6人との稽古/4人との稽古/水月

稽古衣の下に長袖シャツ、袴の下にズボン下。

だいぶ寒くなってきました。

悩んだけれど、コートは羽織らずに家を出て。

冷たい風がびゅーびゅーと。ううっ、寒い。

やはり、コートを羽織るべきだったか。。。

でもまあ、なんとかなるでしょう。けせらせら

 

体育館に到着すると、コバヤシさん着替え中。

 

カジタさんヒカルくん仲良くモップがけ。

お二人、今日も早くお帰りになるとのこと。

それもあって少し早くお越しなのでしょうか。

では忘れていたら、またおっしゃってください。

横浜支部長は、こう見えて忘れっぽいのです。

封書を投函するのに、忘れないように手に持って。

ポストの前をそのまま通過。とかよくあります。

すぐに考え事をしてしまうのですのよね。。。

 

ほどなく、ショウタロウくん、オオイシさん。

そして、ハセガワさん。

 

ということで、今週は途中までは6人との稽古。

後半は4人との稽古です。

 

さて、稽古開始です。

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<澁川一流柔術>

 

○棒回し

 オオイシさん、先週は稽古をお休み。

 でもまた棒回しがお上手になられて。

 三日会わざれば、、、ですね。善哉善哉

 でもまだ片手でした。両手で回しましょう。

 途端にぎこちなく。難しいですよね。ふふ。

 さて、来週はどうなっていることか。

 

 コバヤシさん、まだまだぎこちない。

 体が硬く、運動の経験があまりない。

 そして、まじめ。

 力を抜いて、リラックスして動きましょう。

 テクニックは、あとからついてきます。

 

 途中で、バシャーンと激しい音がして。

 むむ、誰かと思ったらカジタさん。

 音からして、回転の途中で取り落とした感じ。

 めずらしいですね。

 どうかしましたか?とお聞きしましたが、

 なぜ落としたかは分からないとのこと。

 それがわかると良いですね。

 理由もなく失敗することはない。

 いつもは潜在していたなにかが、

 たまたま顕在しただけ。

 それをつきつめられれば、さらに上達できる。

 進化/深化/芯化/真化/神化できる。

 転んでもタダでは起きない。

 そういうのが良いと思います。

 

○六尺棒表

 いつもどおり向かい合って素振り。

 二人一組で棒合。回り稽古

 

 最初はゆっくり丁寧に。慣れてきたら早く。

 相手を変えて稽古して、最後にまた最初のペア。

 途中途中で、声を掛けて。

 あそこはこう、ここはこう。

 できていないから指摘します。

 他人事だと思わず、自分はどうかと確認を。

 

 週に一回の稽古です。毎月4~5回。

 12か月で年50回前後の計算になります。

 もし1回の稽古で1つ覚えたら。

 年に50個を覚えることができる。

 最初は形の手順かもしれない。

 次は、手足の動き。

 そして、その中身こころ。

 

 取りこぼしていたら、いつまでも上達しない。

 ずーっと同じ場所で足踏みしているのと同じ。

 三歩進んで二歩戻るなら、まだましで。

 一歩進んで一歩戻る、ようなことのないように。

 毎週一歩ずつ進みましょう。

 

○履形 礼式

 さて今週も、礼式を稽古。

 稽古に来たり来なかったり。

 でも来ている人は、その分は上達しているはず。

 一緒に稽古をしましょう。

 

 二人一組でしばらく稽古をして。

 相手を変えて、回り稽古。

 大きい人、小さい人。力が強い人、弱い人。

 体が硬い人、柔らかい人。重い人、軽い人。

 いろいろですね。

 どんな相手でも、何回か組めば要領は分かる。

 でも。

 いつどんな相手とでも、一回目でできるように。

 勝負に二回目はありません。

 動いた瞬間に、相手の様子がわかるよう。

 触った瞬間に、相手の様子がわかるよう。

 向き合った瞬間に、相手の様子がわかるよう。

 向き合う前に、相手の様子がわかるよう。

 そんなのだと理想ですよね。

 そのためには、いろいろな人と稽古をすること。

 常に新しい心で。

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<大石神影流剣術>

 

