髪切った?とショウタロウくん。
いやまあ、たしかに切りましたが。。。タモさん?
刀と棒を準備しているところでした。
遠慮なく話し掛けられると、ちょっとびっくりしますね。
でも、子供らしくてとても良い。
つい、しかつめらしい/しかめつらしい顔になりがちな古武道の道場。
思わず顔がほっこりとします。
カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、
テヅカさん、ユウトくん、
タカマサくん、ショウタロウくん。
それに先週、柔術を体験した兄弟お二人がふたたび。
今週は事前にご連絡をいただいて、棒術と剣術の稽古からご参加です。
きちんと木刀もご用意しましたヨっと。
リオンちゃん、マキちゃん、タガワさんお休み。
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<澁川一流柔術>
○棒廻し
六尺棒、五尺棒、四尺棒、三尺棒。身長に応じた長さの棒で。
体験の兄弟二人は、棒廻しは先週はやらず。今回が初めてです。
例によって、とくになんの説明もせず。真似してー。とだけ。
それでも、見よう見まねでクルクルと。
もちろん全然できてはいないのですが。その心意気やよし!です。
しばらく見守ってから、一言二言アドバイス。
両手で真ん中を持って。下から上に跳ね上げる。
一歩ずつ進んで、端まで行ったら、今度は下がる。
まずは、棒に慣れることでしょう。
持ち替えずにクリンクリンと反転させたり。
下がる足がクロスしたり。振り向いてしまったり。
おもしろいことですね。
そして、とても自由な動き。うらやましい。
○六尺棒
表一本目を向かい合って全員で素振り。
体験の兄弟にもとくに説明はせず。
それでも、見よう見まねで一生懸命にやっていました。
えらいですね。
できない、わからない。そんな文句を言う間に、体を動かす。
大事なことです。
それが素でできる。子供の素晴らしい点です。見習わねば。
続いて、回り稽古。
今週は体験のお二人がいましたので、また一本目だけ。
二本目、三本目はまた今度。
一本目だけを、三本ずつ繰り返し。
一周して戻ってくるころには、だいぶ上達されていました。
善哉善哉
○半棒
表の一本目~三本目を掛かり稽古方式で。
ヒカルくん、ユウトくん、タカマサくん、ショウタロウくん、
体験の兄弟二人、テヅカさん。
チビッ子6人に大人が一人。愉快ですね。
見ているだけで楽しくなります。
人数が多いのでちょっと待ちが長いけれど、見るのも稽古です。
ヒカルくんは一番弟子として、最初にお手本をやってもらいました。
あとから続く体験のお二人、上手にやっていらっしゃいました。
きっと、並んで待っている間によく見ていたのでしょう。
これぞ見取り稽古。
就学前の弟さん。棒の向きや手は無茶苦茶です。
でも。受けて、落として、頭を打つ。
本質はきちんと見て取っていらっしゃいました。素晴らしい!
考えて固まってしまう。物怖じしてしまう。
そうではなくて。
まずは動くことです。じっとしていては、やられてしまいます。
カジタさん、ハセガワさんのお二人は上級者の稽古。
立会、指棒、大払、提棒、右流裏
出雲大社で奉納する五本です。
最初に示範をして見せました。あとはご自身の稽古です。
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<大石神影流剣術>
○構え素振り
繰り返すほどに上達する。なにも言われなくても。
きっと、体が自然な位置を求めるのでしょう。
作るのではなく、内から出てくるものを求める。
自分の体の声に耳を傾けましょう。
○試合口
一本目と二本目を掛かり稽古方式で。
やはりチビッ子6人に大人が一人の順番で。
やるのは左右を一回ずつだけ。集中して稽古をしましょう。
カジタさん、ハセガワさんの上級者二人は、陽之表。
最近、ほとんど稽古していませんね。
順番がわからなくなった。なんてことのありませんように。
きちんと稽古して、思い出しましょう。
ここで前半の稽古終了。
タカマサくんはお母さんとお帰りに。お疲れさまでした。
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<澁川一流柔術>
○履形:礼式、裏投、巻返、返投、捻付
体験の兄弟、とてもお上手でした。
履形は先週に続き二回目ですしね。いや、それにしてもお上手。
子供の自然な動き。無為。無意。無作為。
見て真似をする。大事なことです。素直な心。
礼式に続く形も、二人一組で稽古。
チビッ子ペア。チビッ子&大人。見ているだけで楽しいですね。
上中下の三つをそろえること。バラバラにならないように。
手だけ、足だけ、顔だけ先行しない/遅れない。
力まない。同時に動く。手先を使わない。
ただ、同じ状態で動くこと。肘の曲げ伸ばしをしない。
全身が協調一致して動けば、力感はないはず。
なにもしていないのに相手が倒れる。
そんな感じが良いのでしょう。
最後に、皆の前でハセガワさん五本続けて演武。
まだまだぎこちない。自信なさげ。
演武は堂々と。
まな板の上の鯉、の心持ちで。
本番でそうなれるよう、稽古を積みましょう。
8時前に終了
ここで初心者の皆さんはお帰りに。お疲れさまでした。
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<無双神伝英信流抜刀兵法>
カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさんの三人。
一気に人も少なく、静かな雰囲気に。
○大森流十一本そろい抜き
○英信流表三本そろい抜き
○各自稽古
一緒に抜かず、三人で抜いてもらいました。
ヒカルくんが先頭。皆はそれに合わせる。号令なし。
最初は少しぎこちない雰囲気がありましたが、すぐに慣れて。
元よりいつも一緒に稽古している三人です。
そう難しいことではないでしょう。
大事なことは、自分に自信を持って動くことです。
合わせようとすると、かえって合わない。
いつもどおり動くことです。
皆さんが抜いているのを、黙って回りから拝見。
そしてあとから、一人ずつアドバイス。
稽古したのは、初発刀。
抜き付け、斬り付け、血振るい、納刀。
居合のすべてが入っています。すべての基本。
三者三様、気になる点を注意しました。
最後に、全員で初発刀をそろい抜き。
いつもよりも、さらにゆっくり。半分のスピードで。遅すぎ?
いやいや。注意されたとおりに、きちんと動こうと思えば。
それでもまだまだ速すぎるくらいでしょう。
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定刻を少し過ぎて稽古終了。
居合をちょっと稽古しようと思うと、あっという間に時間が過ぎて。
棒術1時間、剣術1時間、柔術1時間、居合1時間、、、。
きりがありませんね。。。
毎日1種目1時間ずつでも稽古ができれば、楽しいことでしょう。
さーて来週のサザ、、、んがっぐっぐではなくて。
来週の横浜支部の稽古は、自主稽古になります。
横浜支部長が広島本部道場の柔術講習会に参加で不在のためです。
上級者のみの稽古とし、初心者の方は参加をご遠慮ください。
安全面への配慮のためです。ご了承ください。
上級者は、出雲大社奉納演武を中心に稽古してください。
くれぐれもケガなどのありませんよう。
稽古日記の執筆もお願いします。
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