日中は暑いくらいでしたが、夜はだいぶ冷えるようになって。
稽古着を冬用に変えました。生地が厚く、袖も長く、重ねも深い。
その下にはシャツを着て、袴の下にはズボン下も履いて。
それでも外は、上着なしだと肌寒いくらいでした。
体育館に到着すると、すでに明かりがついていて。
カジタさん、ハセガワさんがモップ掛けをしてくれていました。
うん、なんだかすっかり久しぶりな感じです。
#記録を確認すると、ちょうど1か月ぶりでした。
先週も先々週も、学校の都合で体育館が使えず。
その前の週は、出雲大社奉納演武で自主稽古でした。
間もなくオーガストさん到着。
少し遅れて、ユウトくんがお母さんと一緒に到着。
1か月半ぶりですね。
お出掛け帰りでお疲れのところ、よくお越しになりました。
さて、稽古開始です。
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<澁川一流柔術>
○棒廻し
体育館の後ろの壁には、埋め込み式の鏡が設置されています。
壁に見えるけれど、扉を開けるとそこには鏡が。みたいな。
普段は跳び箱が置いてあって、開けることができません。
今回は、跳び箱が舞台の上に移動していました。
学校行事の都合でしょう。
そのため、鏡が使用可能になっていて。
皆さんに、棒廻しの姿を確認してもらいました。
普段、鏡を使用する稽古は推奨していません。
外形にとらわれてほしくないからです。
それでも、たまには参考になることでしょう。
あれ、自分ってこんなだったのか?みたいな。
ビデオと同じですね。折に触れて、確認をする。
それを元にまた稽古をする。
そういったフィードバックも大事です。
ユウトくん、久しぶりでしたがきちんと覚えていました。
顔は前に向けましょう。
○六尺棒表八本 回り稽古
ちょうど4人でしたので、二人一組で回り稽古。
皆さん、とてもお上手です。
棒と棒の打ち合う音を聞いているだけでわかります。
正しい稽古です。
前手の親指は、くれぐれも棒の上に立てないように。
指が目立てば、狙われます。
それになんと言っても、弱い持ち方です。
きちんと握り込みましょう。
○半棒表十二本
カジタさんとオーガストさんには、二人で稽古をしてもらい。
半棒と打太刀を交互に。どちらも大事な稽古です。
ハセガワさんとユウトくんは、打太刀で元に立って掛かり稽古方式で。
ハセガワさん、先頭でお手本です。
ユウトくん、久しぶりでしたが腰車もきちんとできて。
続く提棒、笠払も稽古をしてもらいました。うん、いいですね。
笠払でも普通に受け身を取りました。
ハセガワさんに、腰は大丈夫ですか?と心配をされ。
ああ、すっかり忘れていました。あは。
でも明治神宮で演武もしてきましたしね。
お蔭様で、このくらいなら大丈夫になりました。
よかったです。
<大石神影流剣術>
○構え素振り
いつもどおりの構えと素振り。
振りかぶりながら下がり、振り下ろしながら出る。
下がりながら振りかぶり、出ながら振り下ろす。
これも大石神影流剣術の基本の動きですね。
手数の中で、自然にできるように。
○試合口五本
二人一組で打太刀と仕太刀。
カジタさんとハセガワさん、もちろんお上手です。
オーガストさんとユウトくん。
身長差がすごくて、まるでジャックと豆の木みたいな。
それでも、二人ともそれぞれきちんと合わせていました。
とても良い稽古ですね。
素晴らしい。見ていて、心が洗われるようでした。
ここでユウトくん、お帰りに。
最後までよくがんばりました。お疲れさまでした。
○陽之表十本
打太刀:カジタさん、仕太刀:ハセガワさん、見取り:オーガストさん
→打太刀:ハセガワさん、仕太刀:オーガストさん、見取り:カジタさん
→打太刀:オーガストさん、仕太刀:カジタさん、見取り:ハセガワさん
という感じで回り稽古。十本通し
横から見て、気になることがあればアドバイス。
オーガストさん、まだ順番を覚えきれていませんね。
打太刀も難しそう。さらに稽古しましょう。
カジタさん、ハセガワさんも、うろ覚えなところあり?
まあ、久しぶりですしね。
でも、間が開いても忘れなくなるまで、稽古を重ねましょう。
○陽之裏
打太刀で元に立って掛かり稽古方式で。
記録を確認すると、陽之裏を稽古したのは去年の3月が最後のようで。
すっかり久しぶりです。
最近、新しい人が加入されることが続いていたせいですね。
一時期10人を超えるメンバーがいましたが、今ではすっかり減って。
体育館、まこと広うなり申した。
気持ちもあらたに、また稽古をしましょう。
勢龍、左沈、十文字
カジタさん、ハセガワさん。手順はおぼえていらっしゃいましたが?
まあ、久しぶりですしね。また稽古をしましょう。
あれこれと他の稽古をして、また戻って稽古をする。
思うところもあるでしょう。気付くこともあるでしょう。
稽古を続けることです。
オーガストさん、初めてでしたがお上手でした。
やはり剣術の冴えがありますね。
張身
久しぶりの新しい手数です。
十文字をお伝えしたのは、去年の1月です。
新しい手数をお伝えするのは、1年半以上ぶりのことになりますね。
シンプルだけれど、とても難しい。
シンプルだから、どても難しい。
よくよく稽古をしましょう。
<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流十一本
カジタさん、ハセガワさん、オーガストさんとそろい抜き。
オーガストさんは、そのまま一人で大森流の稽古。
○英信流表十本
続けて、カジタさん、ハセガワさんとそろい抜き。
ハセガワさん、まだ向きを間違えるようで。
うん、英信流表はそこが難しいですよね。
くるくると向きを変える。でも、そこが面白い。
床の上を、するすると動きましょう。
見ていて、なんだか不思議な動きだなあ。と思われるように。
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定刻になって、稽古終了。
新しい手数を稽古すると、見取り稽古も増えることと思います。
体を冷やさないよう、暖かい服装での稽古をお願いします。
冷えは風邪の原因になるだけでなく、ケガもしやすくなりますので。
帰宅して、シャワーを浴びて、暖かい鍋をつつき。
12月の佐賀行きの飛行機もようやくチケットを予約。
忙しさにかまけて、すっかり遅くなってしまいました。
来週も通常通りの稽古です。
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