梅雨入り後にマンツーマン稽古

関東甲信越は梅雨入りしたそうです。

しばらく傘が手放せなくなりますね。

手ぶら族としては、傘を持つのがメンドクサイところです。。。

 

コバヤシさんからメールあり。今週の稽古はお休みしますと。

事前に仕事の都合とお聞きしていましたが、念のため確認のメールです。

ショウタロウくんお母さんからメールあり。稽古をお休みさせてください!と。いつも礼儀正しく、明るいお母さまです。

ハセガワさんからメールあり。仕事でお休みと。

カジタさんからメールあり。ヒカルくんお休みと。

テヅカさんからメールあり。仕事でお休みと。

いやいや、重なるときは重なるものですね。

一人減り、二人減り。。。

その都度、稽古の組み合わせをシミュレーション。

でも最終的には、カジタさんとマンツーマンです。

ある意味、悩まなくて良いですね。

 

学校前で、カジタさんと合流。タイミング、どんぴしゃりです。

今日はお一人ですよー、とお伝えすると。

えっ!?とちょっとビックリした顔。

(なんだ、喜ぶかと思ったのに。。。)

二人で並んでモップ掛け。

さて、稽古開始です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

先週と同じく、居合から稽古。

 

○礼法

 うん、なんだか落ち着きがない。。。

 いつもは、棒廻しから始めて、剣術を稽古して、最後に居合。

 稽古の順番が違うと、調子もくるうというものでしょう。

 でも、それではいけない。

 いつでも、どこでも、なんでも、すぐにできるように。

 居合は、さあ!と始めるものではなし。

 常住坐臥、常に居合。それが居合です。

 

 ちゃかちゃかと動くのではなく。心静かに動きましょう。

 手先を動かすのではなく。体の中心から動く。

 無駄な力を使わない。必要最小限の力で動く。

 動作の初めと終わりにお釣りが出ないように。

 すーと動いて、ふわりと止まる。

 いつ動き始めて、いつ止まったかわからないようなのが理想。

 勢いを使わないということ。急ブレーキをかけないということ。

 電気で動き始めて、エンジンブレーキで止まる。そんな感じ?

 

 礼法ができずに形ができるわけがなし。

 礼法は、すべての基本です。

 ゆめゆめ、おろそかにすることなかれ。

 

○斬撃

 剣を抜いて構え、歩きながら斬撃。

 四歩目で振りかぶり、五歩目で振り下ろす。

 ただ、それだけ。

 なのに。うん、なんだかタイミングが合いませんね。

 足を踏みしめて振り下ろす。そうではない。

 でも、だからと言って。

 タイミングを早くすれば良いというものではなし。

 今度は、早過ぎる。

 合わせようとするから、合わない。作為

 

 弓の話と似ていますね。

 まっすぐ立って、まっすぐ引いて、まっすぐ離せばいい。

 そうすれば、矢はまっすぐ飛んで行って、的にあたる。

 それを、矢が右に逸れたから狙いを左にずらし。

 左に逸れたから右にずらし。それであたっても意味がない。

 あてっこをしてはいけない。とにかく、まっすぐ。

 弓道八段の先生に、そう教えていただきました。

 

 手と足を合わせるのではなく。外形を整えるのではなく。

 表面のつじつまを合わせるのではなく。

 中心から動く。そうすれば、末端は自然と整う。

 なぜなら、中心はひとつだから。

 

 手足に力が入っている間は、整うことはないでしょう。

 余計な力が、邪魔をする。それが、作為。

 無作為をめざしましょう。

 

○大森流

 初発刀から、一本ずつ手直し。

 動きは礼法と変わることはなし。すべて、礼法の延長です。

 

 大森流は、すべて初発刀の応用変化。

 左刀、右刀、當刀は、初発刀を向きを変えて稽古。

 陰陽進退は、水平の重心移動。前進と後退と。

 垂直の重心移動は? あるようなないような。。。

 意識としては、座ったままですね。

 立ちあがって、どっこいしょ。ではありません。

 

 流刀、順刀、逆刀、勢中刀は、四本で一セット。

 同じ業ですね。区別をしないこと。

 動作のスピードは同じ。でも、対応がより早くなる。

 ただ、それだけ。

 向きの違いなど、ただの枝葉末節です。単なる稽古の方便。

 

 虎乱刀。

 十本目になってようやく、立って歩くことを許される。

 中身には目新しいことはなし。初発刀と変わることはなし。

 問題は、立って歩くことができるかどうか。

 ただ、その一点のみです。

 

 抜打。

 難しい形ですね。でも、抜いて斬ることばかりではなく。

 納刀にも気を遣いましょう。鐺を床に当てることのないように。

 納刀をよく稽古すれば、すべてが上達することでしょう。

 

○英信流表

 まずは、立ち方と座り方。

 それさえできれば、あとはもう大森流と変わることはなし。

 抜いて斬るだけなら、大森流よりも早くて簡単ですね。

 

 浮雲、山下風、岩波、瀧落など。

 さんざん手の込んだ形を稽古して、最後にまたシンプルな抜打。

 なんだか、おもしろいですよね。

 

○初発刀

 最後に向かい合って、初発刀をそろい抜き。

 うん、とてもお上手です。

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定刻通り稽古終了。

 

気付けば、あっという間の2時間30分。

居合の稽古だけで終わってしまいました。

先週と同じく、居合、剣術、柔術の順で稽古をするつもりでした。

なので、柔術の目録も用意していたのですが。。。

 

合間合間に水分補給をしてもらいました。

それでも、マンツーマンの稽古でかなり気を遣われたかと思います。

右足親指の爪がはがれていることもすっかり失念しておりました。

でも幸い、問題はなしと。うん、正しい動きをしている証拠ですね。

 

おかげさまで、カジタさんの居合の腕前はぐんとアップ!

長さを少し持て余し気味に見受けられた二尺八寸、

だいぶ遣えるようになられました。

稽古用にとお持ちした二尺七寸も出番なしで。

あとは重さでしょうか。

重くて使いにくい!のではなく。

重くて遣いやすい!となると良いですね。

すべては稽古です。

 

独り稽古では。

初発刀だけを稽古するのも良いですが。

大森流十一本、英信流表十本と通して稽古するのもおススメです。

栄養たっぷり、偏ることなく、バランスよく稽古をしましょう。

 

来週も通常通りの稽古です。

皆さまのお越しをお待ちしています。

 

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