師走の初雪に足裏

もう師走ですね。早いものです。。。

 

さて師走、第一週の土曜日。

横浜では平年より6日早く初雪が観測されたそうで。

道理で寒いわけだ。。。

 

体育館には、カジタさんとコバヤシさんの姿あり。

ヒカルくんは例によって遅れて参加予定。

ハセガワさんはお休み。

 

ショウタロウくんは今日からシーズンイン。

来春GW明けまでまたお休みです。

次にお会いするときには、もう中学生ですね。

楽しみです。

 

今日はお二人との稽古です。ちょとさみしい?

さて、稽古開始。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○手の内

 家から30センチほどの短くて細い棒を持参。

 以前、三尺棒や互棒を作成した際の端切れです。

 お二人に持ってもらって、手の内の確認。

 

 刀の柄は、なんだかんだ言って太くて重い。

 つい、握り締めてしまいがち。

 でも、細くて軽い棒ならそんなこともなし。

  指先に引っ掛けるように持つ。

  上から持つ。

  手首を折る。肘を曲げる。脇を空ける。

 などなど。。。

 お二人とも、お上手に持てました。

 では、刀も同じようにお持ちください。

 まあ、それが難しいのですけれどもね。。。

 

○斬撃

 先ほど稽古した手の内と同じに持つこと。

 横に抜き付けたときも同じ。

 縦に斬り付けたときも同じ。

 斜に血振るいしたときも同じ。

 上に納刀したときも同じ。

 

 唯一違うのは、英信流の横血振るいのとき。

 ああ、あと虎一足の張り受けも。

 あ、流刀もか。。。

 あとはもうないかなあ。多分きっと。あは

 

○カジタさん

・大森流と英信流表 そろい抜き

 

・太刀打 出合から水月刀までを復習

 遣い方の稽古で、相手に立ちました。

 

 水月刀を何回か繰り返し。

 避けて、打つ。のではなく。避けると同時に斬る。

 右とか左とか関係なし。当たるも当たらぬも関係なし。

 そんなことができると良いですね。

 大事なのは形ではなく、間と間合いです。

 形はそのときそれぞれで良い。

 稽古をしましょう。

 

○コバヤシさん

・大森流 初発刀から陰陽進退まで復習

 陰陽進退はまだまだ。もう少し稽古をしましょう。

 稽古の進捗のスピードは人それぞれ。

 できもしないのに先に進んでも仕方なし。

 のんびり行きましょう。

 慌てず急がず。倦まず弛まず。

 

ここでヒカルくんとお母さんがご到着。

お母さんはヒカルくんの準備を済ませてお帰りに。

ヒカルくん、次の剣術から参加です。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 いつもどり、軽くさらっと確認だけ。

 

 ヒカルくん、遅れて参加のためズボンで稽古です。

 なので、足の立ち方がよく見えます。

 それがまた、とても素晴らしい!

 端的に言って、お手本になります。

 無為自然に立っているのでしょうね。

 大人にはなかなかできないこと。

 ぜひとも真似をしましょう。

※袴については、館長のブログに記事があります。

<道標>

 

○試合口五本 打太刀&仕太刀

 二人一組で打太刀と仕太刀。五本通し

 

○陽之表十本 打太刀&仕太刀

 二人一組で打太刀と仕太刀。十本通し

 

○陽之裏

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で稽古

 

・勢龍&左沈

 復習です。張り受けが難しいようですね。

 これができないということは、

 表の正當剣もできていないということ。

 大森流の陰陽進退、英信流表の虎一足も同然。

 遣えもしないで形だけなぞっても仕方なし。

 居合と違って、剣術は相手がいるのが良いですね。

 確認がしやすい。

 

・十文字

 附けから請けて、張って、突く。

 試合口の一、二本目と似ていますね。

 ただし、附けで始まることと喉を突くことが違う。

 逆に言えば、そこ以外は同じ。

 これができなければ、試合口もできていないということ。

 ここに来て、基礎基本の実力を試されているのかもしれませんね。ふふ

 

