横雲/勢龍/二尺七寸

2020年10月10日(土)

数字だけ抜き出すと、20201010ですね。

なんだかおもしろい。

 連番キリ番ミラー番ゾロ番ゴロ番

 循環小数、無理数、有理数、倍数、素数、、、

数字の羅列になんらかの意味を見出す。

これは人の心理なのか、宇宙の真理なのか。。。

 

ところで20201010って2進法、

じゃなくて3進法みたいですね。

でも3進法の20201010を

10進法に変換すると4890らしいです。

なんだかとたんに普通の数字ですね。ふふ

閑話休題

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セミハードロッドケースを購入してみました。

もちろん150センチの。

でも長さは充分だったのですが、幅が足りず。

大石神影流の木刀と一緒に。。。どころか、

三尺二寸八分だけでも入らず。

反りがあるので、柄が飛び出してしまう。

横向きにすればなんとか入らなくもない。

でも、無理をしても良いことはなし。

高い買い物になりました。。。

 

広島の本部講習会に通うようになって。

長い居合刀や木刀やらを遣うようになって。

館長と同じケースを、と思っていたのですが。

あとから参加されるようになった名古屋西支部長に先を越され。。。

名古屋西支部長と同じなのは絶対にイヤジャ!

というか。

同じケースだと取り違いのトラブルが怖いですよね。

ということで、今まで購入せずにきたのでした。

でも、もう少し勉強が必要なようです。

閑話休題2

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台風14号の雨の中、今日も今日とて土曜に出勤。

相変わらずの来客多数。台風なのに。土曜なのに。

12時終了が12時に終了したタメシ(※)なし。

※漢字では「例」「様」と書くらしいです。へー

13時を過ぎてようやく終了。お昼を食べて帰宅。

ふー、やれやれ。。。

 

夕方になって着替え。

上衣の下にシャツを着て、袴の下にはズボン下。

雨のせいか、かなり冷え込みます。もう冬のよう。

 

三尺二寸八分は刀袋からはみ出てしまう。

雨に濡れるのはいやなので、やめました。

 

でもいつも遣っている二尺八寸は鍔のお手入れ中。

恥ずかしながら赤錆がひどくて休ませています。

 

そんなわけで、今週は二尺七寸を袋に入れて。

二尺七寸は自室での稽古に愛用しています。

ネットでお手軽に買えるのは二尺七寸が限度

その中から、拵えの好みで選んだのがこの一振です。

以前は二尺八寸まではネットで買えました。

#もちろん今でも個別注文で高い金額を払えば別の話です。

 

長い/短い、重い/軽い、樋あり/樋なし、先重心/手元重心、先反り/腰反り。。。

刀はいろいろですね。柄の形状も、とても大事です。

そして遣う人の好み、技量のレベル、流派の掟。。。

これもまたいろいろ。

可能であれば、いろいろとタメシ(※2)てみると良いかもしれません。

※2この場合は「試し」「験し」と書くらしいです。

閑話休題3

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雨の中、傘をさしていつもより早めに体育館へ。

雨なのでサッカーの団体が利用中でした。

 

入口前に、カジタさんがぽつんとお待ち。

ご挨拶して、先週撮影したビデオの話など。

だいたいどんなお気持ちか、わかるつもりです。

私も今まで何度も自分のを撮影してきましたので。

これを稽古に活かしていただければと思います。

 

そのうちサッカーの団体さんがお帰りに。

カジタさんと二人でモップがけ。

そのうちショウタロウくんもご到着。

消されてしまった明かりが再点灯するのを待って。

お、ようやくついたな。。。

 

さて、稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

カジタさんに二尺七寸をお貸しして。

カジタさんの二尺八寸をお借りしました。

通例、刀の貸し借りはしないものです。

でもまあ、他ならぬ横浜支部の方です。

問題はないでしょう。

いつもより短くて軽い刀だと、乱暴な稽古になりがちです。

でも大事な刀を借りたとあっては。

いつもよりさらに丁寧な稽古ができるでしょう。

 

