外はすっかり明るくて。
西の空が赤らんでいなければ、まだ午後のよう。
風は冷たく、ほほをさします。
今日は冷え込みますね。
体育館にはコバヤシさん。
着替えていただく間に、モップがけ。
ほどなくカジタさん、ヒカルくん。
刀の準備など。
とりあえず、ストーブは出さず。
冷え込むようならあとで出しましょう。
さて、稽古開始です。
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<澁川一流柔術>
○半棒表
カジタさん&ヒカルくん
お二人で交互に稽古をしてもらいました。
半棒は、まっすぐに打ち込むこと。左足前。
打太刀は、まっすぐに打ち込むこと。右足前。
それぞれの稽古です。
コバヤシさん&横浜支部長
打太刀で元に立って、マンツーマン稽古。
立会
何度か繰り返し。
水平垂直を守りましょう。
上体が前後左右に傾かないように。
棒は小手先で打ちこまず、全身で。
肩の力を抜いて、伸びやかに。
下半身もゆるめて、どっしりと。
指棒
まずは立ち方、持ち方、構え方。
半身になって腰を落とし、棒で体を守ること。
受けて回して、打ち込む。
全身で動きましょう。一本目と同じことです。
引棒
さてさて、ようやく新しい形。
コバヤシさん、2019年の4月に入会です。
半棒は当初から稽古をしていました。
なので3本目まで、2年近くかかったことになりますね。。。
指棒と同じように右足前で、左に両手で持つ。
半身になって腰を落とし、棒で体を守る。
まったく同じですね。
打ち込みを左にかわし、指棒とは反対に回す。
あと同じ。
水平垂直に動くこと。上半身が傾かないように。
手先で打たず、全身を遣う。
これも2本目とまったく同じですね。
ただ、打ち込みを受けるか受けないか。
ここは大きく違います。正反対ですね。
半棒表は全部で12本。
前半6本が基本で、後半6本が応用。
そして前半6本のうち後半3本は、1本目の応用。
なので、最初の3本が基本になります。
この3本を繰り返し稽古しましょう。
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<大石神影流剣術>
やはり冷え込むので、ストーブを出しました。
掛かり稽古方式で待つ間、冷える手足を温めることはできるでしょう。
○立ち方
先週に引き続き、立ち方の確認から。
英信流の座法が参考になります。
・・・なんて言っていましたが。
コバヤシさん、まだ英信流を稽古していませんでしたね。
たは、すみません。あらためてお伝え。
これで、広すぎる歩幅が落ち着くかもしれません。
ヒカルくん、歩幅が狭くなりがちですね。
狭い方が敏捷に動きやすいかもしれません。
でも、両足が揃ってしまうのはさすがに。。。
足が揃ってしまうと、半身を取るのは難しい。
気を付けましょう。
カジタさん、とてもいい感じですね。
重心は後ろ足に乗せず。両足の間に落とすこと。
股関節を開いて、膝を割りましょう。
つま先と膝の向きをそろえること。
上半身が正対しないように。
あくまで半身です。
○抜き納め
抜いて、そのまま納めて。何回か繰り返し。
柄手の稽古でもあり、鞘手の稽古でもあります。
何度でも無理なく自然に抜き納めができるよう。
貫汪館館長ブログ<道標>抜付け
http://kanoukan.blog78.fc2.com/blog-entry-5082.html
○鞘ノ内
続けて、鞘ノ内。
抜打、拳落、甲割の三本を稽古。
パッと下がりながら上段に振りかぶる。
基本の動きですね。
素早く動いても、立ち方が崩れないように。
○構え素振り
中段、上段、附け、下段、脇中段、車、裏附け
すべての基本です。
その場で素振り。
下がりながら振りかぶり、出ながら振り下ろす。
基本です。
素早く動いても、立ち方が崩れないよう。
○試合口 やらず
○陽之表 やらず
○陽之裏
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
二本ずつ稽古。
後半の手数もだいぶ慣れてきたでしょうか。
やはり繰り返しの稽古は大事ですね。
このまま続けましょう。
