新年最初?の三連休の初日の土曜。
横浜支部では今年最初の稽古(稽古初め)を行いました。
と言っても、とくだんなにか特別なことをするわけでもなく。
いつもどおりの稽古です。
この日は朝から、とても寒い一日で。
日中には雨も降り、一時はみぞれ?も降っていたようです。
小さな電気ストーブを持って、傘をさして体育館へ。
校門前で、カジタさんとハセガワさんと合流。
新年のご挨拶。今年もよろしくお願いします。
皆さんは相変わらずきっちりとされていました。
横浜支部長は相変わらず、とってもテキトーです。
武道家らしくないですかね?
でも、堅苦しいのが苦手なもので。すみません。あは
明かりをつけて、三人で並んでモップ掛け。
カジタさんもストーブをお持ちくださったので、二つ並べて置いて。
コンセントの都合で、すぐ近くには置けず。
気休め程度ですが、気休めにはなります。とーとろじー
さて、稽古開始です。
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<澁川一流柔術>
○棒廻し
お二人しかいないので、前の方が空いています。
でもお二人とも、後ろの方で廻されて。
せっかくストーブも前の方にあるのですが。
いつもの場所、ということですね。
遠慮しているのか、いつもの場所が落ち着くのか。
指示がないから、いつもどおりにしているのか。
良い悪い、ということではありません。
でも、自身のメンタリティの分析もおもしろいかもしれませんね。
お二人とも、棒を廻すのはとてもお上手になられました。
でも、下半身はまだまだ? 立ち方や歩き方ですね。
それをこそ、よくよく稽古をしましょう。
見た目の表面上の目立つ誰でも見えるところはどうでもよし。
目立たない、本質的な部分に気持ちが行くように。
そういったところをこそ、よく見れるように。
○六尺棒表 八本
向かい合って素振り、二人一組で棒合を回り稽古で。
お二人の打ち合いは、とても良い音がします。
聞いていて、心地よい。
軽くもなく、重くもなく。強くもなく、弱くもなく。
自然な音です。山奥の木こりの音のような。
なーんて思っているのは私だけでしょうか。。。
突きはもう少しですね。
前手の持ち替えがまだぎこちない。だから、遅くなる。
手は、滑らせること。
同じ持ち手のまま、しごく。というだけでなく。
持ち替えも、棒に沿って滑らせること。変化させる。
柔術で相手の手を持ち替えるときも同じですね。
離して持ち替えていては、隙ができる。常に接触していること。
蛇のように巻き付く。
大事です。
○六尺棒裏 三本
続いて、裏。
今回は、向かい合って素振りもしてみました。
いつもはやらないから、ちょっと不思議な感じでしょうか。
でも独りでやってみると、あぁなるほど。と思う部分もあり?
とくに打ち方。ヤラレヤクではない、ということがわかるかも。
打ち方も仕方も、とても大事な稽古です。
大抵の形は、打太刀、打方、受けの方が難しいことと思います。
とても重要。よくよく稽古する必要があります。
もちろん、見栄えのする演武のため、というのではなく。
○半棒表 十二本
うん、お二人ともいい感じですね。
久しぶりの方が上手に感じられるのは、なんでなのか。
繰り返しの惰性から解放されるから?
そういう意味では、稽古内容はいつも同じじゃない方が良いのかも。
繰り返しも大事。でも、変化も大事。ですね。
○半棒裏 三本目まで
はい、じゃあ次は裏。
と言われて、さっとできるなら大したもので。
つい、表の動きになってしまいますよね。
それが、繰り返し稽古の良くない点。弊害でしょうか。
いつも同じ動きしかできなくなってしまう。
毎回毎回、同じ動きをしているようで。
でも、心の働きは常に違う。
ただ結果として、たまたま同じ形になっているだけ。
それが良いのかと思います。
楽な動きを追求するけれど。楽をしてはいけない。
楽をするための手間を惜しまない。
そういうことかと思います。
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<大石神影流剣術>
○構え素振り
やはり、上半身はお上手で。でも、下半身は?
