北大阪支部長がフランスから帰国されて、活動を再開されました。
これでまた、愉快でためになる稽古日誌が読めますね。
毎週、とーっても楽しみにしています。
<貫汪館 フランス支部>
https://kanoukan-france.jimdo.com/
<貫汪館 北大阪支部>
https://kanoukan-kita-osaka.jimdo.com/
今週末、広島の本部道場では、
土曜は古武道体験会、日曜は柔術講習会を開催。
横浜支部長は、残念ながらどちらも不参加です。
さて、土曜。
今季最強寒波が襲来、各地で大雪が降ったようです。
あざみ野も冷たい風が吹き荒び。まるで冬のよう。
って、冬でしたね。あは
冷たい風が、足元に袴の裾をまとわりつかせます。
頬と耳を赤くして、鼻水をすすりながら体育館へ。
いつもより早めに体育館に到着。
一人でモップ掛け。両手にモップの二刀流。
なにげに左右に持ったモップ。持ち方が違います。
ああ、一本の剣を両手で持ったときの手の内。
それを左右に分けた形ですね。おもしろい。
自分の体は自分で動かしているようで、そうでもない。
ほとんどは無意識の所作です。
まずはその分析から。
良いところは伸ばし、悪いところは直す。
まるで誰かを指導しているよう。
自分で自分を指導する。おもしろいですね。
まもなく、カジタさん、ヒカルくん到着。ハセガワさんお休み。
ほどなくテヅカさん到着。ようこそ。1か月ぶりですね。
ストーブと六尺棒の準備をして。
さて、稽古開始です。
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<澁川一流柔術>
○棒廻し
ヒカルくん
五尺棒を廻してもらっています。身長よりも長い。
それでも床にぶつけるようなことはなし。さすがです。
カジタさん
体の向き、足の向き、棒の向きをそろえましょう。
慣れてきて横着して適当にならないように。
両足を結んだ線、左右の胸、両肩、棒の回転面は平行に。
テヅカさん
お久しぶりですが、お上手でした。
気持ちを落ち着けて、心と体をリラックスさせましょう。
足首と膝を柔らかく。腰を落として。そけい部は弛める。
背筋はまっすぐ。うなじは伸ばして、首は肩の上に。
○六尺棒表 八本
向かい合って素振り、二人一組で棒合を回り稽古で。
棒廻しで稽古したことを、形でも同じようにできるように。
基本の稽古でできたとしても、形でできなければ意味はなし。
形も基本の稽古だと思うように。手順を急いではいけない。
棒は長く遣う。手の持ち替えはスムーズに。
○半棒表 十二本
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
ヒカルくん
四尺棒を遣ってもらっています。身長とほぼ変わらない長さ。
それでもとくに問題なし。さすがですね。
カジタさん
打ち込みが良くなりましたね。
毎週お話していたことが、ようやっとご理解いただけたようで。
お話をお聞きすると、ああなるほど。と思いました。
そういう理解をされたのかと。
人によって、プロトコルは違います。
言葉での説明には限界があり。
最初からそのように説明すれば良かったのかなあ。
なんて思ったりもして。
でもまあ、最初からそのように説明していたとしても。
耳で聞いて、ふーんで終わっていたかもしれませんね。
飽きずに稽古をして。懲りずに説明を繰り返して。
自分でも稽古をして。あるとき、ふっと気が付く。
今までどうしてもできなかったことが、できるようになる。
そうして一度できるようになってしまうと。
どうして今までできなかったのかわからなくなる。
そんな感じかと思います。
いわゆる、目から鱗が落ちる。っていうやつですね。
体を左右に大きく動かし過ぎますね。
幅はもう少し小さくて良い。
テヅカさん
お久しぶりですが、九本目までよく覚えていらっしゃいました。
十本目 指巻棒を稽古。はい、よくできました。
半棒は全部で十二本。
前半六本は基本の形。一本目の応用。
後半六本は応用の形。一本目とはだいぶ違う?
棒は、剣と違ってあっちを持ったりこっちを持ったり。
あっちで打ったり、こっちで突いたり。
やることが多くて複雑ですね。
少しずつ覚えて行きましょう。
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<大石神影流剣術>
○構え素振り
棒と同じ。まずは土台になる足腰から。そして、剣。
○試合口 五本
二人一組で打太刀と仕太刀。
カジタさんとヒカルくんペア
身長差の激しいお二人。文字通り、大人と子供です。
それでも問題なく稽古をされています。
合わせられる幅が広い。大事なことです。
テヅカさん
お久しぶりですが、五本きちんとできました。
あわてず、どっしりと構えましょう。
いつもよりサクサクと進めて、早めに前半の稽古を終了。
体育館はかなり冷え込みます。
体調もあまりよろしくないテヅカさんはここでお帰りに。
お疲れさまでした。
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<後半の稽古>
○六尺棒裏 三本
元に立って、打方と仕方。
棒は握り締めないこと。自由に変化できるように。
滑らかに滑らせる。
○半棒裏 三本目まで
一本目を繰り返し稽古して、二本目と三本目も。
一本目ができれば、あとは同じことです。
○陽之表 十本
カジタさんとヒカルくんで組んでもらって、打太刀と仕太刀。
お二人の演武を見ていても、あまり身長差を感じない。
無理矢理腰を落として高さを合わせているのではなし。
素晴らしいことですね。上達されました。
何か所か気になる点をアドバイス。
剣はとにかくまっすぐ振ることです。
横着せずに、頭の上から振ること。
○陽之裏 五本目まで
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
勢龍と左沈の張り受けはまだまだです。稽古しましょう。
○小太刀 一、二、三、五本目
猛虎と荒波。圓月と強弱。左右で対になる二本二組。
迷わずにスッと動けるように。
○二刀 三本目まで
清風は、遠慮をしないこと。
綾ノ調子は、手首を柔らかく。
紅葉重は、お二人ともお上手になられました。
やはり稽古は大事ですね。繰り返し稽古をしましょう。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
稽古せず。
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定刻よりだいぶ早く稽古終了。
とにかく寒くて、寒くて。。。
手はかじかんで、足の指先は冷えて痛いくらい。
無理をして、体を壊しても仕方がありませんからね。
夜の体育館の底冷えは、半端ではありません。
あらかじめ一報を入れて帰宅すると、お風呂の準備ができていて。
いつもありがとござます。
さて、ん? 湯舟にお湯が溜まっていない。。。
見ると、あれまあ。栓がきちんとはまっていませんでした。
いつもよりかなり早く帰宅したから、あわてたのでしょうね。
申し訳ないことをしました。
シャワーで済ませましたが、浴室はすっかり温まっていて。
お陰で快適でした。
まあ、そんなこともありますよね。
来週の日曜は、日本武道館で古武道演武大会です。
http://www.nipponbudokan.or.jp/shinkoujigyou/gyouji_06
#貫汪館の澁川一流柔術は13時52分頃に演武予定。
そのため前日土曜の稽古は、自主稽古とさせていただきます。
寒さに気を付けて、事故やケガのないようにご注意を。
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