○三学円之太刀
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
一刀両断から左転まで復習。
カジタさん先頭で示範。いい感じですね。
ヒカルくん、お上手です。先頭でもできるよう。
コバヤシさん、もう少しですね。
長短
さて、新しい手数。
膝を着きながら、左下へ張り。
立ちあがりながら、右上へ摺り上げ。
例によって陰陽の組み合わせ。
イメージ的には、半向と対になる手数です。
この手数を稽古すると、張りがわかるかも。
斬段の張りも変わるかもしれませんし、
試合口も一味変わるかもしれませんね。
楽しみです。ふふ
さて、裏からの摺り上げ。
実際にやろうとすると、なかなか難しいですね。
とは言え、剣道の試合では普通に行われています。
しかも、あの超速のスピードで。
払うのではなく、摺り上げる。
左足を踏み出しながら、立ちあがりながら。
小手先ではなく、全身を協調一致させること。
英信流の詰合の霞剣が参考になるかもですね。
とは言え、横浜支部ではまだ誰も稽古していませんが。。。
早く太刀打や詰合も稽古をしたいものです。
そして大小詰や立詰も。
奥の形を稽古することで、表の形の理解が深まる。
そういうものかと思います。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流
四人でそろい抜き。
時間がなくて、間を詰めて抜きました。
慌てず急がず。速くなく、でも早く動く。
いちいち止まらないと動けないようでは困ります。
奥を稽古していればなおさらです。
止まらない動き。居付かない動き。
陰陽進退で、すでに稽古済みのはずですので。
力まず、さらさらと動きましょう。
力を入れて動き、力を入れて止まる。
そうではなく。
力を抜いて動き、力を抜いて止まる。
そういう動きを求めましょう。
貫汪館館長ブログ<道標>抜付
http://kanoukan.blog78.fc2.com/blog-entry-2578.html
貫汪館館長ブログ<道標>”身の曲尺”
http://kanoukan.blog78.fc2.com/?q=身の曲尺
○英信流表
ヒカルくん、早抜きの稽古。
カジタさんに教えていただきました。
早抜きと言うけれど。
別に速く動く必要はなし。
立ち上がり座り直しを省略するから、結果として早くなるだけ。
ただ、連続して抜くだけのことです。
言葉に惑わされることなく、いつもどおりに動きましょう。
あわてない、あわてない。。。
貫汪館館長ブログ<道標>”早抜”
http://kanoukan.blog78.fc2.com/?q=早抜
○コバヤシさん
逆刀の復習をしました。
皆と一緒だとできるけれど。
横浜支部長に見られてだと、緊張して。。。
あるあるですね。
あー、はいはい。普通に抜いてください。
いつでもどんなときでも平常心で。
これも稽古ですね。
順刀のように動いていらしたので、少し手直し。
最初の抜打は、諸手で浅く面まで。止まらずに。
続く二撃目は、諸手で深く腰まで。あわてずに。
ここまでが逆刀の稽古の眼目でしょう。
見栄えのする後半は、まあどうとでも。
果たして、なにが大事か?
得てして、修行の深浅で逆転するものです。
そうして、また元に戻る。
稽古とはそういうものかと思います。
そろそろ新しい形を稽古したいですね。
来週に期待。
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今週もギリギリに稽古終了。
時間配分が上手くいかず、申し訳ない。。。
緊急事態宣言で20時までしかできないせいですが。
もう少し工夫できればと思います。
暖を取っていたストーブは、
電源を切るとあっという間に冷たくなって。
コバヤシさんに急いで着替えてもらい、
20時ギリギリに体育館をあとにしました。
空には月が煌々と明るく照らしていて。
満月で十六夜だったそうです。
来週も同じような稽古の予定です。
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