浅草古武道大会後に体験者

日はすっかり伸びて、まだまだ明るい体育館へ。

小学校の校門前で、カジタさんとヒカルくんと合流。ご挨拶。

ハセガワさんとリオンちゃんは今日はお休みとのこと。

三人でモップ掛け。楽しいですね!

テヅカさん、ユウトくん、マキちゃんご到着。ご挨拶。

タガワさんは今日はお休み。

ほどなくタカマサくん到着。ご挨拶。

 

皆で道具を準備していると、入口に見知らぬ男性の姿あり。

声をお掛けすると、見学希望とのことでした。

今朝、ホームページ経由で連絡をくださったとか。

朝早くから浅草に行っていましたので、チェックが漏れました。

せっかくなので、体験していただくことになりました。

ちなみに、お近くにお住いの30代男性(おおっ、若い!)。

小学校で6年間、剣道をやっていらしたそうです。

居合をやりたくてネットで検索したとのことでした。

 

あ、そうそう。

テヅカさん、ユウトくん、マキちゃん。

今回から三人とも、黒道衣に袴です。カッコイイ!

着付けは、これからよく練習していただければと思います。

 

出席者

 カジタさん、ヒカルくん、

 テヅカさん、ユウトくん、マキちゃん、タカマサくん

 体験の方

 

欠席者

 ハセガワさん、リオンちゃん、タガワさん

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

体験の方、器用に廻していらっしゃいました。

でも、体の向きが逆になると、回転も逆になるのはお約束。

それがフツーですよね。

体の向きを入れ替えながら、棒を滑らかに廻し続ける。

なかなかできることではありません。

できないことができるようになる。

できることが、より上手にできるようになる。

それが稽古でしょう。

最初からできるのであれば、稽古をする必要もなし。

 

○六尺棒表

全員で一本目から三本目の素振り。

体験の方、上手にできていらっしゃいました。

棒の持ち替え、足の進退、すべて正しい。すごいですね。

もちろん、力の入れ方、遣い方はまた別の話。

そればっかりは稽古が必要でしょう。

でも、中には最初からできる人もいるんですよね。。。

そういう人は、稽古はいらない。

形を二、三回見ただけで、これでいいんじゃろ?

ってなもんです。

 

二人一組になって、一本目から三本目の棒合。回り稽古。

上級者と初心者がペアになって・・・って。

上級者2人+横浜支部長に対して、初心者4人+体験者。

3:5です。うん、ブが悪い。でも、そんなの関係なし。

どうせすぐ交代するし。回り稽古ですから。

横浜支部長が角に立って、皆さんにぐるぐると回ってもらいます。

初心者と言っても、皆さん経験者です。お手の物。さすが!

体験の方、怖じもせず、元気に打ち合っていました。

すごいですね。

向かい合っての打ち合い、剣道経験者ならお手の物でしょう。

 

○半棒表

一本目を示範。打太刀はカジタさん。

少し説明しながら、ゆっくりと何回か繰り返し。

 

打太刀で元に立って、掛かり稽古方式。

ちょっと人数が多い(7人)ので、一人2回ずつ。

他の人の動きを見るのも、良い稽古になります。

並んでいる間に、頭の中も整理されますし。

広い道場で、伸び伸びと好きなだけ稽古ができる。

狭い道場で、稽古にあれこれと制限がある。

どちらの方が、上手が多いか。もちろん前者!

・・・って、本当? 私はそうは思いません。

 

続いて、二本目の稽古。

初心者さんにとっては、新しい形です。

4月ですからね。うふ。

同じように、打太刀はカジタさんで、ゆっくり何回か示範。

皆さんお上手でした。

ある意味、一本目よりもわかりやすいかもしれません。

そのまま受けて、回して、打つ。手の持ち替えもなし。

ただし。

払うのではなく、受ける。いなす。その違いがわかるかどうか。

同じような動きかも知れませんが、その差は大きいです。

天と地ほど。真逆な動きです。

 

さらに続いて、三本目の稽古。

今度は、二本目の反対バージョン?

