少人数での稽古

夕方に家を出ると、すれ違う車から呼び止められました。

すわ誰ぞや?と顔を向けると、タガワさん。

これからお出かけで、稽古に少し遅れるとのこと。

はいはい、大丈夫です。

あわてても良いことはありません。ごゆっくりどうぞ。

遅れても構いませんので。お気をつけて。

 

体育館に到着。いつもより少し遅めでしたが、誰の姿もなし。

あれまあ。まあ、そういうこともあるでしょう。

カギを開けて、扉を開けて、モップの準備をしていると。

カジタさん、ヒカルくん、リオンちゃんが到着。

仲良く四人でモップがけ。

 

ハセガワさん、テヅカさん、ユウトくん、マキちゃん、

タカマサくんはお休みです。

(タガワさんは遅れて到着予定)

いつもよりも少ない人数で、稽古開始です。

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

 ベテランの三人です。棒廻しも、いい加減もう飽きましたよね?

(→そんなことありません。とカジタさん。マジメですね。)

 でもまあ、早々に切り上げました。

 

○六尺棒表 一~八本目

 向かい合って素振り、回り稽古で棒合。

 確認の意味を込めて、いつもよりゆっくりと稽古しました。

 

 雑になっていたところ、荒くなっていたところを修正。

 棒をまっすぐに立てる。すっと体を開く。腰を落とす。

 重心を上下動させない。突きはまっすぐ。などなど。。。

 打つときに狙うのは、棒ではなくて頭。

 突く箇所は、形によって違います。正確に狙いましょう。

 いずれも基礎、基本です。

 

 ベテランさんは、初心者さんのお手本になれないといけません。

 速くて雑な、ただ手馴れただけの動きにならないよう。

 基本に忠実に。基礎を大事に。

 

○六尺棒裏 一~三本目

 掛かり稽古方式。カジタさんが元立ち、打方。

 裏は久しぶり。あれ、どんなだったっけか?

 

 表は久しぶりでも、忘れるようなことはありませんね。

 もう身に付いている。それだけ稽古したということでしょう。

 裏は、久しぶりだとあやしい限りですね。

 まだ身に付いていない。稽古が足りないということでしょう。

 また稽古しましょう。

 

 打方を横浜支部長に交代して、カジタさんも仕方の稽古。

 シュッシュッと追い立てましたが、見事にさばかれました。

 カツ、カーン、シュバッ!

 

 ここで、タガワさんが到着。

 次の半棒から参加してもらいました。棒廻しはなしです。

 さて、いつものように気持ちを切り替えられるかどうか。。。

 

○半棒表

 一本目を示範。打太刀はカジタさん。ゆっくり何度か繰り返し。

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で稽古。三回ずつ。

 今までおざなり/なおざりにしてきた部分があります。

 今回は、ちょっとしつこく注意。

 

 二本目、三本目も同様に。

 タガワさんは初めて?です。がんばっていらっしゃいました。

 

 最後に、一本目~三本目を通して稽古。

 一本ずつならできることでも、三本を通してだとどうか?

 考えながらやっているようでは、難しいですよね。

 考えずに動けるよう。稽古を積みましょう。

 

 ヒカルくん、とても良い感じでした。

 体もだんだん大きくなって。後輩もできて。

 楽しみですね。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

 真剣、上段、附け、下段、脇中段、脇上段、車、裏附け

 ゆっくり、静かに、ていねいに稽古。

 

 誰かが注意されているときに、自分のことと思って聞くのか。

 それとも、自分は関係ないと思って聞き流すのか。

 とても大きなわかれめです。

 初心者が注意されているのは、いずれも大事なことばかり。

 ゆめゆめおろそかにはできません。

 わがことと思って、よく聞きましょう。

 それが、他ならぬ自分のためです。

 

○試合口

 打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で稽古。

 一本目だけ、二本目だけ、一本目と二本目を通して。

 

 試合口は、初心者用の手数?

 たしかにそうです。でも、その中身は?

 この二本ができなければ、他の手数もできようはずもなし。

 中身を追求すれば、これで良いということはないはずです。

 初心者は初心者なりに、上級者は上級者なりに。

 飽きずに追求しましょう。

 

 リオンちゃん、とても良い感じでした。

 いつもは、腰高なのがちょっと残念。すらっとした感じ。

 今回は、腰が落ちて、落ち着いた感じ。カコイイ!

 モデルのようなカッコよさもあるでしょう。

 剣術家としてのカッコよさもあるでしょう。

 そして、武道家に求められるのは、実用的な美なのでしょう。

 機能美ですね。そういったものを追求していきましょう。

 

 ヒカルくんはここで先にお帰りに。

 足首が痛いとのことで、成長痛でしょうか。

 お母さんがお迎えです。お疲れ様でした。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

 カジタさん、リオンちゃんと向かい合って、十一本そろい抜き。

 言うことはいつも同じ。

 でも、少人数だと教わる側の聞き方が違う?

 我が事として聞けるのでしょうか。

 いつも、そうやって稽古ができると良いですね。

 自分が言われたことだけではなくて。

 10人分を聞いていれば、10倍の稽古ができます。

 

 タガワさんにも加わってもらって、初発刀をそろい抜き。

 居合刀がないので、大石神影流の鞘木刀で代用です。

 二尺八寸二分だと、さすがに長すぎますね。

 でも、がんばって抜き納めをされていました。

 これから、少しずつ稽古をしましょう。

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いつもより5分だけ早く稽古終了。

柔術の稽古はありませんでしたが、充実した稽古だったかと思います。

じゅうじゅつとじゅうじつ。うふふ

 

途中、激しい雨が降っていましたが、終わったときはちょうど小降り。

というか、ちょうど小降りなのを見計らって終わりにしたのでした。

カジタさん、リオンちゃんはきちんと傘あり。すばらしい。

横浜支部長は天気予報を見ない種族なので、傘なし。

自分が濡れるのは構わないのですが、道具が濡れるとちょと困る。

同じく傘なしのタガワさんと、小走りに帰宅したのでした。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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