太刀打と陽之表/吉掛

体育館にはカジタさん、ヒカルくん、オオイシさん。

コバヤシさん、いつもより少し遅く到着。

市営地下鉄が横浜で一時停車したとか。めずらしい。

それでも遅れずに到着できるのはいつも早めにお越しだからですね。

サトシさん今週も卒論でお休み。

 

さて、稽古開始。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

 いつもどおり各自で稽古。ゆっくり丁寧に。

 

 コバヤシさんオオイシさん、とてもいい感じです。

 やはりそろい抜きだと、

 ペースを合わせるのに一生懸命になってしまって、

 無理があるのでしょうね。

 自分の動けるペースで稽古をしましょう。

 ただ速く動いても雑な稽古になるだけ。

 上達どころか下達してしまいます。

 

 ヒカルくん、久しぶりなので礼法から確認。

 ところどころ忘れていましたが、すぐに思い出し。

 さすがですね。

 すっかり背が高くなって手足もだいぶ伸びました。

 以前と同じように動くと調子がくるうかも。

 また一から稽古をしましょう。

 

 カジタさん、ペースが早いので英信流表まで。

 大森流で最近習い覚えたことを英信流表にもフィードバックしましょう。

 ご自分で気付くことが大事です。

 なにかの形のなにかの動作で覚えたことがあれば、

 他の形の同じ動作はどうか、違う動作はどうか。

 すべてまた一から洗い直すと良いでしょう。

 とても良い稽古になるはずです。

 以前から繰り返しお伝えしてできなかったことも、

 今回はすっと直りました。良いですね。

 

 鞘木刀に持ち替えて。

 陰陽進退の張り受けの稽古

  派生で流刀の稽古

   続けて順刀の運剣

    逆刀の抜き打ち

     勢中刀の抜き付け

 いずれも有機的に関連しています。

 個別独立の形の集まりではない。

 

 大森流はとてもシステマティックです。

 さすが最新の形のグループなだけはある?

 形を個別に覚えるのではなく。

 十一本でひとつの流れと考えましょう。

 とおしてひとつです。

 

○太刀打

 出合&附入/請流&請入/月影&水月刀

 

 二人一組で稽古。

  カジタさん&コバヤシさん

  ヒカルくん&オオイシさん

 

 太刀打は、無双神伝英信流の剣術。

 大石神影流とは異なるところがいくつか。

  基本的に歩み足

  間境で止まらない。

  刃で受ける。

 などなど。

 きちんと区別して覚えましょう。

 

 いずれの形も、止まらずに動きましょう。

 ゆっくりでも良いので。大森流と同じですね。

 すべて無双神伝英信流抜刀兵法です。

 大森流、太刀打、英信流、大小詰を区別しないこと。

 居合刀でも鞘木刀でも同じように動きましょう。

 すべて同じことです。

 

ヒカルくん、ここで先にお帰りに。

お迎えのお母さま、いつもお疲れさまです。

お気をつけてお帰りください。

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<大石神影流剣術>

 

○暘之表

 よう剣から太陽剣まで

 メンバーが奇数になってしまったので、回り稽古。

 

 最初に稽古する試合口は、とても単純な手数。

 続く陽之表は、とたんに複雑な手数になります。

 でもやっていることは同じ。

 進み、退き。振りかぶり、振り下ろす。

 ただそれだけです。

 難しく考えず、基本通りに動きましょう。

 構えと素振りをさんざん稽古したはずです。

 相手がいてもいなくても同じことです。

 

 本当の稽古は、ここから先。

 手数を覚えるのはスタートでしかありません。

 相手との関係性を稽古したいものです。

 一人勝手に動くのではなく。

 

 大石神影流は、

  基本的に送り足(歩み足もあり)

  間境で一度止まる。

  鎬で受ける。

 などなど。

 無双神伝英信流の太刀打とは区別をしましょう。

 

 コバヤシさんオオイシさん、お上手でした。

 あわてず急がず、自分たちのペースで動くこと。

 カジタさん、自分勝手に動かないこと。

 速くも遅くも合わせられるように。

 それぞれの稽古です。

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<澁川一流柔術>

 

○吉掛

 時間が押してしまったので、礼式と負投だけ稽古。

 

 対になる二本ですね。

  右足を引く/左足を引く

  上から取る/下から取る

  下から添える反対の手は、上向き/下向き

  相手の腕の下を、くぐる/くぐらない

  相手を、投げる/投げない

 

 よくもまあこれだけ反対にできるものだと感動します。

 逆に言えば、反対の要素を組み合わせてできたのが形。

 投げるとか押さえるとかは結果でしかない。

 手と足/右と左/出す引く/順と逆/内と外/開と閉などなど。。。

 二進法ですね。バイナリ

  000011010100、、、

 みたいに形を表現できるのでは?などと考えてしまいます。

 

 吉掛そのものも、履形とある意味で対になっているような気がします。

 少し固い感じがする履形。

 柔らかい感じがする吉掛。

 大森流と英信流表の関係にも似ているような。

 最初に習う形と次にならう形。

 最初に基礎を固めて、次でほぐす。

 試合口と陽之表もそんな感じ?

 おもしろいですね。

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21時ギリギリに稽古終了。

先週はかなり冷え込んだので、今週は稽古を早めに切り上げようかとも考えていたのですが、今週はあまり寒さを感じず。

逆に少し長引きました。

 

いろいろな形/手数の稽古をしています。

一本ずつ稽古をするのもひとつの方法。

まとめて一気に稽古をするのもひとつの方法。

正反対のものを同時に稽古することで、

かえって理解がしやすくなるということもあるかと思います。

きちんと区別をして稽古をしましょう。

みそもくそも一緒にしないように。

 

オオイシさん、バイクは車検中。

たまには電車で帰るのも良いですよね。

 

帰宅してお風呂に入ってほっと一息。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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