手の左右は同じだけれど、動きが逆というか、裏というか。

こちらは皆さん、苦労されていました。

受けずにスカして乗る、って上級テクニックですよね。

できたらすごい!と思います。

きっと、別の説明をすればすぐにできるのでしょうけれどもね。

でもそうすると、本質から遠く離れるような気がします。

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<大石神影流剣術>

 

○構え素振り

体験の方用に木刀を用意していませんので、自分のをお貸しして。

自分は、居合刀で稽古。

もともと、木刀は刀の代用品です。

木刀で稽古したり、刃引きで稽古したり、真剣で稽古したり。

それぞれ、稽古になることでしょう。

真剣(中段)、上段、附け、下段、脇中段、車、裏附け。

一通り稽古しました。

 

ここまでで7時に。

今回は、手数の稽古はなし。

テヅカさん、ユウトくん、マキちゃん、タカマサくんはお帰りに。

 

カジタさん、ヒカルくん、体験の方の三人で、居合の稽古です。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

 

○大森流

カジタさん、ヒカルくんと大森流十一本をそろい抜き。

最近は、自分は抜かずに見るだけでした。

一緒に抜くのは久しぶりです。

見ないことに慣れてしまって、見ても見なくなってしまうか。

久しぶりに見れるからと、目を皿にして見るか。

それとも、自分が抜くのに精一杯で、そもそも見る余裕もないのか。

人それぞれでしょう。

 

最後に、体験の方にも初発刀を抜いてもらいました。

大石神影流の木刀をお貸しして、鞘は手で代用。

こちらもお上手に抜いていらっしゃいました。

とても初めてとは思えません。器用でいらっしゃるのでしょう。

 

初めての方が皆さん苦労されるのは、運剣の際の膝送り。

どうしても一歩踏み出してしまいます。

それが普通の動きということなのでしょう。

膝送りは、尺取り虫のような動きです。

日常にはあまりないかもですね。

ただ、武道の世界では一般的かもしれません。

歩み足、送り足、継ぎ足、開き足、踏み込み足。。。

 

ここまでで7時30分。

体験の方、居合に興味がおありとのことでした。

どんなものか、おわかりいただけたでしょうか。

もっとも、剣道経験者で居合だけ稽古をしたい。

ということであれば、全剣連居合の道場の方が良いかもしれませんね。

きっとご自宅の近くにもあるはずです。

貫汪館に入門希望の場合には、またご連絡をお願いいたしました。

お疲れ様でした。

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<澁川一流柔術>

カジタさん、ヒカルくんと稽古の続き。

 

カジタさんに、なにを稽古したいですか?とお聞きすると、

稽古したいことはいっぱいあるのですが。。。とのこと。

でも、ふと横を見ると、

一人で黙々とマットを運ぶヒカルくんの姿が。。。

どうやら、柔術を稽古する気満々のようです。あは

なにやる?とお聞きすると、キッカケ!とのこと。

はい、ではそのように。

 

○吉掛

裏投、柔投、返投:裏に倒す三種

巻返、絞り、捻付:前に押さえる三種

 

便宜上、二つにわけてそれぞれ稽古。

最初は一本ずつ。次は三本続けて。次は6本続けて。

うん、だいぶ混乱しているようですね。

 

でもってトドメは、

裏投、巻返、柔投、絞り、返投、捻付の順番で。

A-1,2,3

B-1,2,3

として、

A1,B1,A2,B2,A3,B3

という順番です。

お二人とも、だいぶ難しいご様子。

はい、間違えずに続けてできるまで帰れませんよー。

ということで、二人は今は体育館に住んでいます。ウソです。

 

単純な動きばかりだし、片方だけだし、6種類だけだし。

でもまあ、そんなものでしょう。

考えながら動いているから、混乱する。

考えずに動けるように。稽古を重ねましょう。

たった6本だけでも、稽古の仕方はまだまだあります。

楽しいですね。

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気付けばすでに、8時30分。

吉掛だけで1時間も稽古をしていたことになります。

あっ、という間のことでしたね。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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