稽古衣の下に長袖シャツとズボン下。
稽古衣の上にコートを羽織り。
いつもどおり階段を下りていると、右膝に激しい衝撃を感じて。
気付くと階段途中に尻もちを着いて、踊り場に右膝を着地していました。
あれ?
どうやら最後の一段を踏み外したらしいです。
コートのポケットに入れているスマホを確認。
うん、大丈夫そう。
肩に担いでいる刀を確認。うん、大丈夫そう。
ううっ、右膝が痛い。。。
→最初は衝撃だけ、あとから痛み。あるあるですね。
袴の右膝が少し白けていましたが、はたくと元通り。
破れたりせずに良かった。
ほとんどスライドせずまっすぐ着地したのでしょう。
いやー、それにしても。なんでまた?
歩きスマホなどはしておらず。
マスクで下方向の視界が悪いせいでしょうかね?
それにしてもなあ。。。
まあなんにしろケガなどなくて良かったです。
あとから腰に来るかもしれませんが、稽古に支障はないでしょう。
転んだりせず、手を着いたりもせず。上体がまっすぐのまま着地。
これもある意味、受け身のようなもの?
稽古の賜物!ということにしておきましょう。
#いや、その前に踏み外すなよ!って話ですね。てへ
体育館にはカジタさん、ショウタロウくん。
ショウタロウくんに、大石神影流の木刀をお渡し。
今後はこれをお遣いください。
鍔と鍔留、手製の鞘に下げ緒付き。
合わせて刀袋も。
132センチと長く、幅もあるので居合刀と一緒に収納できます。
もしくは長い刀を一本と半棒を合わせて収納も可。
これで居合刀、木刀、半棒がまとめて入れば無敵!なんですけれどもね。
それはまあさすがに無理で。残念。
横浜支部長は普段はアマゾンを愛用、楽天は使わず。
なのでハセガワさんにお教えいただいて知りました。
とても重宝しています。
【楽天市場】合皮製杖・木刀袋(132cm)背負紐付:東山堂 楽天市場店
ん、楽天じゃない方が安い?
合皮製杖・木刀キャリーバッグ | 合気道,木刀・杖・道衣袋 | 東山堂
おそらく同じ製品ですよね。
そのときどきで値段がかなり変動するようです。
こういうの、うといのでよくわかりません。。。
さて、稽古開始です。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
カジタさんに二尺七寸をお貸しして。
カジタさんの二尺八寸をお借りして。
カジタさんとショウタロウくんの立ち位置を替え。
○斬撃
立った状態で、抜刀する動作から確認。
鞘と刀身の角度を合わせる。
鞘手と柄手の角度を合わせる。
右手と左手の角度を合わせる。
合掌ですね。左右の手をスライドさせるだけ。
体を開く動作で両手が開く。それだけです。
刀の邪魔をしないこと。
水平に抜き付けるなら、刀身を水平に。
同じ角度で戻す。
左右の手を開いて抜いたのだから、
左右の手を閉じて振りかぶる。
開閉は、体の中心で行う。腕は使わない。
開いて閉じた両手が、そのまま降りる。
下ろすのではなく、ただ降りるだけ。
重力に任せましょう。邪魔をしない。
体の中心を通すことです。
横に開いて、納刀。
刃が下を向いている刀身は、とても不安定。
手の内を弛めるだけで、簡単に横を向く。
作為は不要。
納刀は、抜き付けの逆モーション。
やっていることはどれも同じですね。
水平/垂直。中心を通すだけ。
○大森流
三人でそろい抜き。
斬撃で稽古したことを形で行うだけ。
斬撃はすべての基本ですね。
それを応用変化するだけ。
向きを変え、タイミングを変え。
手を変え、品を変え。
それが稽古ですね。
○英信流表&英信流奥座
カジタさんに抜いてもらい。
あれこれとアドバイス。
鞘手が課題ですね。
抜き付けと納刀は同じ手です。
鞘手は、柄手と同じ。
柄手も課題ですね。
抜き付け、運剣、斬撃、血振るい、納刀。
すべて同じ手です。
抜き付けで刀を重く感じるのは、柄手が正しくないから。
運剣、斬撃、血振るいで刃筋が立たないのは、柄手が正しくないから。
手の中に、柄がカポッとはまる。そんな感じです。
決して、握り締めたりしないこと。
○英信流表 稲妻
さて、ショウタロウくん。今週も新しい形です。
勢中刀を正面向きで行う、とだけご説明。
一度だけやって見せて、はいどうぞ。
はい、できました。さすが!
