潜投

二尺八寸の居合刀、大石神影流の鞘木刀、常寸の鞘木刀。

中刀の鞘木刀、二尺の居合刀、二尺二寸の居合刀。

重装備が腰にずっしりと。

 

体育館に到着すると、コバヤシさん着替え中。

二人で並んでモップ掛けしながら、二尺八寸の居合刀の話など。

間もなくカジタさん、ハセガワさんご到着。

 

テヅカさん、休会になりました。

この4月に職場が変わって激務となって。

ご本人の稽古を続けたいというお気持ちはよくわかります。

でも、なかなか難しいですね。

お仕事は、聞くとビックリするようなお仕事です。

まるでテレビドラマの世界のよう。

#横浜支部の皆さん、ビックリするような世界の方ばかりです。

 いわゆる普通のサラリーマンの方は一人もおらず。

 お子さん方も、ちょっと一般とは違ったりして。

 横浜支部長だけ、地味な職業です。。。

 

お子さん方は、勉強、進学、就職などが一つの壁で。

女性の場合は、結婚、出産、育児などがあり。

男性の場合も、転勤、転職、昇進、異動などなど。

かくいう横浜支部長も、昨年春に職場を異動して。

職場に慣れる、慣れないとかではなくて。

一年中繁忙期のような職場で、疲弊する毎日です。

貫汪館の行事にも、ほとんど参加できないままでいます。

 

稽古を続けるというのは、それだけで大変なことですよね。

なんの疑問もなく、道場通いをして稽古を続け。

遠方での合宿や行事にも、なんの苦もなく参加をして。

そんな若い頃には、想像もつかないことでした。

 

下の扉だけ開けて、上の窓は開けず。扇風機も出さず。

夜はすっかり涼しくなりました。

 

ショウタロウくん、今週から参加予定と聞いていましたが。

定刻まで待ってもいらっしゃらず。連絡もなし。はて?

なにごともなければ良いのですが。。。

 

さて、とにもかくにも稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○起居、進退、斬撃

 三人とも、とても良い感じですね。

 このままじわじわと上達して行って欲しいと思います。

 

○大森流&英信流表

 カジタさん、ハセガワさん、そろい抜き。

 初発刀、左刀、右刀、當刀の最初の四本を少しアドバイス。

 この四本ができれば、あとはいらないんじゃないか?

 という基本の四本です。

 できているなどとは、夢にも思わず。

 求め続けてほしいと思います。

 

○太刀打 

出合、附入、請流、請込

 お二人で復習。うん、とてもいい感じです。

 でも、少しアドバイスした途端に崩れてしまう。。。

 あるあるですね。

 作っては壊し、作っては壊し。何度でも作り直しましょう。

 一つ一つ積み上げていきましょう。

 

 今週は新しい形はお伝えせず。また次回。

 

○初発刀、左刀

 コバヤシさん、一人で繰り返し稽古。

 初発刀はだいぶいい感じ。

 

 でも、左刀は?

 相変わらず、向きを変えられずにいます。

 がんばってください。

 

さてここで、ハセガワさん早退。やんごとなき事情です。

また来週、お待ちしています。お疲れさまでした。

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<大石神影流剣術>

 

○構え、素振り

 お二人だけなこともあって、久しぶりにちょっと確認。

 うん、いい感じですね。

 

○試合口五本

 カジタさん、コバヤシさんのお二人で打太刀と仕太刀。

 

 久しぶりですが、いい感じでした。

 稽古をしていないのに、上達する。不思議ですね。

 不思議ではないか。同じ体の動きです。

 

○陽之表十本

 カジタさん、コバヤシさんのお二人で打太刀と仕太刀。

 

 カジタさんはもとよりお上手。

 コバヤシさんも、とてもお上手になられました。

 不器用なんだけれど、上達はとても早い。

 不思議な感じですね。

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<澁川一流柔術>

 

○履形

礼式、負投、裏投、巻返、柔投、返投、捻付、腰投、抗止

 復習。お二人で捕りと受け。お上手です。

 

 負投は、肘の上に添える左手が大事。これが弱いとダメ。

 巻返は、左手をいきなり握らないこと。添えながら返していく。

 柔投は、返に取って返しながら右手を肘の下に添える。

 返投は、柔投と同じ。

 捻付は、肘の上に添える手が大事。負投と同じですね。

 腰投は、裏投と同じ。

 抗止は、左手刀で相手の腕を返す。巻返と同じ。

 などなど。。。

 

 どの形も、他の形と関連しています。当たり前ですが。

 難しくて、できない形があったとしても。

 先の形を稽古することで、できるようになったりもして。

 おもしろいですよね。

 たとえできなくても、稽古を先に進める理由の一つですね。

 もっとも、歩くこともできない人には、走ることは教えない。

 この違いの見極めも、稽古にはとても大事ですね。

 

潜投

 さて、新しい形。

 基本的に表、裏、表、裏、、、と進んできて。

 ここで、抗止に続いてまた表への入り。

 #やっぱりなんだかよくわからん。。。

 

 いつもどおり中心で留めて。

 相手の前に入りながら左手を添える。

 いきなり握ってしまうと、相手が上手く返らない。

 手を添えながら、入りながら返していきながら、持つ。

 いつもと同じですね。

 力を入れて固めた途端に、しんでしまう。

 変化しなくなるから。それではダメですよね。

 いつでも変化ができるように。でも、油断なく。

 居合の柄手と同じかと思います。抜付、運剣、斬撃、納刀。

 握らない。添えるだけ。

 

 相手を倒して、肘の逆を極める。

 簡単かと思いきや、お二人はなかなかできず。

 少しでもポイントが外れると、まったく効果が出ない。

 柔術の難しいところでしょうか。

 

 でも、翻って考えてみるに。

 では、居合や剣術なら、ポイントが外れても良いのか?

 そんなわけはないですよね。

 居合や剣術は、誤魔化しが利きやすいのかもしれません。

 まあ、もちろん。

 そんな誤魔化しは、わかる人にはもろばれですけれどもね。

 

コバヤシさん、袴の裾をご自分で短くされました。

とてもお上手で、見てもまったくわからないくらい。

居合と剣術では問題なし。でも、柔術で少し裾を踏んだりして。

もう少し短くても良かったかもしれませんね。

居合、剣術、柔術。いずれも腰を低く落とします。

裾は短い方が良いでしょう。

お貸しししていた袴は、洗濯してからお返しいただきました。

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定刻通り、稽古終了。

お二人だったので、サクサクと進みました。

#たまにはこういうこともありますね。

 

携帯をチェックすると、ショウタロウくん御母堂から連絡あり。

別件でお出掛けだったようです。

先週急きょお休みしたから、連絡をお忘れだったのでしょうね。

では、木刀と居合刀を長い物に交換するのはまた来週に。

お待ちしています。

 

帰り道、暗がりからこちらに近寄る人影あり。

すわ、不審者か!?と思いきや。テヅカさんでした。

休会のご挨拶にお越しになられたとのこと。

わざわざスミマセン。

また、いつでもお待ちしていますので。

 

二尺八寸の居合刀、大石神影流の鞘木刀、常寸の鞘木刀。

中刀の鞘木刀、二尺の居合刀、二尺二寸の居合刀。

コバヤシさんから返してもらった裾の短い袴。

テヅカさんからいただいたお菓子。

大量の荷物を持って帰宅。いずれも予想外の荷物でした。。。

 

前日の金曜は中秋の名月。

そして今夜は満月で、今年最も小さく見える満月だったとか。

 

明日は、延期となっていた体育館のワックスがけです。

ご都合のよろしい方は、ご協力ください。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

 

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