打込

6月も第2週になりました。

南の方では例年より遅い梅雨入りをしたようですが、関東はまだ先のようです。

ゲリラ豪雨/雷雨は頻繁にあり、日本の四季はどこへやらという感じですね。

 

自販機でポカリスエットを買って、体育館へ。

扉を開け放しても、ムッとした熱気は籠もっていてなかなか解放されず。

決して快適とは言い難い環境です。

そんな中、いつもどおりの稽古です。

 

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

斬撃

 軽くて短い木刀でも、長くて重い居合刀でも同じように振りましょう。

 重いからと力むのではなく。

 手先で振るのではなく、全身で動くこと。

 

初発刀

 久しぶりです。

 居合で最初にならう形ですが、難しい動作の集大成ですね。

 前後左右上下、天地人、陰陽の転換。

 あわてず静かに動きましょう。

 前のめりにならないように。中心をしっかりと。

 

英信流表 横雲虎一足稲妻

 初発刀よりも簡単ですね。

 緊張しないこと。集中しないこと。楽に動く。

 

 横雲と決めて動かないこと。

 状況によって、虎一足にも稲妻にもいつでも自由に変化ができるよう。

 決められた形を見事に演じることを目的としないように。

 

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<大石神影流剣術>

 

三学円之太刀

 前後左右上下の組み合わせ。

 中段から上段になる。上段から中段になる。

 附けへの変化。

 手先ではなく肚で動くこと。

 とくにめあたらしいことはありません。

 いつもと同じことです。

 

剣術を稽古しようとするのではなく。

居合の延長で剣術を稽古する。

柔術と同じように動く。

そういった意識が大事かと思います。

 

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<澁川一流柔術>

 

打込

 負投から地捕まで一気に稽古。

 

 履形、吉掛、込入まではお互いに素手と素手でした。

 打込に至ってようやく相手は武器を持つ。

 でも江戸時代では素手と素手の方が特殊な状況と言えるでしょう。

 刀、脇差、短刀、懐剣などなど。手元に武器があるのが普通。

 最低でも相手は刃物を抜いて向かってくる。

 逆にこちらも棒くらいはあるかもしれない。

 素手と素手の形は、ある意味では稽古用の形と言えるかもしれません。

 

 込入は両手で胸元を押さえられるという自由度が低い状態での稽古でした。

 打込は相手の手が自由な状態です。ある意味では履形、吉掛に戻るようですね。

 

 履形は下段から中段、吉掛は上段。

 履形は下から振り上げ、吉掛はまっすぐ押し込む。

 打込は上から下に振り下ろす。

 そういった違いもありますね。

 

 いずれにしろ、履形、吉掛、込入と同じように動きましょう。

 同じように動けないのだとしたら、履形、吉掛、込入の動きが正しくないということ。

 すべて同じように動けるように。

 

 その中で、相手が持つ懐剣に注意を。

 懐剣の奪い方も学びましょう。

 スキのない受け渡し方も大事ですね。

 

 相手が懐剣を持っているから上級者用の形ということではなく。

 履形、吉掛、込入、打込くらいまでが基本の形かなあ、と個人的には思っています。

 もちろん、現実で刃物を持って暴れている相手に実際に対処できるかどうかとはまた別の話です。

 

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定刻を少し過ぎて稽古終了。

体育館を出て、少し涼しくなった風に当たりながら残っていたポカリを一気に飲み干しました。

 

来週土曜も通常通りの稽古予定です。

その翌日、日曜の午前は館長がお越しくださる予定です。

楽しみですね。