水月刀と勢龍、左沈

強い風で横殴りの冷たい雨の中、体育館へ。

黒い稽古着、黒い袴、黒い足袋。

ダウンコートも黒。刀袋も黒。傘も真っ黒。

唯一の色は、足元の雪駄の黄色だけ。

闇夜のカラスですね。

車からしたら、ちょっとこわいかも?

本当は、安全のためにはなにか色物を身に付けた方が良いのでしょう。

でも残念ながら、なにも持っておらず。

どこかに蛍光テープでも貼りましょうか。。。

それか提灯でも持つか。あは

 

体育館にはショウタロウくん、コバヤシさんの姿あり。

間もなく、カジタさん、ハセガワさんご到着。

ヒカルくんは、例によって遅れて参加予定です。

 

いつもどおり?定刻より早く稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○カジタさん、ハセガワさん

大森流&英信流表

・そろい抜き。見て取る稽古を。

 

太刀打

・出合&附入、請流&請入、月影まで復習

 形だけなら簡単?

 でもきちんとできているかは?

 果たして、遣えるかは?

 よくよく稽古をしましょう。

 

・水月刀

 新しい形です。手順はとてもシンプル。

 理合を説明して、バリエーションをいくつか示範。

 理さえ合っていれば、形は如何様でも。

 

 さて、この水月刀。

 前の月影ともとてもよく似ていますね。

 名前が? もちろんそう。でも形も。理合も。

 さらに言えば、請流にもとてもよく似ている。

 

 太刀打十本のうち、後半六本目に位置している。

 でもある意味、太刀打のエッセンスでもあり。

 この形をきちんと稽古ができれば、

 他の太刀打もきっと上達することでしょう。

 逆に言えば、これができないようでは?

 

 大事なのは、形を通して稽古をするということ。

 形の手順の稽古をしてはいけない。

 打太刀の稽古がとても大事です。間と間合い

 

 最初の構えも独特?ですね。

 これも心構えをよくあらわしています。

 ただなんとなく構えてはいけない。

 大石神影流の附けとも似ています。

 同じところと、違うところと。

 くれぐれも、混同しませんように。

 

 剣先から相手に向かって、レーザーポインター。

 それに導かれるようにスルスルと歩く。

 すべての基本です。

 

○ショウタロウくん

・初発刀から順刀まで復習

 来週、新しい形を稽古しましょう。

 

○コバヤシさん

・初発刀から陰陽進退まで復習

 

・陰陽進退の張受に苦労されていました。

  まっすぐに下がるのではなく、斜めに開くこと。

  脛をきちんと守ること。鎬で受けること。

  膝を着きながら振りかぶること。

 などなど。

 すべて基本の動作です。よく稽古をしましょう。

 

ここでヒカルくんとお母さんご到着。

ヒカルくんは次の剣術から参加です。

お母さんは先にお帰りに。

風はだいぶおさまって、雨は霧雨とか。

お気をつけてお帰りください。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り 並んで軽く確認

 

○試合口五本 二人一組で打太刀&仕太刀

 

○陽之表十本 二人一組で打太刀&仕太刀

 

○陽之裏

 横浜支部長が打太刀で、掛かり稽古方式で。

 ずいぶん久しぶりですね。

 多分、4月以降は稽古をしていません。

 半年以上ぶりですね。

 さて、皆さん覚えているか?

 

・勢龍

 ヒカルくん先頭。よく覚えていました。流石!

 カジタさん、ハセガワさんも問題なし。流石! 

 さて続くショウタロウくん、見るのも初めて?

 でもお上手にできました。流石!

