指巻棒

6/21は夏至でした。

日の出から日の入りまでが1年で最も長い日で。

以降は、だんだんと日が短くなっていくとか。

これから夏なのに、不思議な感じがしますね。

 

神奈川県のまん延防止等重点措置は7/11まで延長。

きっとこのまま、ずるずると延長を続けるのでしょう。

 

体育館に到着するとコバヤシさん着替え中。

少しお待ちして、二人でモップがけ。

ほどなくショウタロウくん。ではゴミ捨てを。

扇風機を出して。六尺棒を用意して。

カジタさん、ヒカルくん。

ハセガワさん。

今週はフルメンバーですね。久しぶり?

 

さて、稽古開始です。

-----------------------

<澁川一流柔術>

 

○棒回し

 軽く回して、突きの練習。

 

 突きは、後ろ手の位置に気を付けましょう。

 高すぎたり低すぎたりしないように。

 しゃくり上げたりしないように。

 あくまで突きです。まっすぐ。びしゅっと。

 

○六尺棒裏 一本目から三本目

 カジタさん &ヒカルくん

 ハセガワさん&ショウタロウくん

 コバヤシさん&横浜支部長

 

 一本ずつ稽古して、最後に三本通し。

 

○半棒表 指巻棒

 半棒表は全部で12本。

 前半6本と後半6本に分けたとして。

 後半6本をさらに前半3本と後半3本に分けて。

 その一本目。

 後半の後半ですね。

 

 半棒表を大きく分けると、

a.右に立てて始める。

b.左腰に両手で構えて始める。

c.その他

 の3つに分類できるかと。

 

 前半6本では、aとbの稽古。

 後半の前半1本目でaの応用を稽古(腰車)。

 後半の後半1本目でbの応用を稽古(指巻棒)。

 といったところでしょうか。

 

 指巻棒は、指棒の応用変化。

 指棒で応じようとしたところ。

 相手の方が一枚上手で、さっと逃げられてしまう。

 で、もう一度同じことをしても仕方がない。

 なので、今度は自分から、えいっ!みたいな。

 

 打太刀の打ち込みを止めるタイミングは、

 大石神影流のよう剣とも同じ。

 見て、それから反応してでは遅い。

 相手の心を読んで、枕を押さえる。先を取る。

 

 上から押さえるのではなく、下から入る。

 相手が自分の力で体勢を崩すように。

 

 崩すのは、提棒と同じ。

 ただ、回転の方向が逆なだけ。

 力任せに押し込むのではなく。

 くるりと回す。相手の力を反らす。

 小手先をこねるのではなく、体勢を崩す。

 体勢が崩れたら、あとは如何様にも。

 

 最初に下がり過ぎると、次に出るのに苦労しますね。

 棒で受けるのだから、それほど下がる必要はなし。

 相手の攻撃が届かない距離は安全です。

 でもそれは裏を返せば、こちらも届かないということ。

 適度な間合いを保ちましょう。

 

 コバヤシさん、初めてでしたがお上手でした。

 半棒表も残すところあと2本です。

 楽しみですね。ふふ。。。

-----------------------

<大石神影流剣術>

 

○鞘ノ内 抜打、拳落、甲割

 一本ずつ稽古して、最後に三本通し。鞘木刀

 

 最初に半歩踏み出して、中段に構えるのと同じ。

 虫が飛んできたら、無意識に手でさっと払う。

 歩いていて斬りかかられたら、さっと抜き打つ。

 何事もなかったかのように納刀する。

 そんな感じでしょうか。

 居合、鞘ノ内は、常に変わることなし。

 戦場、非日常のことではなく。日常のことです。

 

○陽之表 無二剣

 大事な手数かと思いますので、今週も稽古。

 

 附けから上段の小手。打ち落とされて面。

 右から斬る。左から斬る。

 小さく斬る。大きく斬る。

 いずれも、まっすぐに斬ることです。

 

 手順は簡単。さらっと流せる。

 でも、きちんとできるかは?

 間と間合いの稽古ですね。

 心の稽古でもあります。

 もちろんそれは、他の手数でも同じことです。

-----------------------

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

・そろい抜き

 ゆっくりと、間を取って稽古しました。

 ぱっぱと動かないこと。メリハリ、区切りは不要。

 するする、ぬるぬると動くこと。

 緩急はあっても、寄せては返す波のように。

 あるいはサインカーブのように。

 勢いで動かないことです。静かに動く。

 

・木刀を逆に持って抜き付け

 館長からお教えいただいた稽古方法です。

 通常とは逆に、柄を尖端にして、刃の方を持つ。

 そのまま抜き付けの動作を稽古。

 先重になるので、剣が走る感覚をつかみやすい。

 

 握って腕の力で振ってはいけない。

 体を開くこと。

 鞘が抜けたら、あとはもうなにもしない。

 

 握って腕の力で止めてはいけない。

 なにもしなければ、刀は勝手に留まります。

 

 親指は、床と平行になること。

 親指の上で、柄が回転する。

 結果として、切っ先が走る。

 

 とにかくなにもしないことです。

 刀が走るのに任せること。

 邪魔をしないこと。

 体の中心の働き。

 

・初発刀から陰陽進退

 刀が走る感覚を、居合にフィードバック。

 基本の五本を稽古。

 多少なりとも感じていただければ良いのですが。

 抜き付け、運剣、斬撃、血振るい、納刀。

 居合の基本動作です。

 なかなかできるようにはなりませんね。

 稽古あるのみです。

 

○太刀打 出合&附入

 二人一組で遣方と相手。

 

 出合は、居合と変わることのないように。

 普段稽古している初発刀と同じことです。

 

 附入は、柔術と変わることのないように。

 ただ、返に取るだけのことです。

 

 詰合の稽古をすると、さらによく理解ができるのでしょうね。

 早く皆さんと詰合の稽古をしたいものです。

-----------------------

19時50分に稽古終了。

前半を少し軽めに流したので、居合に少し余裕がありました。

本当は、

 柔術だけでも1時間、2時間、

 剣術だけでも1時間、2時間、

 居合だけでも1時間、2時間、

と稽古をしたいところですけれどもね。

今はとくに、まん延防止等重点措置のせいで稽古時間が短くて。。。

 

扇風機を出しましたが、暑くて汗をかきました。

皆さんも、熱中症などなりませんよう。

水分、塩分補給にご注意ください。

 

コバヤシさんの着替えを待って、体育館をあとに。

自販機のイチゴミルクは売り切れで。あらまあ。

ペプシコーラを買って、飲みながら帰宅しました。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

<<前の日記:笠払

 

>>次の日記:二生