では、三本を繰り返して稽古をしてください。
英信流表の基本になる三本です。
○大森流 右刀
カジタさん、今週も大森流の手直し。
左刀
先週お伝えし忘れた内容の確認から。
右足を振り出すとき、足の甲で回ること。
左足は、膝を立てるだけ。
正面に向き直ったとき、結果として両爪先が立つ。
決して、両爪先を立ててから回るのではない。
そもそも、回るのではない。左膝を立てるだけ。
と言いながら、回転すると言ったりしますが。
それはまあ。
抜き出しながら、回る。のではなく。
回る結果、刀身が抜き出される。
英信流表の鱗返、波返と同じですね。
左半身を退く結果、鞘が引かれる。
左刀は、左足が前に位置します。
でも左半身は、退かれる。
だから、鞘が引かれる。
大森流の逆刀、英信流表の岩波、英信流奥の棚下がわかりやすい。
やっていることはすべて同じです。
右向きから、正面向きに変わって抜き付ける。
だから回転は90度? 違いますね。
右を向いて正対して座す。
正面に向いて抜き付けるとき、左半身は引かれる。
もし仮に45度の半身としたならば。
回転は90度+45度で135度になる。
とても大きな回転です。
右膝を中心として左に回転。
左足は膝を立てて、爪先立つ。
結果として、左足は大きく左に位置しますね。
正しい姿勢になるためには、修正が必要です。
これは平面図を描いてみればよくわかります。
ボディマップの正しい理解は、稽古に必須。
とまでは言いませんが。
稽古の大きな助けになることでしょう。
右刀
左を向いて座し、正面に抜き付ける。あと同じ。
これも左刀と同じ。
回転するのではなく、膝を立てるだけ。
抜きながら回るのではなく、回る結果抜かれる。
回転は45度です。たったの。
左刀の三分の一ですね。
三分の一の動作で同じように抜き付ける。
早いわけです。
英信流で右に抜打ちする理ですね。
右に抜打ち、左に突き。
前に抜打ち、後に突き。
すべて初発刀の応用変化。初発刀と同じ。
なんて言いますが。
最初の状況が違えば、まったく同じではなし。
違う状況で、同じことを成す。
そのためにはどうするのか?
そんなことを考えるのも稽古かもしれません。
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<大石神影流剣術>
○構え素振り
剣を抜いて、中段に構える。
もうすでにここから始まっている。
あるいはもうここで終わっている。
これがすべてです。
あとはその変化。中段のまま動く。
小手先で剣を操作しないことです。
素振りも同じ。中段のまま上下するだけ。
切っ先の向きは、状況による変化ですね。
原理は同じ。ただ応じただけです。
○手数
今週も回り稽古で。
試合口
張る動きをよく稽古しましょう。
ショウタロウくん、お上手です。
カジタさん、考えすぎ? ハッと張りましょう。
陽之表
打太刀を正確に。打太刀こそ稽古。
陽之裏
・勢龍&左沈
対になる二本です。
・十文字
さて、今週も新しい手数。というか復習。
打太刀上段、仕太刀附け
真っ向を受けて張り、喉。
試合口と同じような手数ですね。
でもなんか違う?
ではなにが違うのか。
構え、打ち込む場所、突く場所。
まあ確かに。
でもそういうことではなくて。
試合口と同じが良いのか。同じで良いのか。
あるいは違うのが良いのか。違って良いのか。
さて、どちらでしょう?
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20時に稽古終了。
最初は暖かかったのですが、後半は冷えました。
帰宅して、お風呂に入って。ほっと一息。
あ、そうそう。
世田谷支部は10/19から稽古を再開したそうで。
やっとですね。
横浜も大変ですが、東京も大変そう。。。
https://kan-ou-kan-tsetagaya.jimdofree.com/稽古手控/
北大阪支部は10月から柔術の稽古を始めたそうで。
https://kanoukan-kita-osaka.jimdofree.com/2020/10/18/柔術/
うらやましす。。。
横浜支部も早く柔術の稽古を再開したいものです。
来週も同じような稽古の予定です。
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