○構え

 真剣、上段、附け、下段、脇中段、車、裏附け

 すべては真剣-中段の変化です。

 

 刀の持ち方、足の踏み方、腰の向き、肩、肘。。。

 すべてをよくよく観察しましょう。

 自分の体です。自由にコントロールできるよう。

 

○素振り 表面&裏面&正面

 その場で、中段から上段になり、中段に戻る。

 

 その場で上段になり、表面に斬り込む。

 その場で上段になり、裏面に斬り込む。

 その場で上段になり、正面に斬り込む。

 

 その場で上段になり、踏み込みながら斬り込む。

 下がりながら上段になり、踏み込みながら斬り込む。

 素振りだけでも、いくらでも稽古ができます。

 

 一歩進むたびに後ろ足が開き、体勢が崩れ。

 肩が上がり、重心が浮付き、刃筋が通らない。

 それでは困る。

 どう動いても体勢は崩れず、刃筋が通る。

 心は乱れず、臨機応変に対処ができる。

 そういうのが良いですね。

 

 素振りだけでも、いくらでも稽古ができます。

 そういう稽古をしましょう。

 

○試合口

 二人一組で打太刀と仕太刀。回り稽古。

 

一心&無明一刀

 打太刀の動きは、素振りと同じ。

 でも相手がついた途端に、相手に心を奪われる。

 外から、まる見えです。

 重心は浮付き、後ろ足は開き、体勢は崩れ。

 おまけに刃筋も通っていない。

 それでは困りますね。

 

 やられ役を演じるのではなく。

 きっちりと斬り込む。

 そのまま打太刀が一本を取って終わるつもりで。

 仕太刀は、それに応じる。

 演武ならば、そういうのが良いですね。

 とは言え、でもまあ。稽古ですし。

 打太刀ばかりの稽古ではなし。

 仕太刀に応じて稽古をしましょう。

 

 上位者が打太刀なら、下位者の仕太刀に合わせる。

 下位者が打太刀なら、めいいっぱい打ち込む。

 上位者の仕太刀は、それに応じる。

 そういう稽古が良いですね。

 

 受ける動き、張る動き、突く動き。

 完璧にできている人はいません。

 いくらでも稽古ができます。

 できたつもりにならず。

 よくよく稽古をしましょう。

 

水月

 さて、三本目。難しい手数ですね。

 稽古も難しいし、お教えするのも難しい。。。

 

 打太刀は、きっちりと打ち込むこと。

 あるいは、打ち込もうとすること。

 ただ振りかぶって、打たれるのを待っているようではいけない。

 かと言って、がむしゃらに動けばケガのもと。

 無理せず稽古をしましょう。

 

 仕太刀は、打太刀の動きを待つのではなく。

 打太刀の心を読む稽古をしましょう。

 水に映る月。水月。武道の極意のひとつですね。

 言葉で語るのは簡単。でもできるかは?

 

 相手の打ち込みに応じる一二本目とは異なります。

 下から留めるのではなく、振りかぶって斬り込む。

 大きな振りかぶりでは間に合わない。

 でも振りかぶらずに留めるのとも違う。

 小さく振りかぶり、しっかりと斬り込むこと。

 先に動くのでもなく、後から動くのでもなく。

 振りかぶった右小手を留める手数は他にもあり。

 よくよく稽古をしましょう。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○歩法&斬撃

 帯刀して歩き、抜刀して歩き。

 歩法に合わせて剣を上下させる。

 すべての基本です。

 

○大森流&英信流表

 カジタさんが前で号令を掛けて、そろい抜き。

 コバヤシさんは大森流まで。

 他の人は英信流表まで。

 

ここでちょうど20時になって、カジタさんとヒカルくんはお帰りに。

忘れずに、時間配分も上手く行って良かったです。

ではまた来週。

 

○ハセガワさん、ショウタロウくん

 英信流表がちょっとあやふやなお二人。

 鞘木刀で想定の確認をしてもらいました。

 

向身

 横雲、虎一足、稲妻の三本。

 相手は正面。同じような想定です。

 では、なにが違うのか?

