陰陽進退&抜打

小学校から聞こえる歓声に目を覚ますと、もうお昼近くでした。久しぶりにたっぷり寝ました。ぐっすりスッキリ!

あざみ野第一小学校の運動会あらためスポーツフェスティバルは、お天気にも恵まれて無事に開催できたようですね。良かった。

 

夕方になって着替え。

いつもと同じ時間に外に出るともう真っ暗で、少し肌寒いくらいでした。

袴の下にズボン下を穿きましたが、上衣の下も半袖シャツではなくて長袖にすれば良かったか。。。

左肩には、刀三本と六尺棒四本。重い。。。

柔術の初段審査には棒回しもあります。

そろそろまた稽古して、皆さんに思い出してもらいましょう。

 

体育館にはコバヤシさんオオイシさんサトシさん。

ちょうどモップがけも終わってお着替え。

ほどなくカジタさん、ショウタロウくん。

 

英信流奥を通し抜き。汗をかきました。

 

さて、稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○歩法&斬撃

 皆さん、いい感じです。

 このまま稽古を続けましょう。

 

○そろい抜き

 

・初発刀から當刀まで

 大森流の基礎基本となる四本です。

 初心者から上級者まできちんと稽古をしましょう。

 これで良いということはありません。

 

・陰陽進退

 サトシさんも一緒に。初めてですね。

 右足で抜き付けて、左足で斬撃。

 開いて納刀。

 左足を引きながら張り受け、右足で斬撃。

 あとは初発刀と同じ。

 すぐにできるようになりました。素晴らしい!

 

・流刀から虎乱刀まで

 最初の四本が基本で五本目が変化。

 続く五本は応用というところでしょうか。

 前後左右上下進退。陰陽虚実

 自由に動けるように稽古をしましょう。

 

・抜打

 オオイシさんも一緒に。初めてですね。

 右腰に抱えるようにして左右に開き、

 その場で振りかぶって斬撃。

 開いて納刀。

 すぐにできました。素晴らしい。

 

○カジタさん&ショウタロウくん

 

・英信流表

 カジタさんが前でお二人でそろい抜き。

 ショウタロウくん、速くなりがち。

 そろえることも稽古をしましょう。

 

・太刀打

 お二人で遣方と相手。

 最後に横浜支部長が相手で通し。

 

 いい感じですね。

 でも手慣れて雑にならないように。

 手順を覚えたら、中身を詰めましょう。

 密度の高い動きを。空っぽではいけません。

 

 ただまっすぐに前進後退するのではなく。

 半身の左右を切り替えると理解しましょう。

 大事です。

 

○コバヤシさん

 大森流を通し抜き。独り稽古。少し手直し。

 形の手順を一通り覚えたら、錬る稽古ですね。

 中身を詰めましょう。密度を高くする。

 

 前後左右上下にグラグラするようではいけない。

 自由と無茶苦茶は違います。

 

 それにしても最近めっきりお上手になられました。

 とくに特別な指導はしていないのですが。

 というよりもどちらかというと放置プレー中。。。

 それが功を奏したのか。

 あるいは結婚すると上達するのですかね。

 落ち着きのようなものを感じます。

 あるいは幸せ太りで体重が増えて安定したのか。

 物理的に。

 なんにしろ嬉しいことです。

 このまま稽古を続けましょう。

 

○オオイシさん

 初発刀から抜打まで独り稽古。手直し。

 

 抜打は、大森流最後の十一本目。

 正座から始まり、だんだんと立ち上がるのが早くなり。

 十本目ではついに終始立ったまま。

 そして十一本目ではまた正座に戻り、しかも正座のまま終わる。

 極意、奥義ですね。だからとてもシンプル。

 その場で抜いて、その場で斬って、その場で納める。

 ただそれだけ。

 そして、ただそれだけのことが難しい。

 何度も何度も稽古をしましょう。

 とても大事な形の一本です。

 

 常に両手を左右均等に遣いましょう。

 大事です。

 

 床にこじりをぶつけることのないように。

 ぶつけたら、動きが間違っているということです。

 ほんのちょっとしたミスなどと考えず。

 根本から見直す必要があります。

 いつもはできる。今回はたまたまミスっただけ。

 であるならば。

 なぜ今回はミスったのか?