私も以前、館長に大事な刀をお借りしていた時期があります。

とても貴重な稽古をさせていただきました。

そのおかげで今の私があると言っても過言ではありません。

 

もともと三尺二寸八分を購入したのも、

カジタさんが二尺八寸に苦労されていたから。

というのもあって。

私が同じ二尺八寸を抜いていても、あまり説得力がないかな。

なんて思ったりもしたのです。

もちろん、カジタさんがそう思っているわけもなし。

ただ実際に長い刀を抜いて見せれば、論より証拠。

と思ったりもしたのです。

 

でもって、今回はいつもより短い刀での稽古。

きっと効果があることでしょう。

 

○斬撃

 いつもどおりゆっくり丁寧に稽古。

 今日は雨なので、床が湿気ています。

 滑ったり、逆に引っ掛かったりしますね。

 稽古では、そんなところにもご注意を。

 常に周囲の状況に気を配るのは、大事なことです。

 

○そろい抜き

 三人で大森流をそろい抜き。

 

 続けて、カジタさんと英信流表、英信流奥座。

 

 カジタさん、二尺七寸は抜きやすいとのこと。

 良かったです。

 その感覚を二尺八寸にフィードバックしましょう。

 

 カジタさんの二尺八寸は、たしかに重い。

 先重心で、なんだかナタみたいな印象です。

 使いこなせれば、遣いやすい。

 でも使いこなせないと、遣いにくい。

 当たり前か。。。

 力任せに振り回そうとしたり、

 いちいち止まって、また動いて。。。

 では大変かもですね。

 でも止まらずに動けば、勝手に動いてくれる。

 とても楽です。

 上級者向けの刀かもしれませんね。

 館長がお遣いの刀も、先重です。

 

○英信流表 横雲 ショウタロウくん

 二尺四寸の刀には、だいぶ慣れたとのこと。

 抜き差しは問題なし。

 手首や肘を痛めるようなこともなし。ヨシ

 ただやっぱり、以前のようなキレはなし。

 切っ先まで神経が届いていない感じですね。

 重さというより、長さに慣れていない。

 道具の身体化。稽古の眼目の一つでしょう。

 

 大森流を少しチェック。良いですね。

 

 さて、今週から英信流表に入りましょう。

 まずは座法から。

 やってみせて、やってもらい。

 はい、もうできました。さすが!

 なんの気負いも衒いもなく。

 ただ、すっと座る。

 いやー、名人/達人のようですね。

 うらやましい。。。

#横浜支部のオジサンたちは、この座法にいったいどれだけ苦労したことか。。。

 刀の位置など、大森流と違うことをご説明。

 さー、あとは抜くだけです。

 

 上体が前に転がりながら、左手が鞘へ。

 続けて右手が柄へ。

 右手右足が前に出ながら、鞘が引かれ。

 抜き付け、運剣、斬撃。開いて納め。

 元のように座す。

 

 完璧な横雲です。

 大森流の初発刀より簡単ですね。

 続けて稽古をしましょう。

 

○大森流 初発刀 カジタさん

 いまさらながら、初発刀の手直し。

 いつもより少しだけ短くて軽い刀です。

 そのせいもあってか、とてもお上手でした。

 でもってあれこれと手直し。

 

 抽象的な話をいくつも、とりとめもなくご説明。

 でもなんだか神妙な面持ちで聞いてくださいました。

 すっと沁みる部分もあったのでしょうか。

 ご自分のビデオをご覧になった成果でしょう。

 

 あるいは少し短くて軽い刀の効果か。

 だとしたら。もしおサイフに余裕があれば、

 ご購入もありかもですね。

 もともと私が二尺七寸を購入したのも、

 横浜支部の皆さん用に、という理由があります。

 使い勝手もわからずにお勧めはできない。

 まずは自腹で確認!ということだったのでした。

 こうして、お貸しすることもできますしね。

 使い勝手は、実際にご体験のとおりですので。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 三人で向かい合って、構えと素振り。

