久しぶりの体験者

横浜支部ホームページにメッセージあり。

48歳の男性からで、見学希望と。

例によって体験をお勧めすると、ではと。

 

いつもより早めに着替え。

アマゾンで購入した新しい足袋。福助の黒。

石底で、値段はちょっとお高め。

長年履いていた足袋はいつの間にか穴だらけに。

たまにはお高いのも良いでしょう。

履いてみると、少し大きめでした。

でも洗濯しているうちにちょうど良くなるでしょう。

 

今日は帯の結びがなんだか落ち着かない。

何度か結び直し。たまにこういうことがあります。

不思議。。。

そうこうしているうちに、家を出る予定時間を5分ほど過ぎてしまい。

急いで玄関で雪駄を履こうとしていると、上着のポケットからスマホが鳴る音が微かに聞こえ。

応答すると体験希望の方からでした。

学校に着いたとのこと。

これから出るので、校門で待ち合わせとお伝え。

着替えがスムースだったら予定通りに家を出て、外ではスマホが鳴ったのに気付かなかったかも。

そうしたら、上手く合流できなかったかもですね。

こういうのも不思議なご縁なのかなと感じます。

 

ところで、大石神影流木刀のスペアなし。

自分のをお貸しすることにして、自分は三尺の木刀を遣うことにしました。

さらにお貸しする用の半棒も用意。

三尺の居合刀、三尺の木刀、大石神影流の木刀、半棒。

ロッドケースにはなんとか収まりました。

でも定寸の鞘木刀はさすがに入らず。

重い。ふー。。。

 

校門前で体験希望の男性とちょうど合流。ご挨拶。

カギを開けて、体育館の明かりを付けて。

ほどなくハセガワさん。

お互いに紹介して、二人でモップがけをしてもらい。

六尺棒とストーブの準備をしていると、オオイシさん。ご紹介。

ほどなくカジタさん、ヒカルくん。ご紹介。

 

体験希望の男性(以下Aさんと呼称)お着替え。

空手着をお持ちでした。白足袋もご用意。

とある空手の有段者とのこと。

180センチ、85キロ。強そう。。。

加藤田神陰流に興味があって(なぜ?)、

https://ja.wikipedia.org/wiki/加藤田神陰流

ネットで調べているうちに館長のブログにたどり着いたそうな。

お住まいは東京なので、横浜支部に連絡したとのことでした。

 

ということで、今日は体験の方がお一人。

昨年10月にオオイシさんがお越しいただいて以来ですね。

ん、それからもう4ヶ月?!

月日が経つのは早いなあ。。。

 

さて、稽古開始です。

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<澁川一流柔術>

 

○棒回し

 Aさんに六尺棒をお渡し。

 一緒にその場でくるくるくると回してみて。

 では一歩出て。

 はい、回転が逆になっちゃいましたね。

 そこを工夫してみましょう。

 そんな感じで、しばらく一緒に前進後退。

 Aさん、器用に回していらっしゃいました。

 

○六尺棒表

 皆さんに二人一組で棒合をしてもらい。

 いきなりできないといけませんね。ふふ

 Aさん、見取り稽古。

 表八本はこんな感じですとお伝え。

 

 皆さんには回り稽古をしてもらい。

 その間、Aさんと横浜支部長でマンツーマン稽古。

 向かい合って立ち。

 はい、棒を立ててー。右足を開いてー。

 はい、打ち込んでー。みたいな。

 例によって、

  理屈はいいから、とりあえずやってみよー!

 という稽古スタイルです。

 さすが空手をやっているだけあって、立ち方がお見事。

 足を開いて立ち、腰を落とすのがとても自然で。

 足を一歩踏み込みながら棒を打ち込むのもお上手。

 突きもまっすぐビシッと。素晴らしい!

 とりあえず三本目まで稽古しました。

 皆の前でお披露目。横浜支部長とペア。

 普通にできました。すごいですね。

 

○半棒表

 横浜支部長が打太刀で掛かり稽古方式で。

 

 いつもどおり入門順でヒカルくん先頭。

 とくに何も言わずにAさん最後尾に並び。

 はい、どーぞ。

 説明なしで、できました。すごい!

