天狗抄(再)/枠型、引違

日中は相変わらず暑い日が続きますが、熱帯夜は一気に減って涼しい夜が続きます。

それでも雨が降ると湿度がすごく。土曜も雨が降ったりやんだり。

体育館は扉を開放しても湿気がむわっとこもり。

引き続き熱中症には気を付けましょう。

 

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

姿勢

 すべての基本になるのは姿勢ですね。

 猫背にならず。巻き肩にならず。胸を開いて、背筋を落としましょう。

 肩や肩甲骨が背中に沿って垂直に落ちて行く感じ。

 肩が浮かず、肘に重さを感じる。

 胸が空虚になった分、肚が充ちて、自然にそけい部が弛む感じ。

 膝を曲げるのではなく、自然に腰が落ちる。

 

 刀を構えても、腕や肩が前に出ず。

 同じ姿勢で、肘は常に下を向く。

 歩いても、振りかぶっても、振り下ろしても同じ。

 水平に抜き付けても同じ。

 

 肩は存在せず、脇から肘が生えている感じ。

 袴さばきが良い稽古になりますね。

 

斬撃

 先の姿勢を崩さぬように。

 腕先で刀を振らないこと。

 

初発刀

 正座から半身へ。

 右足を踏み出すのではなく、左半身を引く感覚で。

 肘は沈んだまま。肩は遊離しない。

 肚を中心に動くこと。

 

横雲、稲妻、虎一足

 半身のまま、進み、開き、退く。

 肘は重いまま。

 開いても、納刀しても同じ。

 

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<大石神影流剣術>

 

天狗抄

 オオイシさんに打太刀に立ってもらって、仕太刀を示範。

 構えを指定して、あとは打つか突くかだけ指示。

 仕太刀はそれに応じる。

 それで手数が成立すれば成功。しなければ失敗。

 そう考えています。

 他の手数と違い、打太刀は複雑な動きをしません。

 

 前回、横浜で稽古した際にお二人はとても苦労をされて。

 大阪でも、門人お二人が同じように苦労されているのを拝見しました。

 なるほどなあ、という感じです。誰でも同じなのですね。

 天狗抄は良い稽古になるということかと思います。

 いま自分に欠けているものを教えてくれます。

 稽古をしましょう。

 

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<澁川一流柔術>

 

半棒表

 十二本ひととおり稽古。

 カジタさん、半棒は久しぶりですが上手になられていました。

 他の稽古が活きていますね。善哉

 オオイシさん、苦労しながらもひととおりできました。

 がんばりました。でも、頭で考えないようにしましょう。

 

半棒裏

 立会だけ稽古。

 カジタさん、突きがまっすぐで素晴らしかったです。

 これも他の稽古の成果ですね。

 オオイシさん、やはり苦労されて。

 頭で考えないようにしましょう。

 素直に見て取って、見た通りに動けば良い。

 それほど複雑な動きではありません。

 

枠型

 相手が両手でこちらの右手を掴んで引くのを制する形

 

 機に乗じて、当てたり、技に入ったりしましょう。

 待っていたり考えていては間に合いません。

 でも、早くてもいけない。

 相手と同時に動くこと。頭で考えてはいけない。

 全身をセンサーにして、無心で動きましょう。

 感じよう!とすら思わないこと。身体に任せること。

 

 一通り何回か繰り返しました。

 形そのものは、いまさら説明することもありません。

 

引違

 四つに組み、押してくるのを制する形

 

 さてさて、ようやくここまで来ました。

 横浜支部長お気に入りの形のグループのひとつです。

 まるで相撲か甲冑組討のようですね。ザ・古武道!という感じ。

 形数は5本のみ。いまさら説明することもなし。

 ただ、タイミングの問題でしょうか。

 頭で考えていてはできませんね。

 繰り返し稽古しました。

 

少し早めに終わったので、形目録の先の方をつらつらと眺めて少しお話。

まだまだ先は長いですね。

柔術の素手のパートすら終わっていません。

多くは基本的な動きは変わらず、想定が変わるだけ。

とは言え。

棒や小道具を含めて、知っているかどうかとできるかどうかはまた別です。

稽古を続けましょう。

 

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定刻通り稽古を終えて、体育館をあとに。

予想通り雨が降っていましたが、めんどくさがりな横浜支部長それは承知で傘は持たず。小走りで帰宅しました。

 

来週は横浜講習会です。館長がお越しくださいます。

楽しみですね。ふふ