 最後にコバヤシさん。苦労されながらもなんとか。

 

 陽之表千鳥と同じような避け方。

 正当剣と同じような張り受け。 

 あとは進んで真っ向を打つだけ。

 いずれも、表で稽古をした動きばかりです。

 ただその組み合わせ。

 すぐにできなければいけません。

 

・左沈

 ヒカルくん、カジタさん、ハセガワさん問題なし。

 続くショウタロウくんもなんとか。

 最後にコバヤシさん。苦労されました。

 

 最初の避け方は、左腰に構える。

 陽之表無意剣の打太刀に同じ構えがありますね。

 あとは勢龍と同じ。

 一度見たら、ああ!とわからなければいけない。

 わかったら、できなければいけない。

 そういうものでしょう。

 空中で一回転しろと言われたわけでもなし。

 すべて基本の動作の組み合わせです。

 言ってみれば、頭の体操のようなものですね。

 頭を柔らかくしましょう。心も体も。

 

 あとはお手本の皆さんですね。

 形がはっきりしているかどうか。

 正しくできているかどうか。

 たしかに知らない人が見ても、わからないかも。

 でも知っている人が見れば、ああ!とわかる。

 そうでなければならない。

 二人で組んで稽古をしているのを見ても、

 なにをやっているのかなんだかよくわからない。

 そういう稽古では困りますよね。

 形は形通りに。流派の掟通りに。

 そのうえでの千変万化、融通無碍を。

 もちろん、言うは易く行うは難しですが。。。

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<澁川一流柔術>

 

○履形

・礼式、負投、裏投、巻返、柔投、返投、捻付、腰投

 皆さん、お上手になられました。

 

 でも皆さん、巻返がいまひとつわからないご様子。

 捻付と混同してしまうようですね。

 どちらも、相手をうつ伏せに押さえる?

 たしかに似ていますが、実はまったく違う理合。

 ちょっと違う形で稽古をして見ました。

 これで意味が通じると良いのですが。。。

 

 腰投げまで稽古をして、稽古終了のお時間。

 うん、時間配分ムズカシイ!

 

・杭止、潜投、切込、蹴込、浪人捕

 続く形は、カジタさん受けで示範だけ。

 

 次はなんだっけ?とわかっていながら皆に質問。

 すっとばしていきなり、蹴込!と答えたり。

 あれ、あの変なヤツ!と答えたり。

 あは。おもしろいですね。

 

 目録を見ながらの稽古でも良いのですが。

 履形くらいは、順番を覚えておいてもいいかなあ。

 なんて思っています。

 

 大森流も、最初は順番を覚えるだけでもひと苦労だったはずですよね。

 手書きで形名を何度も書いたり。

 携帯にメモを打っておいて、通勤電車で眺めたり。

 そらで形名を暗唱したり。

 通しでイメージトレーニングをしたり。

 皆さん、そんな感じで覚えたのではないでしょうか?<私だけ?

 それが今では、夢うつつでも通し抜きができます。<私だけ?

 そのくらい稽古をしたということでしょう。

 履形も、そのくらい稽古をしましょう。

 

 ただまあ、ストーリーのある大森流と。

 あまりストーリーを感じない履形と。

 形数も、十一本と三十五本だし。

 覚えやすさは、だいぶ違うかもしれませんね。

 

・足裏

 続いて、何も言わずに次の形の示範。

 

 なにも知らずにいきなり掛けられたカジタさん。

 受け身は取れましたが、マットの外に足を強打。

 ゴツン!とすごい音がしました。

 幸い、くるぶしは打たずに済んだようで。

 初めて掛けるので遠慮して、軽めにしたつもりだったのですが。。。

 やっぱり、普通に動いてはいけないですね。

 なんにしろ、すまんこってす。。。

 

 まあ、私としてもいきなり掛けることができて。

 カジタさんとしても、受け身を取ることができて。

 お互いに流石!というところですよね!

 

 足裏は来週、稽古をしましょう。

 さて、時間配分を工夫せねば。。。

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定刻通り、稽古終了。

 

体育館はだいぶ冷え込むようになりました。

厚着をして、必要ならカイロも使ってください。

マフラーももちろん可。喉と胸を冷やさないように。

必要ならマスクも可。

厚手の足袋を履くのも良いですね。体育館は床から底冷えしますので。

長袖のシャツももちろんオッケーです。

ダメなのは手袋だけかなあ。剣を持ちますからね!

 

体育館を出ると、風は落ち着いていて、雨は霧雨に。

皆さん、足元に気をつけてお帰りください。

風邪などもお召しになりませんように。

 

来週も通常通りの稽古です。

→間違い。来週は学校行事で体育館は利用できず。

 稽古はありません。ご注意ください。

再来週は、通常通りの稽古です。

 

 

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