GW初日の稽古

世は改元に伴うGW10連休とかで土曜はその初日。

でも、例によって出勤でした。

中には有給を利用して、11連休とかしている人もいるようで。

一方、まったくお休みなしの方も多いのでしょうね。

とくにインフラ、ライフラインにはお休みなんて関係ない。

休みなしで働いてくださる方がいるからこそ、休みが取れるのでしょう。

これは本当に、ありがたいことです。

#それはともあれ。「十」とか「プラス1して十一」とかを見ると、

 大森流や詰合を想起するのは、私だけ?

 

お昼過ぎに帰宅して、昼寝。ぐー

 

きっとコバヤシさんがまた早く来ているに違いない!

と思いながらも、疲れた体はなかなか動かず。。。

それでもなんとか、いつもよりは早く学校に到着。

 

予想通り、校門前には刀袋を担いだコバヤシさんの姿あり。

かなり遠くから、直立不動でお辞儀をされて。

真面目な方ですねえ。。。

#正直、真面目な方は苦手だったりします。固いイメージ。

 でも、コバヤシさんからは嫌な感じを受けません。

 実直だからでしょうか?

 ご自宅でもきちんと稽古をされているそうです。

二人でモップ掛けをして、着替えていただきながら、雑談など。

コバヤシさん、お仕事に日本のカレンダーは関係ないとかで。

お休みは5月1日だけだそうな。あらま。大変ですね。。。

 

間もなくショウタロウくん到着。今日は大丈夫そう。

六尺棒の準備をしてもらいました。

 

ほどなくカジタさん、ハセガワさん到着。

ヒカルくん、お休みです。

 

あとからテヅカさん到着。

引っ越しをされたそうで。まだ全然、荷物が片付いていないとか。

私ももちろん引っ越しの経験はありますが、大変ですよねえ。。。

引っ越しはもう二度としたくないなー、というのが正直なところ。

無理せず、お疲れの出ませんように。

 

さて、稽古開始です。

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

 

ショウタロウくん

 この1年で身長が10センチも伸びたとか。月に1センチ?

 すごいですね。

 成長期には、身体のバランスが崩れやすいもの。

 でも気にせず、伸び伸びと稽古をしましょう。

 

テヅカさん

 真面目な方は、姿勢も硬くなりがちです。猫背の傾向もあり。

 伸び伸びと稽古をしましょう。

 

コバヤシさん

 お上手です。まだ稽古を始めたばかりとはとても思えません。

 顔を上げて、姿勢よく。伸び伸びと稽古をしましょう。

 

ハセガワさん

 足の向きにご注意を。

 前足が前を向き過ぎないよう。後ろ足が後ろを向き過ぎないよう。

 

カジタさん

 重心の位置に注意。動くたびに中心が傾くことがないように。

 

○六尺棒表

 向かい合って素振り、二人一組で棒合。回り稽古

 

 コバヤシさん、一気に八本を稽古です。

 よくがんばっていますよね。稽古の度に上達されています。

 見ていて、とても楽しい。愉快、愉快

 

○半棒表

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。三本ずつ

 

ショウタロウくん

 十二本すべて稽古。うん、よく覚えていますね。

 

テヅカさん

 指巻棒まで稽古。あと二本です。がんばって覚えましょう。

 

コバヤシさん

 一本目を繰り返し稽古。とても上手になりました。

 肩の力を抜いて、伸び伸びと稽古をしましょう。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 向かい合って構え、一人ずつ通し。素振り。

 初心者は初心者なりに。上級者は上級者なりに。

 それぞれの稽古があります。集中しましょう。

 

○試合口

 二人一組で打太刀と仕太刀。

 どんな相手と組んでも、いきなりできるように。

 

ここでテヅカさんお帰りです。お疲れさまでした。

 

○陽之表

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 

よう剣

 とにかく、まっすぐに振ること。剣を払おうとしてはいけない。

 

げっ剣

 続いて、変化。でも、やることは同じです。

 とにかく、まっすぐに動くこと。まっすぐに振ること。

 あわててショートカットしてはいけません。

 受け流しは、試合口と同じです。しっかりと。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 カジタさん、ハセガワさん、ショウタロウくん、コバヤシさん

 

○礼法

 全員で稽古。上級者は復習、おさらい、基礎・基本の再確認。

 

 礼法は大事。礼法ができなくて、形ができるはずもなし。

 礼法ができる程度にしか、形もできません。当然のことです。

 礼法は決して、単なる所作、約束事ではありません。大事です。

 

