五月の雨

雨の日が続きますね。

五月雨と書いて、さみだれ。

五月ごろの長雨のことで、梅雨のことでもあり。

ただこの場合は旧暦なので、現在だと6月前後のことです。

 

別の意味は、断続的であること。

五月雨式という言葉になると、一度で終わらずにだらだらと続く。

というような意味になって、ネガティブですね。

雨が降ったり、やんだり。なんとなくわかります。

 

土曜はめずらしく晴れて。

稽古着に着替えて外に出ると、むっと暑いくらい。

連日の雨の湿気が蒸発している感じです。

 

体育館に到着。

コバヤシさん、オオイシさん着替え中。

ほどなくカジタさん、ショウタロウくん到着。

並んでモップがけ。

暑いので、扉を開放しました。

 

今週はアライさんお休み。

4人との稽古です。偶数ですね。ふふ

 

さて、稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○礼法&座法

 

○歩法&斬撃

 

○初発刀 そろい抜き

 横浜支部長が前で、全員でそろい抜き。

 

○大森流&英信流表 そろい抜き

 横浜支部長が前で、カジタさん&ショウタロウくん。

 

○太刀打 出合&附込、請流&請入

 カジタさん&ショウタロウくん

 ペアで稽古

 

ショウタロウくん

・出合&附込

 久しぶりでしたが、お上手でした。

・請流&請入

 初めてでしたが、お上手でした。さすが。

 大人はなかなかできずに苦労する二本です。

 

カジタさん

 ショウタロウくんを相手に稽古。

 誰が相手でもスッとできると良いですね。

 学ぶべき点も多々あったかと思います。

 お相手の良い所はどんどん取り入れましょう。

 

○コバヤシさん

・大森流 独り稽古

 通してなめらかにできるように。

 形は十本で一本です。

 

・初発刀

 少し手直し。顔を上げて、視線はまっすぐに。

 上目遣いはやめましょう。

 納刀が気になりますね。抜き付けとも同じこと。

 握って区切って動くことのないように。

 また稽古をしましょう。

 

○オオイシさん

・初発刀

 いい感じですね。

 

・左刀

 少し気になる点もありますが、稽古次第。

 

・右刀

 さてでは、新しい形。

 とくに説明なしでやってもらい。

 苦労していましたが、なんとか。

 右足とか左足とか考えずに。

 敵に近い方の足と考えると良いですね。

 

 そして左刀と同じ。

 相手はどこか? どこに向かって抜くか?

 そういうことを考えましょう。

 手と足は、初発刀と同じです。

 

 初発刀で右足を稽古して。

 左刀で左足を稽古して。

 右刀でまた右足に戻る。

 そんな感じですね。

 

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 一人で稽古した動きを、相手がいても同じようにできるように。

 そのための稽古です。区別をしないこと。

 

○試合口 回り稽古

 二人一組で打太刀と仕太刀。

 相手を変えて、ぐるぐると稽古。

 誰が相手でもスッとできるように。

 

 先に構えと素振りで稽古したのと同じように動くように。

 相手がいるからと動きが変わらないように。

 

コバヤシさん&オオイシさん

 続けて、二人ペアで繰り返し稽古をしてもらいました。

 上手な人と組むのも稽古。

 同じレベルで組むのも稽古。

 それぞれの稽古です。

 

○陽之表 カジタさん&ショウタロウくん

ショウタロウくん

 久しぶりですが、とくに問題なし。

 いつもどおり元気で清々しい!

 

カジタさん

 ショウタロウくんが相手だと良い稽古になることでしょう。

 打太刀の勢いに負けないような仕太刀を。

 誰が相手でも、いきなりでも、スッとできるよう。

 速くも遅くも。強くも弱くも。大きくも小さくも。

 

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<澁川一流柔術>

 

○履形

 横浜支部長が示範。二人一組で稽古。

 カジタさん&ショウタロウくん

 コバヤシさん&オオイシさん

 上級者ペアと初心者ペアですね。

 礼式のみマットの外で稽古。

 他の形はマットの上で稽古。

 

・礼式

 基本の動きです。丁寧に正確に。

 とくに最初に受けの手を取るところが大事。

 間と間合いの稽古です。

 体の向き、お互いの関係に注意しましょう。

 社交ダンスのようにならないように。

 

・負投

 ショウタロウくん、ピカイチでした。

 受けのカジタさんをそのまま投げられそう。

 これはもう、センスですね。さすがです。

 他の人は、投げるのは難しそう。。。

 入る位置の問題ですね。

 これだけを稽古していても難しい。

 他の形を稽古していくうちにわかるかも。

 

・裏投

 相手を押し倒すのではなくて、その場に。

 真下にストンと落とす感じ。

 投げという言葉に惑わされないよう。

 自分が座る動きを遣いましょう。

 蹲踞になる動きと同じです。

 とは言え、相手の足の裏に重心が掛かっていては倒れるわけもなし。

 真下とはどこかを考えましょう。

 

・巻返

 最初に取る手はもちろん大事。

 でも反対の手がポイントです。

 どこを取るか、どちら向きで取るか。

 それによって技が変わってきます。

 巻返の場合は、どこをどのように取るか?

