春一番?の稽古

土曜は朝から、風がゴーゴーと吹き荒れて。

でも、とくに気象庁の発表はなし。春一番ではなかったようで。

冷たい風でしたしね。。。

道衣の下に長袖を着込んで体育館へ。

 

体育館に7人の姿あり。

 カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、

 テヅカさん、ユウトくん、ノブフミくん、コウジくん

7人って、なんだかカッコイイ?

※休み:リオンちゃん、マキちゃん、タカマサくん、オーガストさん

 

ハセガワさんとテヅカさんが持ってきてくれたストーブをセットして。

さて、稽古開始です。

------------------------------

-[前半の稽古]-

 

<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

 棒廻しも大事な稽古です。

 体育館に到着したら、すぐに準備をすませて稽古をしましょう。

 

○六尺棒 表一本目から四本目

 向かい合って素振り。四本目まで。

 二人一組で回り稽古で棒合。四本目まで。

 

 四本目は、右手を返すのがややこしいですよね。

 でも大丈夫、すぐにできるようになります。

 四本目ができたら、五本目も稽古をしましょう。楽しみです。

 

○半棒 表一本目から六本目

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。

 最後の打ち込みは、きちんと正確に頭をまっすぐに打ちましょう。

 打太刀の剣を狙ってはいけない。斜めに振るのでもいけない。

 まっすぐ正確に。

 

<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 中段、真剣の構えがすべての基本。

 手先をこねくり回すことなく、両手の感覚/間隔をキープして。

 肚から動かすことです。

 素振りも同じ。手先を使わないこと。中段、真剣のまま上下。

 ただ、位置と角度が変わるだけです。肚を中心に動かす。

 剣術の構え素振りに限らず、他のすべても同様です。共通

 

○試合口 一本目から四本目

 二人一組で打太刀と仕太刀。四本目まで。

 

 四本目は突き。

 構成としては、一本目二本目と似ていますね。

 攻撃を受けて、張って、顔面突き。

 打太刀の攻撃が打ち込みではなくて突き。

 最後は片手突き。そこが違うところ。

 

 たとえ覚えが早い方ではなかったとしても。

 ゆっくりと繰り返していれば、きっと覚えられます。

 あわてず、自分のペースで稽古をしましょう。

 早ければ良いというものではありません。

 打太刀と仕太刀を交互に繰り返すと混乱します。

 しばらくは、仕太刀だけを繰り返すのも良いですね。

 

定刻を少し過ぎて、前半の稽古終了。

ノブフミくんコウジくんのお父さんをお待たせしてしまいました。

スミマセン。

テヅカさん、ユウトくんもお疲れさまでした。

------------------------------

-[後半の稽古]-

カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさんの3人。

3人って、なんだかカッコイイ?

 

○六尺棒

表一本目から八本目

 向かい合って素振り。ゆっくりと動作を再確認。

 二人一組で棒合。回り稽古で。

 

裏一本目から三本目

 打方で元に立って、仕方の稽古をしてもらい。

 続いて、二人一組で打方の稽古もしてもらい。

 最後に、元に立って仕方をして、打方の稽古をしてもらい。

 

 手先で棒を操るのではなく。

 体の動きで棒をさばく。

 右足が出る、左足が下がる。同じ動きです。

 棒を長く遣うこと。余らせていては、長い棒がもったいない。

 

 打方もとても大事な稽古です。

 打方が正しく攻めなければ、仕方は正しく勝つことができません。

 それでは稽古になりません。

 

 打方は打方で、打方の稽古をしましょう。

 打方は決してヤラレヤクではないことに気付ければ。

 打方も、とても良い稽古ができるはずです。

 場合によっては、仕方の稽古よりも楽しめるかも?

 

 上達してくれば、棒廻しが大事な稽古だと気付くかも。

 そして裏の打方も仕方も。

 すべては表の基本動作に、大事が含まれている。

 そういったことに気付けるかもしれません。

 そうなればしめたもの。

 単調な表の稽古も、おもしろくてしかたがなくなってきます。

 表ができずに裏ができるはずもなし。

 できもしない裏を稽古するよりも、まずは表の稽古を。

 そんな風に思えるようになるかもしれません。

 これは別に、六尺棒に限ったことではなく。

 剣術でも、居合でも、柔術でも同じです。

 先に進めば進むほど、基本の重要性がわかってくる。

 なればこそ。できていなくても先に進む。

 そういう稽古もあるのかもしれません。

 

<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流、英信流表三本、浮雲、山下風

 4人でそろい抜き。

 基本を確認しながら、ゆっくり一本ずつ。

 

 居合の素抜き抜刀術は、相手がいない単独稽古です。

 どんな独りよがりでもできてしまいます。

 稽古すればするほど弱くなる。それでは困りますね。

 合理的な動きを追求/追究しましょう。

 独りよがりのただ速いだけの動作ではなく。

 間に合う動きを。

------------------------------

定刻に稽古終了。

 

前半は初心者用の稽古、後半は上級者用の稽古。

前半はとりあえずさらっと一通り。

後半はみっちりと。

 

なにかを少し稽古しようと思うと、あっという間に30分。

1時間、2時間、3時間。。。

そもそも、柔術だけ、剣術だけ、居合だけ。

形も、10本かそこらを覚えるのに1年以上かかり。

あとはその10本かそこらだけを延々と毎週毎週繰り返す。

そんな道場の方が一般的かもしれません。

 

貫汪館では、三流派を併修/併習しています。

形もどんどんと先に進み。

おそらくそれは、共通するナニカヲ感じてもらうためでしょう。

剣術だけでなく。居合だけでなく。柔術だけでなく。

相互作用、相互補完。

表を正しく動けるようになるには、裏を稽古しなければならない。

表が正しく動けなければ、裏が正しくできない。

そんな、ニワトリとタマゴの関係なのかもしれません。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

<<前の日記:貫汪館 古武道講習会 H30.2.10-12

 

>>次の日記:三人との稽古