○大森流、英信流表

 カジタさん、ハセガワさん、そろい抜き。

 

 一緒に抜くときには、よく見て取って。

 自分で抜くときには、よく考えながら。感じながら。

 いずれも、大事な稽古方法です。

 

○初発刀

 ショウタロウくん、コバヤシさん。一緒に初発刀の稽古。

 

コバヤシさん

 形を渡すにはまだ早いかなー。と思いながら。

 でもまあ。とりあえず、一緒にやってみましょう。

 形の難しさがわかれば、基礎基本の重要性も実感できるはず。

 

ショウタロウくん

 初発刀は、以前にも少しだけ稽古しましたかね。

 お渡しした鞘木刀は、すでにもう短いようです。

 次回には、長いものをご用意しましょう。

 成長痛で膝が痛いとか。正座が厳しいなら、無理はしませんよう。

 

ここでショウタロウくんお帰りに。お疲れさまでした。

 

○質問タイム

 

ハセガワさん

 最近は、英信流の座り方を課題にされているようです。

 拝見すると、だいぶ良くなりました。

 

 すっと座る。

 袴のさばき方とあいまって、うちの特徴のひとつですよね。

 個人的には、とてもお気に入りの動作の一つです。

 

 重力を利用すること。

 これは、すべての動作に共通のコツかと思います。

 力みがあると、重力を利用することはできません。

 そうすると、我力のみとなってしまう。とても小さな力ですね。

 

 古傷などがあると、掟通りの動作ができないこともあるでしょう。

 無理せず、少しずつ稽古をできると良いですね。

 

カジタさん

 山下風が上手く抜けないとのこと。

 

 拝見すると、うん、なんだか引っ掛かっていますね。

 二尺八寸の刀ですから、二尺四寸に比べれば長いかも。

 でも、三尺に比べれば短い。

 身長に比しても、決して長すぎるということはありません。

 

 それよりも気になったのは、動作がとても小さいということ。

 なんだか、せせこましい。コンパクト。

 抜けないから、抜こうとして、動作を小さくしているのか。

 あるいは、早く動こうとして、動作を省略しているのか。

 あるいは、、、。

 

 少し説明をして、一緒に抜いてもらいました。

 すると、するっと抜けて。あれ?みたいなお顔をされました。

 あは。おもしろいですね。

 

 理解が足りないと、コマ跳びをしてしまうこともしばしば。

 無意識に、勝手に動作を省略してしまうのですね。

 あるいは、抜けないからと一生懸命工夫して。

 その結果、かえって抜けなくなる。よくある落とし穴です。

 

 最速、最短、直線がベストとは限らない。

 とくに、平面上ではなく、空間上の運動ですからね。

#大圏コース

 https://ja.wikipedia.org/wiki/大圏コース

#シルトのはしご

 https://ja.wikipedia.org/wiki/シルトのはしご

 ん、こっちはあんまり関係ないか。。。ぐれっぐいーがん

 

 先週、ヒカルくんが質問された。

  初発刀の抜き付けで、鞘の小尻が床に当たってしまう。

 というのと同じ問題かと思います。

  体の動きと刀の動き。右手の動きと左手の動き。

  上半身と下半身。。。

 動作を連動させること。ギア比を調整すること。

 全身を協調一致させること。

 縦と横の歯車を、上手にかみ合わせることです。

 からくりのように。オートマトンのように。

 

 英信流表は、稽古していてとても楽しいですね。

 大森流とはまた違う。でも、やはりよくできた体系だと思います。

 頭の体操、体の体操?になりますね。

 よく稽古をしましょう。

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定刻通り稽古終了。

後半はなんだか一気に冷え込みました。

日中は雨が降ったりやんだりしていましたから、路面は濡れていて。

その気化熱とかかなー、なんて思ったりもしました。

 

さて、連休の初日だというのにほぼフルメンバーでの稽古でした。

皆さん、お仕事の都合、ご家庭の都合があありでしょうに。

よくぞお越しくださいました。うれしい限りです。

#でも、ご家族のご機嫌は大丈夫なのでしょうか?

 心配です。。。

 

来週はさすがにGWの真っ只中ということで、稽古なし。

再来週、またお待ちしています。

 

そして、次回お越しの際は、令和ですね。

ということで、今週は平成最後の稽古でした。

ただ、改元があっても、稽古に変わりはありません。

また皆で稽古をしましょう。

 

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