令和5年7月8日(土)、大阪講習会が開催。
横浜支部からはオオイシさんが参加されました。
以下、オオイシさんの稽古日記です。
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深夜高速バスを利用しての参加になります。
居合刀を預ける事が出来るバスは限られるので、事前に確認して予約をしました。
バスでは熟睡は出来ないのですが、目をつぶっているだけでもそれなりに翌日は動けます。
23時50分新横浜駅発、7時10分梅田着、8時50分頃に到着。
朝9時より稽古開始でしたが、館長、並びに大阪支部、名古屋支部の皆様は先に到着して準備をされていました。次回参加時は早く到着してお手伝い出来るようにします。
午前中は大石神影流から。四万十で演武する手数を学びました。
十文字、夜闇、丸橋、清風、綾ノ調子、有明、猛虎、圓月、強弱。
※大阪支部長 稽古日誌を参照させていただきました。
十文字、夜闇以外は初めて稽古するもので、打太刀をしていただいた大阪支部長に教えていただきつつ、稽古をしました。技量不足で教えていただく事ばかりとなり、失礼いたしました。
合わせて館長からもご指摘いただき、手先ばかり、形ばかりになっていることを思い知ることとなりました。
心の在り方が重要で、それが出来ていないから体も伴わない。
そのような意識は無いつもりでも、結果として表に出てしまう。
根が深く、稽古だけでなく日々の生活においても心掛けないと直らない。
間違った事を練習しても上達はしないとご教授いただいたので、改めて立ち返り全てを正したいと思います。
大石神影流は剣術のイメージが強かったのですが、講習会では六尺棒、薙刀、鑓も学びました。
得物は長くなるのですが、基本は同じで手先で形を追うのではなく、体を使う事、鑓の張受の時も試合口が重要であるとお教えいただきました。
薙刀、鑓は普通は触れる事も出来ないものですが、館長自ら人数分の道具を搬送していただいており、貴重な体験をさせていただける事に感謝の念しかありません。
午後の講習は柔術で以下の内容を学びました。
春日大社奉納演武より
履形 礼式、浪人捕、潜返
吉掛 絞り、平押
込入 肘捕
四留 開捕、伏捕
打込 捕込、襟捕
三尺棒 当り返、芸州、上投〆
残りの時間で
四留 三人捕、四人捕
拳匪 礼式、巻返、十文字、返投、返捕、柔捕
居合(抜刀術)
未習の技が多く、試行錯誤しながら技を学びました。
今回は名古屋支部の方と組になりましたが、受捕技量不足でご迷惑をおかけしました。
柔術でも形を追わず、手先だけにならないように稽古が必要と実感しました。
全体を通して多くの学びを得ることが出来、講習会に参加できて本当に良かったと思いました。
雰囲気は明るく、笑顔を見せながら積極的に技を学ぶ皆様を見て、緊張して張り詰めた表情で体もこわばらせる自分としては、学ぶところが多くあると実感しました。
今回の講習会では至らぬ事が多く大変申し訳なかったのですが、館長、並びに大阪支部の皆様、名古屋支部の皆様には大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。