 逆にその原因を追求すべきでしょう。

 大事です。

 

○サトシさん

 初発刀から陰陽進退まで独り稽古。手直し。

 

初発刀から當刀まで

 最初の四本、お上手です。

 柔らかく動くよう心がけましょう。

 まじめな人ほど固くなりがちです。

 しかめっつらをせず。顔はうららかに。

 

陰陽進退

 張り受けは、斜めに下がること。

 皆さん、まっすぐ下がりますね。

 きっとその方が動きやすいのでしょう。

 でもそれではいけません。

 

 下がる/退く/引くと考えず。

 体を開くと解すべき。

 立ち上がるのではなく、体を開くだけ。

 両手両足を左右にパッと。

 

 斜めに開く。

 両腕を左右に開く動作と協調一致すること。

 手や足をどうこうするのではなく。

 肚を開くということ。

 ヒトデになったつもりで動くと良いかも?

 

 ここまでで大森流の基本の五本です。

 いよいよ来週からは後半に突入します。

 後半一本目は流刀。いきなり難しい形。

 前半一本目初発刀が一番難しかったように。

 後半一本目流刀もまた一番難しい形です。

 頑張って稽古をしましょう。

 楽しみですね。ふふ

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<大石神影流剣術>

 

○構え&素振り

 号令だけ掛けて、各自で。

 堂々と自信を持って動けるように。

 

○演武形式

 入場から退場まで一組ずつ行いました。

 稽古なし。いきなり本番です。

 

試合口

・サトシさん仕太刀   &カジタさん打太刀

・ショウタロウくん仕太刀&カジタさん打太刀

・オオイシさん仕太刀  &横浜支部長打太刀

・コバヤシさん仕太刀  &横浜支部長打太刀

 

 皆さんお上手でした。

 手順を間違えるようなこともなし。

 気合いがもう少し出ると良いですね。

 気合いが大き過ぎるということはありません。

 

 仕太刀は、打太刀に連れて動きましょう。

 打太刀は上位が務めます。

  打太刀より先に入場して、

  打太刀より上座で礼をする。

 などということのないように。

 形に限らず、普段の動きも同じこと。

 心掛け、礼儀の基本です。

 こういった基礎基本もできず形ができても栓なし。

 まして正しい形ができようはずもなし。

 くれぐれもご注意を。

 

陽之表

・カジタさん仕太刀&横浜支部長打太刀

 

 カジタさん、やはり形はお上手。

 でも気合いが足りない。

 声の大きさという意味ではなく。

 気合い、気迫、集中力、真剣さ。密度、濃度。

 そういったものでしょうか。

 

 館長のお言葉をお借りすれば“肚”という一語。

 そのたった一語に集約されるすべてかと思います。

 追求し続けるべき大事でしょう。

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<澁川一流柔術>

 

○履形

 例によって三十五本通し。一組ずつ。

・サトシさん捕り   &カジタさん受け

・ショウタロウくん捕り&カジタさん受け

・オオイシさん捕り  &横浜支部長受け

・コバヤシさん捕り  &横浜支部長受け

・カジタさん捕り   &横浜支部長受け

 

 読み上げは交代でしていただきました。

 オオイシさんの声、渋くて素敵でしたね!

