昇段審査に向けて、皆さんの論文をチェック。
三人の三流派の各3千文字以上。3×3×3
一読するだけでも一苦労。。。
誤字脱字をチェック。用語をチェック。内容をチェック。
普段の稽古では実技をチェックしています。
でもなかなかお教えしたとおりにはしていただけず。
今回、論文で理解度をチェック。
さてさて、お伝えするというのは難しいものだなあ。
と実感しました。
今後の指導の良い指針になりました。
次回はもっと早めに提出をしていただきましょう。
思いのほか、直しに手間取りました。
夕方になって着替え。
稽古着の上衣を冬用に。厚手で大きめです。
まだ色褪せしておらず真っ黒。
袴と合わせると、色の違いが目立ちます。
袴もいつの間にか色褪せをしていたようです。
月日の流れを感じます。
外は真っ暗で寒いくらい。コートを羽織りました。
体育館にはコバヤシさん、オオイシさん、サトシさん。
モップがけも終えて、仲良く着替え中。
ほぼ同時にカジタさん、ショウタロウくん。
いつもどおりのフルメンバー。
さて、稽古開始です。
-----------------------
<昇段審査リハーサル>
演武会だからと昇段審査だからと特別な稽古をするつもりはなし。
貫汪館館長ブログ<道標>大切なところ
http://kanoukan.blog78.fc2.com/blog-entry-5719.html
とは言え。
リハーサルくらいはしておいた方が良いでしょう。
入場と退場はこんな感じで。
演武の順番はこんな感じで。
演武の位置はこんな感じで。
実際には当日の状況次第です。
慣れている方なら現場合わせ、臨機応変も可能でしょう。
でも初めての人は、指示をされても要領を得ないもの。
それでもあらかじめ一度経験しておけば、応用が効くというものです。
普段から、自由に動くことを稽古しています。
凝り固まらず、予断を許さず、臨機応変に対応しましょう。
<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流
カジタさん、コバヤシさん、オオイシさん
始めの礼だけ同時に。あとは各自のペースで。
あわてず急がずいつもどおりに抜きましょう。
十一本を抜き終えたら、各自で礼をして退場。
○太刀打
カジタさん遣方&横浜支部長相手
居合刀を鞘木刀に持ち替えて、十本通し。
<大石神影流剣術>
○試合口
オオイシさん仕太刀&横浜支部長打太刀
コバヤシさん仕太刀&横浜支部長打太刀
カジタさん 仕太刀&横浜支部長打太刀
三組を続けて通しました。
高段者から行うか、低段者から行うか。
どちらが良いですか?とお聞きすると、
ハイ!とオオイシさん。いいですね。
なんでも積極性が大事です。
先頭が苦手なら、リハーサルで経験しておくべき。
いっぱい失敗して、次に活かせば良い。
苦手だからと逃げていると、本番で大失敗をします。
ただの稽古です。どんどん失敗しましょう。
○陽之表
カジタさん 仕太刀&横浜支部長打太刀
カジタさんは試合口から続けての演武。
息が上がるとおっしゃる陽之表。
でも問題なく動けていました。
十本が厳しいなら、二十本、三十本と通せば良い。
そうすれば十本くらい楽勝でしょう。
でも楽になって手を抜くのではなく。
その分、密度を濃くしましょう。
十倍、百倍、千倍、万倍、、、の密度で。
ただ手数の手順をなぞるのではなく。
気合いの入った演武ができるように。
<澁川一流柔術>
○履形
オオイシさん捕り&横浜支部長受け
コバヤシさん捕り&横浜支部長受け
カジタさん 捕り&横浜支部長受け
続けて履形。形名を読み上げてもらって一本ずつ。
横浜支部長、太刀打からずっと出ずっぱりです。
受けは三十五本×3でおよそ100本!
(実際には当て身の形を除くので少し少ない。)
一応、涼しい顔で最後までがんばりました。
でもやはり多少は汗をかきました。
居合、剣術、柔術の全部で1時間半ほどかかりました。
思ったよりもかかりましたね。
打太刀と受けを横浜支部長が一人でこなすので、
一組ずつしか演武ができないからでしょう。
入場や退場は、もたつかずにできたと思います。
ちょっと休憩。。。
-----------------------
<各自稽古>
○無双神伝英信流抜刀兵法
各自で稽古。館長の指導を思い出しながら。
先程のリハーサルで失敗したことを反省しながら。
皆さん、良い稽古をされていました。
ショウタロウくん
抜き付けや納刀で鞘がカタンと鳴るのが気になると。
そうそう、そういうところ!
袴を付けて、刀を腰に、なんだかモタモタ動いているな。
というのではなしに。
足をドタバタ、袴をバサバサ、鞘をカタカタ、小尻をガツン、
ではなくて。
なんの音もなし。気配もなし。あれ、いたの?
くらいの方が良い。
樋のない刀で、小さくヒュッと軽い音がするだけ。
そういう稽古が良い。
しばらくあれこれとお伝えして。
無事に無音の抜き付けと納刀ができるようになりました。
あー、とても居合な感じですね。素晴らしい!
すべての形で、すべての動作で同じようにできるようにしましょう。
いつでもどこでもできるようにしましょう。
○大石神影流剣術
各自で稽古。細かなところを手直し。
試合口
コバヤシさん、オオイシさん、サトシさん
きっちりと中心を合わせましょう。
重心が上下左右にぶれないように。
受けて、張って、突く。それだけです。
残心はきっちりと。
陽之表
カジタさん&ショウタロウくん
ビデオ撮影をしました。
○澁川一流柔術
皆さんの稽古する時間はなし。
ショウタロウくん捕り&カジタさん受けビデオ撮影。
やはりカジタさんが受けだとやりやすいようですね。
良い感じでした。
○六尺棒表&裏
ショウタロウくん仕方&横浜支部長打方
久しぶりでいきなりでしたがきちんとできました。
さすが!
-----------------------
20時50分に稽古終了。
急いで片付けて、着替え。体育館を出ました。
演武形式のあとは、皆でああでもないこうでもないと。
囲碁や将棋の感想戦のようですね。とても楽しい!
こういったことも大事かなあと思います。
良い稽古になることでしょう。
ところで。
ショウタロウくん、これでまたしばらくお休みです。
ウインタースポーツの時期ですね。
(夏は夏でオーストラリアに行かれますが。)
次に来るのは来春4月。もう高校生!
ぜひまたお越しいただきたいと思います。
お待ちしています。
さてさて。
いよいよ来週は横浜支部の昇段審査です。
皆さん、がんばりましょう!
<<前の日記:特別稽古後の稽古2
>>次の日記:横浜支部昇段審査(居合、剣術、柔術)