 最初は右足で打ち込んでいましたが、あえて言わず。

 でも二回目にはご自身で直されて。すごいなあ。。。

 一本目と二本目を稽古。最後に二本を通して稽古。

 お見事でした。

 

 六尺棒のあとに半棒を稽古。

 半分の棒なら三尺では? そうではなくて。

 澁川一流には三尺棒は別に伝えられています。

 貫汪館の半棒の由来を簡単にご説明。

 抜刀術も同様のことです。

 門外の方はご存知ないことでしょう。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/渋川一流

  

 カジタさんハセガワさんは五尺棒で稽古。

 長さに慣れ、長さを持て余し。

 オオイシさん四尺二寸の棒で稽古。

 短くて軽い方が簡単? まあたしかに。

 でも遣えるのであれば、長くて重い方が強い。

 どちらも遣えるようにしましょう。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 ヒカルくん中央、左右にAさんオオイシさん、

 両脇にカジタさんハセガワさん。

 新しいお二人が前で、W形に並んで稽古。

 

 Aさん、すぐにできました。すごいですね。

 

○試合口

 例によって皆に演武してもらって、回り稽古。

 

 Aさん、横浜支部長と試合口をと思っていたら。

 手の内について教えてくださいと。あれま。

 では、手の内をお伝え。

 ただまあ、手の内だけ覚えようとしても。

 まずは立ち方から正しくできなければ無理なことで。

 あらためて立ち方からお伝えして、素振りまで。

 試合口は稽古しませんでした。

 

○陽之表

 カジタさん打太刀で、皆で掛かり稽古。

 一本目と二本目を稽古してもらいました。

 車で進むのを皆で稽古されたりしていて。

 自分たちで稽古するのも楽しいものですよね。

 

 最後に、カジタさんヒカルくんでAさんにお披露目。

 いつでも演武ができるようでなければいけません。

 真剣勝負は、いつでもどこでも突然に。

 リハーサルとかはありません。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○歩法斬撃

 今週は稽古せず。

 

○大森流

 カジタさん前でそろい抜き。

 Aさん、オオイシさん、横浜支部長は見取り稽古。

 誰かに見られながらというのも良い稽古です。

 

○英信流表

 ハセガワさん前でそろい抜き。

 前で抜くのも良い稽古になりますね。

 

○カジタさん 英信流奥 虎走

 お一人で英信流奥を稽古してもらいました。

 

 虎走が苦手でいらっしゃいます。

 要は、基礎基本ができていないということですね。

 技法としては、初発刀と変わることなし。

 あるいは陰陽進退と同じ。あるいは横雲や稲妻。

 

 少し歩数を少なめに、足音を立てないで稽古。

 抜き付けたところで少し静止してもらい。

 自分の体勢を確認するところから稽古。

 できないことがあれば、一に戻って稽古。

 基本です。

 

○ヒカルん 英信流表

 ハセガワさんに付いてもらって稽古。

 

 引き倒しの向きがちょっとあやしい。

 動きの本質はとても良い。

 でもいつまでも形が適当で良いという訳にもいかない。

 そろそろきちんと手直しをしましょう。

 横浜支部長が付ければ良いのですが。。。

 ハセガワさん、教えるのも良い稽古になるでしょう。

 

ここで20時に。

カジタさんヒカルくん先にお帰り。

お疲れさまでした。

 

○ハセガワさん 座法&横雲

 例によって、座法と横雲の稽古。

 

 座法は横雲に直結しています。

 座法が正しくできずに横雲が抜けるはずもなし。

 無駄な動きをしないことです。

 一発で、すっと形にはまること。

 

 あれこれと新しいことを覚えるのではなく。

 付け足すのではなく。

 無理無駄を削ぎ落としていくことです。

 横雲は英信流表の一本目。すべての基礎基本です。

 居合のエッセンスです。

 

○オオイシさん 座法&初発刀

 例によって座法と初発刀の稽古。

 

 毎週毎週、上達されていますね。素晴らしい。

 今週も何か所か手直し。

 言うことはいつも同じです。

 取りこぼしをせず、少しずつ上達しましょう。

 

○Aさん 礼法

 ご自分の居合刀をお持ちでした。

 二尺四寸、樋なし。1.2キロくらい?とのこと。

 ご自分で振ったりされているのかもしれません。

 

 礼法を繰り返し稽古していただきました。

 抜き納めはせず。

 真摯に稽古をされていました。

 

○初発刀そろい抜き

 最後に皆でそろい抜き。Aさん見取り稽古。

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20時30分を少し過ぎて稽古終了。

 

ストーブを用意しましたが、休憩時間に当たりはせず。

暖かくなったとは言いすぎにしても、寒さはだいぶ和らぎました。

もう2月も終わりですね。

3月になったら、もう不要かもしれません。

 

Aさん、オオイシさんの着替えを待って。

六尺棒とストーブを片付けてもらい。

入会するならご連絡を、とお伝えしておわかれ。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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