 よく考えましょう。

 

 どこか一点だけではなく。

 腕全体を遣う。ヘビが巻き付くように。

 まっすぐに押さえるのではなく。返す。

 巻き付くようにして、返す。巻返

 

 受けをうつ伏せに押さえるのとは違います。

 肩を低く、手を高く。

 手首、肘、肩の三か所を極める。

 

 最初に取った手は、基本的にそのまま。

 あまりちょろちょろと動かさない。

 最後に極めるときに、するっと返す。

 パッと離して持ち替えるのではなく。

 ここもヘビのように。するりと。

 樹に巻き付いて登るヘビの動き?

 

 極めは、小指を相手の頭の方に倒すように。

 手首だけを極めようとせず。

 手首、肘、肩の三か所を極める。

 一か所を極めるのではなく。

 全体を固める感じでしょう。

 

 小指が相手の頭の方に向かないとしたら。

 そもそもが間違っています。

 極めだけにこだわらず。

 全体の見直しをしましょう。

 

・柔投

 硬いところには、当て。

 柔らかいところは、ツボ。

 

 肘の内側の柔らかい所を攻める。

 上から力任せに押さえつけるのではなく。

 下から添えて、親指で攻める感じです。

 発想の転換が必要ですね。

 

 動きは裏投と同じ。

 ただし、反対の手の位置が違う。

 なので相手との距離が違うから、右膝を置く位置も違う。

 すべては必然の結果です。

 同じ動きをする。

 ただし、状況が違うから結果が違う。

 ただ、それだけのことです。

 

・返投

 柔投と違い、反対の手を最初の手に添える。

 両手の親指を二本並べる感じ。拝むように。

 

 裏投は、のど。

 柔投は、肘。

 返投は、手の甲。

 ただそれだけの違いです。

 

 手首ばかりを極めようとせずに。

 相手の体全体を極めるように。

 緩みがあってはいけない。

 遊びがあってはいけない。

 

・捻付

 履形三十五本。

 勝手に五本ずつのブロックに分けると。

 2ブロック目の1本目です。

 

 最初の手の取る位置。

 反対の手の取る位置。

 相手の前に入る位置。

 すべて1本目負投と同じですね。

 負投は、相手の手の下に自分が入る。

 捻付は、相手の手の上から押さえる。

 そんな感じでしょうか。

 

 反対の手は、巻返のようにする人が多い。

 なぜ?

 いくらやって見せても、言って聞かせても。

 何回繰り返しても、親指が下を向く。

 不思議ですね。

 そうしたくなる共通の心理があるのでしょう。

 

 上から押さえると言っても。

 自分が上になってしまっては、効くはずもなく。

 手は上からだけれど、下からの力。

 これって、ナンセンス?

 でもそうとしか表現ができない。

 上から押さえつけようとすると、親指も下を向くのでしょうね。

 でもそうではなくて。

 反対の手は、最初に押さえる手と同じ。

 下からふっと振り上げて、相手の手に添えるだけ。

 自分の体の向きが変わる作用で、相手を崩す。

 自分が座る動きで、相手を崩す。

 押さえつけよう、振り回そうとしてはいけない。

 その場にスッと座るだけ。

 

 巻返とは異なり、受けはうつ伏せになる。

 受けにそうしてもらうのではなく。

 受けが自然とそうなるような動きをしましょう。

 力の方向が違います。

 

 捻付がわかると、負投がわかり。

 捻付がわかると、巻返がわかる。

 そんな感じでしょうか。

 

 マインクラフトのように、ブロックを一個ずつ積み上げる。

 それでできるのならば、ある意味では簡単。

 でも実際にはそうではなくて。

 形全体でテンセグリティ構造のようになっているのでしょう。

 https://www.google.com/search?q=テンセグリティ

 あるいは、パズル。

 渡されたピースを一つずつ順番にはめることは難しい。

 あっちでもない、こっちでもないと試行錯誤を繰り返し。

 相互のピースの関係を把握することで、それぞれの位置が決まる。

 それによって、全体が形作られる。

 そんな感じです。

 

 できない、わからないはそのままに。

 とりあえず次の形を稽古。

 ひと通り稽古したら、また最初の形に戻る。

 その繰り返しで、それぞれの形の理解度が高まる/深まる。

 そんな気がします。

 履形ができたら、次は吉掛の稽古をして。

 次は、込入を稽古して。。。

 そうしてまた履形の稽古に戻る。

 そうすることで、より理解ができる。

 そんな気がします。

 

ということで。

五月雨式ならぬ矢継ぎ早に柔術の形を稽古しました。

数が多いので、どんどん進みましょう!

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20時30分を過ぎて稽古終了。

 

柔術の稽古ではじっとしていましたので、

蚊に刺されました。

そろそろ虫除けが必要かもですね。

 

コバヤシさんオオイシさんの着替えをお待ちして。

体育館をあとに。

 

空にはぽっかりとほぼ丸い月が浮かんでいました。

今月は16日の月曜日が満月だそうです。

あと少しですね。

フラワームーンだとか。

やっぱりあまりピンと来ませんね。ふふ

 

自販機でネクターを買って、ほっと一息。。。

甘くておいしい。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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