英信流伝書

もう一ヶ月以上前の話になりますが。

 

オークションに、英信流の伝書が出ていたという話を聞いて。

それはまあよくあることなのですが。

これがまあなんと、下村茂市の伝書とのこと。

気になったので、さっそく調べてみました。

こちらのようです。

 

安政慶応期/古い無雙直傳英信流(長谷川流)居合術伝書巻物6巻・肉筆・武術伝書

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p773941045

 

6月14日の20時10分に3万円で出品されて、

6月14日の21時42分に5万円で即決。

あまりにも素早く、きれいな取引です。

もしかしたら、出品者から落札者に連絡があったのかもしれませんね。

(一般的な取引方法の一つかと思います。)

出品者は骨董品を扱っている方のよう。

発送元が徳島県ですから、地元の業者さんでしょうか。

落札者は不明ですが、いったいどんな方なのでしょうか。。。

 

内容は、英信流の伝書六巻。

 居合根元之巻

 居合兵法極意之巻

 居合歌之巻二巻

 勝貞直伝英信流和目録極意之巻(無双神伝英信流和免状)

 林崎重信直伝流居合兵法

下村茂市から野々村長左衛門に与えられたもの。

 

ほとんどは一般的な伝書ですが、和があります。

流名は、勝貞直伝英信流和と無双神伝英信流和。

土佐では居合、信州では和。というのが通説です。

土佐なのに和の伝書。おもしろいですね。

殺法当身十一ヶ所として、急所の記載あり。

これもおもしろい。

 

居合の形名は、少し異なるところあり。

英信流表は、事形と表記。

右身の山下

 山下/山下風/山颪/颪。。。

 やました、やましたかぜ、やまおろし、おろし。。。

 表記揺れの多い形ですよね。

岩浪と波返

 浪と波を併用しています。

十本目

 ふたたび向身になって、抜打。

 英信流表は、抜打の表記はないのが一般的?

 十本目は、四方向右左後だったり。

 

太刀打は、立相之位。これもよくあり。居相と立相。

 六本目は水月刀ではなくて、絶妙剣。

 独妙剣と絶妙剣の入れ替わりはよくありますが。

 きっと水月刀が七本目のパターンでしょうね。

 全部で十本ではなく九本かも。

 

詰合以降は画像がなく、詳細は不明です。

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関連して、もうひとつ。

 

無雙直傳英信流居合目録

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g417616329

開始価格6,500円で、落札価格158,000円!

出品者は高知県の方です。やはり業者さん?

 

谷村亀之丞自雄から北川又左衛門に与えられたもの。

一本の長い目録のようです。

英信流表は九本で、十本目が四方。

太刀打は九本で、六本目が絶妙剣。

詰合は九本で、水月なし。

大小詰の二本目は、骨防。

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最後に、もうひとつ。

 

大日夢想神伝流剣術伝書

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/487078865

 

開始価格2,000円で、落札価格12,000円。

表目録、中段目録、極意目録の三巻。

剣術のようですが、内容が気になりますね。。。

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以上。

四連休で、少し余裕が出来たので書いてみました。

ちなみに連休の合間の土曜は例によって出勤で。

ちっとも連休ではないですね。

そして、連休明け月曜の職場はいつも大変。

でもまあ、少しのんびりできました。

来週からの稽古を楽しみにしています。

 

 

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