 示範の際、打太刀のカジタさんの木刀の鍔を割ってしまいました。

 打ち合ったわけでもなく、張っただけだったのですが。。。

 たしか以前、ハセガワさんの鍔も割ったことがあったような。。。

 乱暴でスミマセン。。。

 

 大石神影流の木刀は特注品。

 長いのは元より、その分、太くて。

 なので、市販の鍔をはめるのに苦労したりします。

 まあ中級者上級者ともなれば、稽古道具の手入れも必須。

 これも稽古の一つとお思いください。

 

 その昔、お相手の木刀を割ってしまったことがあります。

 いわゆる赤樫でした。>割れやすい。

 割ってしまった鍔は、プラスティックで。

 やはり木刀は白樫、鍔は革が良いのでしょうね。

 演武で割れたりしたら、ちょっと困ります。

 まあ、演出としてはありかもしれませんが。

 でも武道家としては不覚悟でしょう。

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<澁川一流柔術>

 

○履形

・礼式から浪人捕まで

 体育館の床に大きなマットを二枚敷いて稽古。

 置く向きによっては、マットがずれてしまいます。

 それにしても、ずいぶんとずれますね。

 捕りが乱暴なのか、受けが下手なのか。。。

 もう少し静かに稽古ができると良いですね。

 

 大きく動くのではなく、その場にストンと。

 澁川一流の基本の一つのような気がします。

 

 右に倒すのか左に倒すのかで、その位置も考えて。

 せっかくのマットです。頭で床を叩かないように。

 館長と稽古をしたときは、マット一枚だけでした。

 足はマットの上だけれど、頭はマットの外。

 受け身は命がけ!みたいな

 いずれマットなしで稽古ができると良いですね。

 

 今回、皆さんだいぶグダグダでした。

 形名だけ言って、示範をしなかったからか。。。

 まあ、柔術はまだ稽古を始めたばかりですからね。

 そんなものでしょうか。

 居合も剣術も稽古をして上達しました。

 柔術も稽古をして上達しましょう。

 

・足裏

 さて、新しい形です。

 前回お見せして、今回もやって見せて。

 でもなんだか皆さん苦労して。

 そんなに難しいかなあ。。。

 

 私の中では、裏投シリーズの一つです。応用変化

 返に取って、裏に入る。

 相手の足を掬って投げる。

 ただそれだけ。

 動作としては、しゃがんで立つだけ。

 最初の蹲踞礼でも、しゃがんで立ちますよね。

 同じ動きです。

 ただ、その場でスッと。

 落としたハンカチを拾うようなイメージです。

 

 立っている相手を手で掬っても倒れるはずもなし。

 体全体を遣いましょう。手と足と体と三つ同時。

 言うことはいつもと同じです。

 やることがいつもと同じですからね。

 表面の形にとらわれることのないように。

 手だけ、足だけをやっても業は掛かりません。

 全部で一つです。

 

 最後の極めで蹴り込むのは、乳裏。

 背中の急所の一つです。乳の裏だから乳裏。

 鎖鎌と分童にも同名の形がありますね。

 分童で乳裏を打つから乳裏。

<貫汪館ホームページ>

 澁川一流柔術 形目録:分童

 澁川一流柔術 形目録:鎖鎌

 

 普通、足裏と聞いて思い浮かべるのは足の裏。足底

 でもこの足裏で引っ掛けるのは、足首のあたり。

#鎖鎌の一本目 足裏で引っ掛けるのも、足首です。

 この場合の足裏は、脚部の背側という意味なのでしょう。

 そして極めは、乳裏。

 おもしろいですね。ふふ 

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定刻通り稽古終了。

 

いやー、それにしても寒かった。。。

居合の稽古をしていると、手足はポカポカしてきて。

剣術もまあまあ。

でも柔術は見ているだけだから、どんどん冷えて。

 

でも皆さんは、

居合は運動量が少ないから、冷えてくる。

剣術は動くから、それほどでもない。

柔術は動いているから、寒くない。

のだそうで。私と全く逆ですね!あは

 

来週も体育館は冷え込むことと思います。

防寒対策、ではなくて。

寒さ対策、防寒策をお忘れなく。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

 

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