四人との稽古/乱曲

土曜、あざみ野第一小学校は運動会で。

朝から元気な歓声と音楽が聞こえてきました。

音は建物で反響して反対側から聞こえてきて。

まるで、そちらで運動会をやっているようです。

理屈ではわかっているのですが、

いつもとても不思議な感じがします。

 

夕方になって着替え。

そろそろ上衣の下に長袖のシャツを着ようか?

上衣の上にコートを羽織ろうか?

などと考えて、けっきょくどちらも着ず。

外に出ると、やはり少し肌寒く感じました。

 

体育館に到着すると、コバヤシさん準備中。

いつも遠方からいらしています。

なにかと大変ですよね。とてもよくわかります。

 

ほどなくショウタロウくん。二人でモップがけ。

大きなホコリがたくさん落ちていました。

運動会の準備と片付けのせいでしょう。

ほどなくカジタさん。六尺棒準備。

ほどなくハセガワさん。

 

ヒカルくん、今週はお休み。

先週に続いての大事なご用です。

また来週お待ちしています。

 

オオイシさん、今週は私事のためお休み。

楽しみにしている稽古です。大事なご用なのでしょう。

それとも稽古がつまらなくなってしまった?

いやいや、そんなことはないでしょう。

おそらく、きっと、たぶん。。。

また来週お待ちしています。

 

ということで、今週は四人との稽古です。

 

さて、稽古開始。

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<澁川一流柔術>

 

○棒回し

 コバヤシさん、のけ反らずにできるように。

 棒を避けるのではなく。

 邪魔にならない位置を回しましょう。

 

 今週はオオイシさんがいらっしゃらないので、

 短めに切り上げ。

 

○六尺棒表

 向かい合って素振り、二人一組で棒合。

 ゆっくり丁寧に稽古。

 自分の立ち方、構え方に注意を。

 棒を打ち合うことに気を取られてはいけない。

 

 相手の上手なところは真似をして。

 相手の下手なところは他山の石に。

 

○六尺棒裏

 相手の棒を払って突く。前手の扱いは三種類。

  逆手のまま払って、逆手のまま突く。

  逆手のまま払って、返しながら突く。

  返しながら払って、順手のまま突く。

 如何様にもできるように。

 手を一度離して、持ち直すのではなく。

 手は常に棒から離れない。蛇のように。

 いつ持ち替えたのか分からないように。

 するりと滑らせて持ち替える。

 

○履形 礼式

 捕りも受けも、自分の体勢に気を配りましょう。

 やられ役を演じるのではなく。

 押すことばかり考えるのではなく。

 シンプルな形ばかりの澁川一流にあって、

 礼式のみは、とても手数の多い形。

 基礎基本の確認です。

 ゆっくり丁寧に稽古をしましょう。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 いつもは皆が横一列で、横浜支部長が前に立ち。

 今週は皆さん同士で向かい合って稽古。

 相手の上手なところは真似をして。

 相手の下手なところは他山の石に。

 そういった稽古を心掛けましょう。

 すべて同じです。

 

○試合口 二人一組で打太刀と仕太刀

 オオイシさんがいらっしゃらないので、さらっと。

 きっちり正確に動きましょう。

 初心者と上級者が同じではいけない。

 

○陽之表 二人一組で打太刀と仕太刀

 手数名を言いながら、十本通し。

 ときおり打太刀の最初の構えを間違えますね。

 逆に言うと、それさえ合っていればなんとでも。

 打太刀を上位者が務める理由の一つでもあり。

 仕太刀を導く役目です。

 

○陽之裏 二人一組で打太刀と仕太刀

 手数の手順より、順番を覚える方が大変?

 あまり法則性を感じられませんよね。

 二本セットで覚えると良いかも。

 でもって、前半と後半。それから真ん中。

 そんなにして覚えると良いかもです。

 

  勢龍&左沈/十文字&張身

     夜闇&乱曲

   位&極満/大落&白虎

 

 夜闇と乱曲は、急に手数がややこしくなる。

 夜闇は、小太刀の動きに似て。

 乱曲は、息をつかせぬ連続業。

 そんな感じです。

 

 皆さん、夜闇はだいぶお上手になられて。

 

 でも、乱曲が苦手な様子。

 打太刀の動きは、白虎の仕太刀の動きとは違う。

 混同しませんように。

 上手同士で組むとリズミカルで小気味よく、自然で滑らかです。そして緊迫感もあり。

 でもどちらかが少しでもあれだと、まったく手数にならない。

 おもしろいですよね。

 形や手数は、打太刀と仕太刀の二つで一つ。

 陰と陽。凸と凹。ポジとネガ。+と-。SとN。

 ぴったりとはまるか、まったく合わないか。

 でも、それをいかに合わせるか。

 いかに型にはめるか。それも醍醐味の一つです。

 体は激しく動いても、心は静かにおだやかに。

 心が静かだからこそ、体は激しく動ける。

 そういうものかもしれません。

 

 皆さん、とても熱心に乱曲を繰り返されて。

 途中で切り上げるのもしのびないほど。

 結果として、だいぶ時間を費やしました。

 これで身についてくれるとうれしいのですが。。。

 後半の手数はいずれまた。

 

 途中、とても大きな音がして。

 ハセガワさん、右膝を木刀で打たれたよう。

 かなり大きな音でした。

 とりあえず、頭ではなくて良かったけれど。

 裏の稽古は久しぶりです。

 皆さん同士で組むには少し無理があったか。。。

 配慮不足でした。申し訳ありません。

 無理をなさらず、お大事に。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○歩法

 帯刀して進退/抜刀して進退。

 両足が一直線に乗らないよう。

 右足は右、左足は左。

 左右二本のレールの上を平行にスライドする。

 突っ立たず。足首、膝、股関節を弛める。

 

○斬撃

 歩法に剣を合わせる。呼吸を合わせる。

 すー、すー、すーと滑らかに。

 

○大森流 そろい抜き

 皆で通し。コバヤシさん一人で繰り返し。

 

○英信流表 そろい抜き

 カジタさん、ハセガワさん、ショウタロウくん

 

 ハセガワさん、右膝が痛くて途中から見学。

 やはりけっこうひどく打ったのですね。

 打撲は、あとから腫れてきます。

 無理をしませんよう。

 

 ショウタロウくん、一人で繰り返し。

 いくつかあやしいところあり。

 ハセガワさんが稽古のお手伝い。

 

○英信流奥

 カジタさん一人で通し抜き。五方斬まで。

 間違えることなく、すらすらと通されました。

 とてもよく稽古をされていますね。

 悪癖もだいぶ修正されています。

 ただ、それでもやはりまだ。

 基礎基本というのは、いくら突きつめてもキリがないもの。

 際限なく追求しましょう。

 

 今週は新しい形をお伝えと考えていましたが。

 時間がなくてかなわず。

 剣術の乱曲にだいぶ時間を費やしました。

 いずれまたお伝えしましょう。

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20時30分を少し過ぎて稽古終了。

コバヤシさんの着替えを待って、体育館をあとに。

外はやはりだいぶ冷え込みましたが、

稽古で熱を持った体には逆に心地よいくらいでした。

 

空を見上げると、明るい月が煌煌と。

少し欠けたほぼ満月です。

前日の金曜が満月で、ほぼ皆既月食だったとか。

全国で見られたのは140年ぶりだそうです。

月は、毎日少しずつ満ち欠けをしていて。

でもそれが話題になることはなし。

変化が明らかなものには、注目が向きやすい。

でも、わずかな変化にも気を配る。

そんなのも良いですよね。と思います。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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