稽古納め

広島の本部道場に1週間遅れて、今週が横浜支部の稽古納めです。

 

カジタさん、オオイシさん、アキモトさん。

三人と稽古。

三は横浜支部長お気に入りの数字のひとつです。

 

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

初発刀

 定寸の鞘木刀で、初発刀を稽古していただきました。

 

鞘木刀に比べて、居合刀は1ケタ高価で、真剣はさらに1ケタ高価。

でも値段がその物の価値と比例するとは限りません。

横浜支部長の鞘木刀は、長年稽古に遣ってきた大事な道具のひとつ。

館長のお供で日本全国を北に南に飛び回り、演武のお相手を務めるときに遣ってきた思い入れのある一品です。

投げたり跨いだりなど当然しません。

鞘木刀も居合刀も真剣と同じように大事に取り扱っています。

 

貫汪館では、一般と比べて長くて重い刀で稽古をします。

それを制約ととらえるか、補助ととらえるか。

 長いから抜きにくい/長いから正しい動きを教えてくれる

 重いから振りにくい/重いから振りやすい

理法を無視して好き勝手に抜き納めしたり、

力任せに振り回していては稽古になりません。

長くて重い刀をいかに遣うか。大事な稽古です。

 

逆に、短くて軽い刀も良い稽古になる。

普段、長くて重い刀をいかに遣っているか。

好き勝手に抜き納めしていないか、力任せに振り回していないか。

それが如実に顕れます。

 短くて軽いから扱いやすい。

そうではなくて。

短くて軽いから、より繊細に扱わなければならない。

そういう稽古をしましょう。

ほんの少しの乱れが、とても大きな乱れとなって顕れます。

それを見落とすことのないように。

大事な稽古です。

 

抜いて、斬って、血振るいして、納める。

居合の基本動作です。

立って、座って、踏み替えて、進んで下がる。

基本の体さばきです。

 

<大石神影流剣術>

構え素振り

 初級者、中級者、上級者の三人です。

 やることに変わりはありません。

 ただし、求められる水準は異なります。

  初級者は初級者の稽古

  中級者は中級者の稽古

  上級者は上級者の稽古

 それぞれの稽古です。

 

試合口

 打太刀で元に立って、仕太刀を稽古していただきました。

 初級者、中級者、上級者それぞれです。

 上を見て習いましょう。

 下を見て習いましょう。

 誰もが稽古です。

 

<澁川一流柔術>

履形

 礼式、負投、裏投、巻返、柔投、返投、捻付

 

新しい方がいらっしゃって、また一から稽古をし直し。

上級者だからと、できているわけではなし。

履形のこの最初の数本、基本の動きですね。

とても良い稽古ができます。

 

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いつもより少し遅めに稽古終了。

自販機でおしるこを買って、ほっと一息。

帰宅して、お風呂に入り。

昨日に続いてゆず湯で温まりました。

 

来週、再来週は稽古なし。

横浜支部の稽古初めは1/13土です。

 

皆さま、良いお年をお迎えください。