 はい、いいですね。

 剣術の稽古はだいぶ間が開いたのに、

 まるで連続して稽古をしていたみたいです。

 良い感じです。

 

○手数

 横浜支部長→カジタさん→ショウタロウくん→横浜支部長→・・・

 と回り稽古にしました。

 打太刀が抜けて、仕太刀が打太刀になって、仕太刀が入る。

 そんな感じです。

 全員とすべての組み合わせをするわけではない。

 でもまあ、これはこれでいいかなと。

 

試合口

 打太刀は、打ち込みを正確に。

 間と間合いも大事です。

 

 仕太刀は、張る動きが眼目です。

 剣の表面をただなでるのではなく。

 ハッ!と肚を遣いましょう。

 

陽之表

 皆さん仕太刀はお上手です。

 でも打太刀もしっかりと稽古を。

 打太刀ができずに仕太刀だけができたとしても。

 それでは、稽古は半分にも満たない。

 打太刀こそ稽古!というくらいのつもりで。

 

陽之裏 勢龍

 同じく回り稽古で、勢龍だけ。

 何回か繰り返し。

 

 仕太刀附け、打太刀脇中段から仕太刀の脛を斬る。

 仕太刀は巻き上げて避け、

 打太刀の返す斬り上げを張り受けし、

 進んで真っ向。

 

 裏の稽古は、進んでは止まって、進んでは戻って。

 それでも一応、一通りの稽古はしましたが。

 でもまあ、また一から稽古をしましょう。

 何度でも繰り返し。

 ループ、パラレル、パラドックスは、

 横浜支部長の好むところです。

 あとスパイラルも。

 

ところでカジタさんとショウタロウくん、

このお二人だと手数がどうも上手くかみ合わない。

身長も違うけれど、木刀の長さが違うから?

なんて考えて。

ショウタロウくんに、二尺八寸二分の大石神影流用の木刀をお貸ししました。

するとなんだかいい感じ。

鞘の抜き納めは苦労していましたがそれでもできて。

手数そのものは、なんの問題もなし。

二尺四寸の木刀でやるよりも、上手くかみ合っていました。

 

身長は165センチとのことですから、

その半分は82.5センチ=二尺七寸二分

おお、なんだかいい感じかも。

そもそもの流派の掟は乳通りまでですしね。

 

ただまあ、横浜支部長とショウタロウくんだと、

二尺四寸の木刀ででも問題なくできるのですが。

それはまあ、置いておいて。ふふ

 

※刀の長さについては、

 館長がブログで過去に何度も言及されています。

 ちょうど今日のブログでも言及されていました。

 貫汪館館長ブログ<道標> 

  過重、過長

  長さ

  右肘

  用いる刀の長さ

  あんな動きを真剣でできるはずはない

 

 北大阪支部長は、横浜支部長より少し身長が高く、腕も長くていらっしゃいます。

 もともと三尺の居合刀をお遣いでしたが、フランス出張時代には三尺二寸の居合刀を遣っていらっしゃいました。

 ですが帰国して、館長のご指示により三尺の居合刀に戻したとのことです。

  貫汪館 フランス支部<稽古日誌

 横浜支部長もその点はよく承知しており、順番は逆になりましたが、すでに三尺の居合刀を注文済みで、できあがりを楽しみにしているところです。

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19時45分に稽古終了。

台風が来ています。少し早めに終わりにしました。

 

雨の中、傘をさしての帰宅です。

滑って転んでケガなどしないよう。

傘で前が見えず、車と接触したりしないよう。

ただでさえ刀など大荷物です。

そのうえ傘で片手がふさがっています。

雨の日には、充分お気をつけてください。

これも稽古の一環です。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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