毎回同じことを言われて、ハイと返事をして、また同じことを繰り返す。
よく考え直す必要があるでしょう。
夜はすっかり冷え込んで涼しくなり、窓を閉めて就寝しました。来週は暑さも落ち着くと良いですね。
来週は横浜講習会です。
館長がお越しになります。時間と場所が異なりますのでご注意ください。