 

 読み上げるタイミングは大事ですね。

 早い!と怒られたり、遅い!と怒られたり。

 同じタイミングで読み上げてるのに。。。

 みたいな。

 でもまあ、そのペアにもよるでしょう。

 余裕があるようなら、早め早めに読み上げる。

 余裕がなさそうなら、少し間を置いて読み上げる。

 など。

 

 受けが立ち上がって準備ができて、

 でも捕りはまだ準備ができていない。

 などということのないように。

 受けは転がされて、そこから起き上がります。

 捕りは立ったまま、あるいは先に立ち上がる。

 いつでも反撃に対応できるようでなければいけない。

 準備が遅いということは、無駄な動きがあるということでしょう。

 ムリムダムラをなくすことです。

 勢いで動いてスピードで誤魔化すことのないように。

 受けも同じことです。

 

 三十五本の通し。

 息が上がってシンドソウな人も。。。

 でもそんなに大変じゃろか?

 澁川一流の形は至極シンプル。

 極論すれば、右左と一歩を歩くだけ。

 座って立つだけ。

 そんなに大変とは思えません。

 

 どちらかと言えば、受けの方が大変。

 うつぶせに押さえられ、そこから立ち上がり。

 投げられて転がされて、そこから起き上がり。

 カジタさんは二組続けてだから70本。

 横浜支部長は三組続けてで約100本。

 でも二人とも涼しい顔だったかと思います。

 ムリムダムラをなくしましょう。

 

 捕りは、きちんと技を掛けましょう。

 ただ立っているだけの受けを動かすことができないなどということのないように。

 捕りが技を掛けるのです。

 受けも勝手にやられるのではなく。

 捕りに応じて動くことです。

 慣れ合いの稽古は早く卒業しましょう。

 形の稽古とは、そういうものではありません。

 くれぐれも考え違いをしませんように。

 

 皆さん礼式だけ床で、続く形はマットの上で稽古。

 カジタさん捕り&横浜支部長受けの組は床で稽古。

 ※蹴込は投げず。

  小車は背受け身ではなく、前回り受身。

  腰投だけ、マットの上で。

 体育館の床は、バネは効いていないのでいわゆる板の間よりは固い。

 でもコンクリほどではなし。

 日本武道館の床で演武することもあるでしょう。

 皆さんも床で稽古できるようになると良いですね。

 でもまあ当分はマットで稽古をしましょう。

 万が一にでも、頭を打つと一大事です。

 

組落

 皆さん、苦手ですね。。。

 いつもどおり右左の一歩で形を行う。

 ただそれだけのことができない。

 一人で動くとできるのに、相手がいるとできない。

 

 手だけ動かして力任せに外そうとしたり。

 上半身と下半身を別方向に動かしたり。

 タイミングがバラバラだったり。

 相手を見もせず、背中を向けたままだったり。

 

 でもまあたしかに組落だけ独特な感はありますね。

 また稽古をしましょう。

 

○棒回し

 久しぶりにクルクルと。

 棒が足りないので、カジタさんは見取り稽古。

 

 サトシさん、初めてですね。

 見た目に反して、いきなりできるものではなし。

 とりあえず経験してもらいました。

 また稽古をしましょう。

 

 他の三人は、久しぶり。

 上手になっているかと思いきや、そうでもなし。

 残念。。。

 稽古をしていないのだから、下手になって当然?

 

 そんなことはないですね。

 澁川一流の稽古は続けています。履形を。

 履形の稽古で棒回しが上達しないのであれば、

 それは履形の稽古も正しくないということ。

 棒回しの稽古で履形が上達しないのだとしたら、

 それは棒回しの稽古も正しくないということ。

 

 居合や剣術も同じことです。

 別々と考えているのであれば。

 そのように感じられるのであれば。

 それは理解が浅い。

 稽古が足りないということ。

 考えをあらためましょう。

 稽古を積みましょう。

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20時30分に稽古終了。

着替えを待って、体育館をあとに。

自販機でデカビタを買って一気飲み。ふー

 

来週も同じような稽古の予定です。

だんだん涼しくなってきました。

必要に応じて、稽古着の下に長袖シャツやズボン下など着用してください。

ガマンをする必要はありません。

体は大事にしましょう。

 

 

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