棚下

夕方になって、シャワーを浴びて、着替え。

体育館には、カジタさんとショウタロウくん。

今週も扇風機なし。

だいぶ過ごしやすくなりました。

 

さて、稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○起居、進退、斬撃

 形が進むと、基礎基本がおろそかになりがち。

 でも逆に。

 稽古が進むほど、基礎基本は大事になります。

 基礎基本のレベルはそのまま形のレベル。

 たまには見直しをしましょう。

 

 稽古が進んでの再確認です。

 以前は気が付かなかったことに気が付くかも。

 以前はわかっていながら直せなかったことが。

 今ならば直せるかも。

 

○大森流

 三人でそろい抜き。

 少しゆっくりと確認しながら抜きました。

 はい、二人ともイイ感じですね。

 この調子で稽古をしましょう。

 

 ショウタロウくん、一人で通し抜き。

 何点かアドバイス。

 いやー、本当に上手ですね。

 先生だれ? あは。

 

 皆さんがお上手なのは、皆さんの努力の賜物。

 皆さんに不出来があれば、横浜支部長の責任。

 そう考えています。

 

○英信流表

 カジタさんとそろい抜き。

 ゆっくり目に確認をしながら。

 はい、今週もいい感じですね。

 奥の稽古も良い効果を及ぼしているのでしょう。

 なんにしろ、この調子で続けましょう。

 

○英信流奥

・向払、柄留、向詰、前後詰、両詰、三角、四角

 お一人で抜かれているのを横からじっと見て。

 何点か気になる点をアドバイス。

 

 ショウタロウくんへのアドバイスは具体的。

 カジタさんへのアドバイスは抽象的。

 これは、上手下手ともまた違い。

 稽古の進み具合、深さの違いですね。

 言われたとおりに稽古をするのと。

 言われたことを考えながら稽古をするのと。

 その違いでもあります。

 

 目で見て、耳で聞いて、頭で考えて。

 心で感じて、体で実践して。

 よく咀嚼して、自分のものにする。

 自分の内から出てくるのを待つ。

 そんな感じです。

 

・棚下

 一度抜いて見せて、やってもらい。

 説明して、少し手直し。

 苦労されるかと思いましたが、すぐにできました。

 

 左足を大きく下げながら、鞘を引いて抜き出し。

 左膝は床に着かず。

 上体は低く、右胸が右腿に着くくらい。

 刀を背に回して振りかぶり、そのまま斬撃。

 開いて、納刀。

 

 かなりキツイ体勢です。

 でもこれができるようになれば。

 流刀、逆刀、岩波も楽になることでしょう。

 力を入れているとプルプルします。

 力を抜いて、楽にやりましょう。

 すべての基本です。

 

・座法

 どうしても気になるのが、英信流の座法で。

 まだまだ正しく出来ているとは言えません。

 本来は、礼法、座法、起居進退ができずに、

 形の稽古をしても意味がない。

 とは言え、なかなかそれも難しい。

 なので、形の稽古を進めつつ、基礎基本を見直す。

 そんな稽古方法にしています。

 

 抜いているのを黙って見ていて。

 終わってから、あれこれとお話をして。

 ああ、ここが問題か。という部分が見つかって。

 お互いにお話をして、納得ができました。

 きっと来週以降、良くなることでしょう。

 これもご本人が不断の稽古をされているからです。

 

 澁川一流の蹲踞礼とも共通の体の遣い方。

 同じ一つの体です。

 同じように遣いましょう。

 ムリムダムラのない動きです。

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19時を少しだけ過ぎて稽古終了。

今週もマスクの中はぐっしょりと汗をかきました。

明かりがきちんと消えているのを確認して退出。

 

帰宅して、袴を外そうとしているとピンポーンと。

佐川急便の配達で。

ショウタロウくん用の居合刀でした。

夜間指定にしなければ、午後に受け取りができて

今週の稽古から遣えたかもしれませんね。

まあ、いいか。

来週からは、二寸ほど長い刀での稽古です。

楽しみですね。うふ。

 

来週も同じような稽古の予定です。

 

 

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