 いろいろなシチュエーションがあるはずです。

 お伝えした想定にこだわらず。

 臨機応変に動けるように。

 

右身

 浮雲と山下風の対になる二本です。

 相手は自分の右側。

 やってみるとわかりますが、右に抜くのは難しい。

 どうやって抜ける状況に持っていくか?

 あるいは、抜かずに応じるか?

 刀を抜くばかりが居合ではありません。

 いずれ、大小詰も稽古をしましょう。

 

左身

 岩波と鱗返の二本。

 相手は自分の左側。

 岩波は、いろいろな想定ができることでしょう。

 鱗返も、見てすぐわかる想定以外の想定も可能。

 形通りに動いて、如何様にも応じられるよう。

 相手に合わせることも大事。

 相手に合わせないことも大事。

 

後身

 波返と瀧落の二本。

 波返は、見てすぐ分かる想定以外の想定も可能。

 瀧落は、実際に振りほどくことができるよう。

 理合を分かっている方の動きは、一人で動いていてもそうとわかります。

 見て分かる演技力とはまた違うものです。

 ただ形をなぞるのではなく、中身のある稽古を。

 

抜打

 その場でただ抜いて斬るだけの形。極意ですね。

 いろいろな想定が可能でしょう。

 中身のある稽古をしましょう。

 

貫汪館の無双神伝英信流抜刀兵法には、

いわゆる“換え業”は存在しません。

それはそもそも、形が限定されていないからです。

 

貫汪館館長ブログ<道標>形稽古に自在を求める

http://kanoukan.blog78.fc2.com/blog-entry-248.html

 

いつでも自由に動けるような稽古をしましょう。

形通りに動いても、相手に応じられるように。

相手に応じて、形を如何様にも変えられるように。

 

○オオイシさん

 皆さんがそろい抜きをしている間。

 横浜支部長とマンツーマンで初発刀の稽古。

 

 手順は問題なし。よく覚えていらっしゃいます。

 そうすると今度は細かな手直し。

 あちらを直し、こちらを直し。

 いくらでも手直しはあります。

 ひとつ覚えたら、もうひとつお伝え。

 もうひとつ覚えたら、もうひとつお伝え。

 初発刀だけでも、いくらでも稽古はできます。

 繰り返し、稽古をしていただきました。

 

○コバヤシさん

 皆が英信流表を稽古している間、大森流を稽古。

 

 最近、ちょっと硬いですね。いつもに増して。

 お仕事やプライベートなど、いろいろあおりなのでしょう。

 手に取るようにわかります。

 あまり集中していない感じ。リラックスできていない。

 気持ちが上ずり、肩が上がり。力んでいる。

 

 深い呼吸をして、落ち着いて稽古をしましょう。

 くれぐれも無理をしてケガなどしませんように。

 

 お一人で大森流を繰り返し稽古していただきました。

 

○初発刀 演武&そろい抜き

 お一人ずつ初発刀を抜いて、皆に見てもらいました。

 オオイシさん、稽古はまだ数回。よくできました。

 コバヤシさん、やはり硬いですね。

 ショウタロウくん、キビキビして小気味良い。

 ハセガワさん、上級者の動きですね。

 三者三様ならぬ、四者四様。

 

 最後に横浜支部長を加えて、全員でそろい抜き。

 はい、これで今週の稽古はおしまい。

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20時30分を少し過ぎて稽古終了。

コバヤシさんとオオイシさんの着替えを待って。

体育館を出ると、外は冷たい風がびゅーびゅーと。

稽古後の火照った体とは言え、寒かったです。

来週はダウンを着てこよう。

 

来週からショウタロウくんしばらくお休みです。

次は春ですね。また大きくなっているのか。。。

しばらくは5人との稽古です。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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