連休中の稽古

京都では、下鴨神社と白峯神宮の奉納演武を無事に終えて。

今度は、横浜支部で通常稽古です。

 

体育館に到着すると、

カジタさん、ハセガワさん、ヒカルくん、リオンちゃんの姿あり。

モップ掛けもすでにお済みです。

他の方の姿は見えず。あれ?

マキちゃんお休み以外は、とくに連絡はなかったはず。。。

#逆に、カジタさんはGWで帰省して稽古はお休み予定でした。

 事情により帰省がキャンセルになったので、稽古にご参加。

 ま、まさか、稽古したいがためにナニカヲ無理矢理?

 ちょっと心配です。。。 

お休み予定の方がいらして、参加予定の方が来ない。

まあ、そういうこともあるでしょう。

世間はゴールデンウイークです。

 

さて、定刻になったので、古いメンバー4人と稽古開始。

なんだか不思議な感じです。

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<澁川一流柔術>

 

○突き

 上級者だけでしたので、いきなり突きの練習をしてもらいました。

 ただなんとなくカラ突きをしていても上達するものではなし。

 きちんと狙いを定めて。

 でも今度は逆に、当てることが目的になってもいけない。

 もちろん、当てるための動作です。

 でも、当たれば良いやと基本から外れた動きをしてはいけない。

 きちんと、正しい動きで。

 

 最初は、我流の方が当てやすい。

 正しいとされる動きは、なんだか窮屈で動きにくい。当てにくい。

 でも、稽古を積めば、きっとわかることでしょう。

 箸の持ち方もそうでしたよね。習字の筆も同じでしょう。

 正しい基本が大事です。

 

 でも本当はこれ、形の中で稽古すべきことなんですよね。

 一本目は目を狙い、二本目は額を狙い、三本目は喉を狙い。

 そのためにわざわざ、形ごとに狙う部位を変えている。

 

 突きの動作がいつもどおりできないということは。

 普段の形の稽古ができていない。ということでしょう。

 言ってしまえば、意味のない稽古。

 ただなんとなく棒を振り回しているだけの動作。

 そういうことですね。

 普段は実際には当てたりしません。

 届かない距離で、動作だけ。あるいは棒同士で打ち当てる。

 でもいざ実際に打ち、突きしたときに。

 届かず空振り、当たっても痛くもない。

 そんなのでは困りますよね。

 もちろん、実際に遣うようなことはないでしょう。

 それでも、張子の虎では困ります。

 遣えるけれど、遣わない。

 それを目指すべきでしょう。

 

 普段の形稽古が単なる慣れ合いになっていないか。

 真剣に稽古をしているか。

 よくよく考えてほしいと思います。

 

 まあ、要は。

 形で稽古して、単独動作で稽古して。

 単独動作で稽古して、形で稽古して。

 単独稽古と相対稽古のフィードバックを。

 といういつもの話でした。

 

○棒廻し

 そうこうしているうちにタカマサくん到着で、棒廻し。

  テヅカさん到着で、棒廻し。

  ユウトくん、参加予定が遅れているようです。

  マキちゃん、熱でお休み。お大事に。

 

 タカマサくん、まだ正しい動きができません。

 テヅカさん、もう手慣れたものです。

 普段の形の稽古は、大人よりも子供の方が上手だったりします。

 でも、こういうややこしい動作は、子供は少し時間がかかりますね。

 目で見て感覚で覚えるか。言葉や理屈で頭で理解するか。

 その違いかと思います。どちらも一長一短ですね。

 少しずつ覚えてもらえればと思います。

 皆さん、同じように時間を掛けて覚えました。

 心配は無用です。

 

○六尺棒

 表三本を全員で素振り。ゆっくり丁寧に、確認をしながら。

 

テヅカさんとタカマサくんペアで表三本の棒合

 めずらしい組み合わせですね。きっと良い稽古になるでしょう。

 

タカマサくん

 左右の手の違いなどとくに説明していません。

 でも、だんだん正しくなってきました。

 あれこれと言葉で説明されて、強制されて矯正されるより。

 こういった上達の方が自然かと思います。

 良い稽古です。

 

テヅカさん

 身長差に苦労されながらも、きちんと稽古されていました。

 いつも自分と同じ身長体格の相手とは限りません。

 というよりも、違う方が自然でしょう。

 同じ身長体格の人が相手なら、稽古はしやすいかと思います。

 でもきっとそれは、あまり正しい姿ではないですね。

 どんな相手でも、同じように対応できるように。

 相手が同じだから同じ動き、なのではなくて。

 相手が違えば、それに応じて動く。結果として同じ動きになる。

 それが良いのかと思います。

 いつでも定規で測ったように同じ形、なのではなくて。

 

上級者四人は、親子ペアで表八本と裏三本の棒合

 裏は、やはり打方の不慣れが目立ちますね。

 見ていて正直、なにをしているのかわからない。

 打っているのか、突いているのか。どこを狙っているのか。

 ふにゃふにゃ。

 

 それにつられているのか、仕方の極めもいい加減。

 果たしてそれは突きなのか? 突きは最初に稽古したはず?

 果たしてどこを狙っているのか?

 それ、当たったら痛い?

