暑い日が続きますね。
ときおり風の中に秋の気配を感じたりもしますが。
それでもマスクの中は汗でぐっしょりです。
不思議な風物詩になりましたね。
いつもよりちょっと遅めに体育館へ。
カジタさん、ショウタロウくんも到着したところ。
扉を開け放したばかりで、熱気がこもっていました。
三人で並んでモップがけ。楽しいですね。
扇風機を出して、刀の準備をして。
さて、稽古開始です。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流
三人でそろい抜き。
二人とも、くれぐれも姿勢には気をつけて。
ショウタロウくん、だいぶ抜ける形が増えました。
大森流もあと少しですね。
○虎乱刀
ショウタロウくん、今週も新しい形です。
いつも見ているからもう説明はいらないでしょう。
歩きながら、抜いて、斬る。それだけです。
やはり、すぐにできました。
右足で抜いて、右足で斬る。それだけです。
もっとも、左足でもいいんでしょうけれどもね。
すべては状況次第でしょう。
ただまあ一応、形の上では右足です。
○英信流表
カジタさん、今週も復習。
ん、座姿勢は先週の方が良かったような?
まあそんなものでしょう。
見る方の見方もあるでしょうし。
上がったり下がったりしつつ。
結果的に、上がっていけば良いのでしょう。
岩波で切っ先を抜き出すところを少し稽古。
左足の引き方の話になって。
鞘の持ち方の話になって。
抜き付け、納刀の話になって。
左手の太股の上への置き方の話になって。
などなど。。。
話はあちこちに派生します。
どれか一つができない原因は、多岐に亘る。
一つを直そうと思うと、あれもこれも直さねばなりません。
どれかだけができて、どれかだけができないということはなし。
できるときは、あれもこれもできるし。
できないときは、あれもこれもできない。
そんなものでしょう。
全体はブロックの積み重ねなどなのではなく。
全体で一つの有機的なリンケージなのでしょう。
おもしろいですね。
○英信流奥 前後詰
カジタさん、今週も新しい形です。
前後の敵。
抜いて、後ろを突き、前を斬る。それだけです。
でもカジタさん、なんだか苦労をされて。
こーゆーとき、まじめな性格が裏目に出ますね。
やむえずあれやらこれやらと説明をして。
奥って、あんまり説明するようなものじゃないと思うんだけどなー。
なんて思いながら。
要は、稽古をするにはまだ早いのですよね。
でも、承知でお教えしているのだから仕方がない。
いずれ糧になることでしょう。
体を通して経験しておくのは大事なことです。
しばらく稽古をされて。
とりあえず形にはなりました。
あまり奥っぽくはないですけれどもね。うふふ
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19時に稽古終了。
最近の稽古は、ほんの1時間ほどのみです。
居合だけに集中した稽古。
お二人だけの稽古。
密度はとても濃いものと思います。
お二人とも、黙々と稽古をしていらっしゃいます。
良いことですね。
居合の稽古が、剣術や柔術にも役立つことでしょう。
静かに行く者は健やかに行く。
健やかに行く者は遠くまで行く。
そんな言葉があるそうな。
来週も、またこのような稽古の予定です。
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