まずはしっかりとした土台を作って、それから上物。
建築であれば、当たり前のことですよね。
でも、稽古となると、なかなかそうも行かず。
剣を振るのは楽しい。
でも、立ち方や歩き方の稽古は地味でつまらない。
だからどうしても、おざなりになりがちですね。
剣を振りながら、下半身が大事といくら言われたところで。
つい、意識は上半身に行ってしまいがち。
だから、剣を持たずに基礎の稽古をするのでしょう。
上達するためには、地味な稽古が必要かと思います。
○試合口 五本
お二人で組んでもらって、打太刀と仕太刀。
五本目の受け流しを少し稽古。とても難しい手数かと思います。
本気で打ち込まれて、実際にできるかは?
よくよく稽古が必要でしょう。
○陽之表 十本
打太刀で元に立って、十本通し。
やはり示範もなしにいきなりで、間違えずに通すのは難しい?
それがさらっとできるかどうかが一つの区切りかも。
久しぶりだから忘れた、間違えた。というのでは。
それは、まだ身に付いていないという証拠ですね。
いつでも涼しい顔でさらっと通せる。
それが、最初の目標かと思います。
○陽之裏 五本目まで
打太刀で元に立って、五本目まで通し。
いまさら、十文字や張身のような単純な手数があるかと思いきや。
夜闇のように、急に複雑な手数もあったりして。
裏は、変化に富んでいておもしろいですね。
表と裏くらいは、さらっと通せるようになると良いですね。
さらには、三學圓之太刀も。
よくよく稽古をしましょう。
○小太刀 一、二、三、五本目
どなたか、小太刀をお持ちの方はいらっしゃいませんかー?
はい、ここに。とハセガワさん。やりますね。ふふ
ということで、小太刀の稽古も。
打太刀で元に立って、一本目&二本目、三本目&五本目。
#例によって四本目は外しました。
二本セットの左右対ですね。
小太刀には小太刀の間と間合いがあるでしょう。
それを大刀にも活かせるように。
大刀は大刀、小太刀は小太刀。それではいけない。
いつでも同じように。でも、違いは区別をして。
○二刀 三本目まで
同じく打太刀で元に立って、三本目まで。
一本目清風と二本目綾ノ調子は、対になる二本ですね。
同じように十字受けをして。そこから、押し込むか、変化するか。
剛と柔。陰と陽。
最初から変化すると考えていてはいけない。一本目が基本になる。
小太刀でも、大刀でも同じかと思います。大事な一本です。
三本目は、なんだか難しいですね。二刀だから?
三本目は、二刀の技法を特徴的に現していると言えますね。
攻撃と防御を同時に行う。左右の手を別々に、でも同時に遣う。
剛柔、強弱、緩急も必須です。
相手がいない方が、稽古になるかも? 独り稽古がおススメです。
というか、独りで動けずに相手をつけてできるわけもなし。
最初の構えも大事ですね。小太刀は附け、大刀は上段。
しっくりと来る場所を探しましょう。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流十一本、英信流十本
三人でそろい抜き。もちろん通しで。
何点かアドバイス。
抜き付けというか、鞘を払う動作。
納刀というか、納刀の準備をする動作。
動作に名称を与えて、それを憶えて、できた気になる。
ありがちな落とし穴ですね。
でも、知っていることと、できることは違う。
名前なんか知らなくても、できる人はできる。
名前を知っていても、できない人はできない。
納刀、という一つの動作として覚えるのではなく。
一つ一つの動きをきちんと稽古をしましょう。
そしてそれを区切るのではなく、一連の動きとして体得する。
みそもくそも一緒、というのではなく。
きちんと区別して、でもそれらを一つに混然一体化する。
そういうことかと思います。
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定刻より少し早く稽古終了。
ベテランのお二人だけなので、稽古はサクサクと進み。
寒いから早く終わろうと思っていましたが。
けっきょくいつもとあまり変わらず。
でもまあ、密度の濃い稽古がたっぷりできたから良いですかね?
足の裏はすっかり冷たく冷えて。刀の鍔や刀身は氷のようで。
鼻水をすすりながらの稽古となりました。
持ち込んだ電気ストーブも、コンセントを抜いた瞬間に冷たくなり。
帰宅して、すでに準備されていた熱いお風呂は最高のご馳走でした。
ふー、極楽極楽。。。
来週も通常通りの稽古です。
・・・と、この稽古日記を打ち込んでいたあざみ野タリーズ。
2019年1月14日(月)祝日で閉店だそうです。あらまあ。
http://kaiten-heiten.com/tullys-azamino/
いつも繁盛しているように見受けられたのですけれどもね。
愛用していたのにとっても残念です。
さて、今度はどこに行こうか。。。
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