関東地方は、春雷で大規模な停電もあったようです。
ここに寒いと書くと暖かくなり、暖かいと書くと寒くなり。
すっかり春の陽気になったかと思うと、冷たい雨が降って。
せっかく満開になった桜も、なんだかかわいそうな感じがします。
あざみ野の桜通りは桜の名所。通勤で朝、夕と目の前を通ります。
でも朝のバスはギュウギュウ詰めの満員で、窓の外はちっとも見えず。
帰りのバスはすっかり疲れていて、気づいたときには通り過ぎたあとで。
では週末に。なんて思っていも、いつも思うだけで終わりになって。
時間はあるはずなのに、桜を見る余裕もないのかと。
我ながら、心さびしく思います。
窓口は週明け、連休明け、月初、年度初めはとても混雑します。
今年は年度初日が4/3の月曜日でしたので、言うまでもなし。
平常の2倍以上の来客がありましたが、なんとかさばき。
その後、疲れが出たのか、風邪をひいてしまいました。
でもって、土曜はお昼過ぎまで出勤。ふー、やれやれ。。。
3月4月は季節替わりで体調を崩しやすいうえに、仕事も忙しく。
行事もあれこれと重なって、なにかと大変なことです。
今週の稽古も、集会所で7時から8時まで。上級者のみ。
ヒカルくん、リオンちゃん、カジタさん、ハセガワさんの4人です。
さて、稽古開始。
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<澁川一流柔術>
○吉掛
先週に引き続き、今週は吉掛を稽古。
受けは、右手を前方に伸ばす形ですのでやりやすいかも。
捕りも、受けの手が高い位置にあるのでさばきやすいかも。
裏投、柔投、返投/巻返、絞り、捻付
裏に倒す/前に押さえる。各三本ずつ。
捕りが元に立って、掛かり稽古方式で稽古。
受けは、一回やられるごとに交代。後ろに並ぶ。
剣術や棒術では元立ちが負けるのとは逆ですね。
でもまあ、合気道なんかだと一般的な方式だったりします。
捕りは、続けて稽古をすることができます。
もちろん、受けが元立ちになることもできます。
でもそうすると、ずっと受けを取り続けないといけない。
これはけっこう大変で。。。
柔術は、技を掛ける方よりも、受けを取る方が大変だったりします。
吉掛だからと、相手が右手で肩を押してくるとばかりは思わずに。
胸を突いてくるかもしれないし、腹を突いてくるかもしれない。
頭の髪の毛を掴んできたり、襟を掴んできたり。
顔を突いてきたり、喉を突いてきたり。
左手で攻撃してくるかもしれないし、足で蹴ってくるかもしれない。
もしかしたら、懐の短刀で切り掛かってくるかもしれない。
右手ばかりを注視していると、予想外のときに反応が遅れます。
相手の全体を観て、考えなしに動きましょう。
お互いになれてくると、単なる予定調和で動いてしまいます。
それは上達したのではなくて、単に慣れただけのこと。
どちらかと言えば、下達かも?
受けは、間合いをよく考えて。
届きもしない間合いで、ただ腕だけを伸ばしても仕方なし。
手先だけを伸ばして、自分の体勢が崩れてもいけない。
足があるのだから、体全体を進めましょう。
それが強い攻撃にもなります。
受けは、決してやられ役ではありません。
稽古の良いパートナーになりましょう。
ここまでで30分。
○半棒表、裏
二人一組で、表十二本と裏の一本目。
順番もすっかり覚えて、手順も問題なし。
こっから先は、教える方も難しい。
本人が手順を覚えてそれで良しと思ってしまえば、それまでです。
微妙な差異を指摘されて、果たしてそれをどこまで追求するか。
実際には、その微妙な差異こそが大事なのですが。
通り一遍の稽古では、ちょっとキビシイですね。。。
来週以降、稽古の方法も考えましょう。
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8時ちょっと前に稽古終了。
すっかり汗をかきました。もう春ですね。
来週は、通常通りの稽古です。
小学校の体育館で、6時から8時半まで。
前半は初心者、後半は上級者の稽古予定。
久しぶりな感じですね。なんだか楽しみです。
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