 大人と子供。身長差があります。

 でも、形によって狙う部位が決まっています。

 目なら目、額なら額、喉なら喉。膝、肝、脇、、、。

 きちんと正しい稽古を積めば、稽古をするほど上達します。

 間違えた稽古を積めば、稽古をするほど下達します。

 当然のことですね。

 いつも言うことは同じです。きちんと正しく稽古をしましょう。

 

 打方は、単なるやられ役ではなし。

 自分は攻撃の稽古をしているつもりでも良いかもしれません。

 

 ただ棒を払うだけの動作も、ゆめゆめおろそかにしませんように。

 相手から当てられても、自分から当たっても、ダメージは同じです。

 稽古に遣っているのは、とても重い六尺棒。

 もうすっかり慣れてしまって、忘れているかもしれません。

 でも、威力は相当です。

 

 六尺棒は、刀にも対します。

 こちらの棒で払ったつもりで、自分の手が刃に当たってしまえば。

 指の一二本はすぐに落ちてしまうことでしょう。

 普段、我々が稽古しているのは、実際にはそういう内容です。

 

タガワさん

 遅れて到着で棒廻し。

 

ユウトくん

 遅れて到着。

 まだ小さいお子さんです。きっといろいろあることでしょう。

 でも、それも含めて稽古です。がんばって続けてほしいと思います。

 次の半棒から参加です。

 

○半棒

 表の一本目~三本目を示範。打太刀はカジタさん。

 

 初心者4人は、掛かり稽古方式で表三本を通して稽古。

 皆さん、とてもお上手になられました。

 とくにお子さん二人は、とても上手。大人は見習わねばなりません。

 

 上級者4人は、親子ペアで表十二本と裏一本目を稽古。

 ただなんとなく繰り返すのではなく。

 きちんと正しい稽古を積みましょう。

 

ヒカルくんお母さんがいらして、少し見学されていきました。

またいつでもお越しください。

美人さんがいらっしゃると、場が華やいで良いことです。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 時間が押してしまって、つい動作が速くなりがちです。

 速い動作でも、気持ちはつられないように。

 外は激しく動いても、内は静かに。

 

○試合口

 一本目~二本目を示範。打太刀はカジタさん。

 二本を通して、二人一組で稽古。上級者が打太刀。

 上級者は、ただなんとなくやられ役を演じるのではなく。

 初心者を導くつもりで。

 意識することなく、相手が上達できるように。

 

初心者の方は、ここで稽古終了。

テヅカさん、ユウトくん、タカマサくんはお帰りです。

お疲れ様でした。よくがんばりました。

お迎えのお母さんもお疲れ様です。

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<澁川一流柔術>

 マットを敷いて、柔術の稽古。

 六尺棒も半棒も柔術なんですけれどもね。

 まあ、徒手の形という意味で。

 カジタさん、ハセガワさん、ヒカルくん、リオンちゃん、タガワさん。

 

○履形

 ちょっと基本に戻って、履形の稽古。

 

礼式

 これはマットの外で。二人一組で稽古。

 直線的に引いて出るのではなく。

 体を開く動きで。やや回転が入ります。

 回転の動きが、直線の動きを導き出す。おもしろいですね。

 ゆっくり丁寧に稽古しましょう。

 

裏投、柔投、返投

 マットの上で稽古。掛かり稽古方式で。

 

 踏み込む足の位置が大事です。

 遠かったり、浅かったり、深かったりせず。

 ちょうど良い場所に踏み込みましょう。

 相手を押し倒すのではなく。振り回すのではなく。

 その場にストンと落とすつもりで。

 

 手だけ、足だけ、体だけではなく。

 すべて同時に動きましょう。

 左手、右手、右足。この三つを意識すると良いかもしれません。

 協調一致して動くということ。

 もちろん、実際には体のすべてを意識することです。

 それはつまり、どこも意識しないということなのですが。

 

巻返、絞り、捻付

 マットの上で稽古。掛かり稽古方式で。

 

 同じく、踏み込む足の位置が大事です。

 浅すぎても、深すぎてもダメ。

 手前で踏ん張って、相手を振り回すのではなく。

 相手の中心に踏み込む。相手の位置を奪う。

 相手を裏に倒す形の、ちょうど反対の位置。

 

 裏に倒す形よりも、少し手先の技術が必要になります。

 巻返は、腕を巻き付けるように。肘と肘を密着。

 絞りは、肘に虎口を引っ掛けるように。反対の手は胸に固定。

 捻付は、肘の上を虎口で押さえる。

 ただいずれも、小手先の動きではなく体全体の動きで。

 手先を返すのではなく、体が動く動きで手が返る。

 そういうことです。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

 十一本そろい抜き。タガワさんは見取り稽古。

 ただ覚えた手順をなぞるのではなく。

 より良い形、より良い動きを求めましょう。

 前で一緒に抜いていれば、一緒に抜いて。

 独りよがりで勝手に抜くのではなく。

 

 初発刀そろい抜き。

 タガワさんもご一緒に。定寸の鞘木刀をお渡ししました。

 初心者が注意されていることは、上級者も注意すべきこと。

 より高いレベルで動きましょう。

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定刻を少し過ぎて、稽古終了。

 

連休中なので人が来ないのでは?なんて思ったのもただの杞憂で。

皆さんと楽しく稽古ができました。

しあわせなことです。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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