関東では桜も咲く一方で、真冬並みの寒さに逆戻り。
寒の戻りか、花冷えか。
4月1日はエイプリルフールと言われても、なんだかピンと来ません。
聞くのはネットの中でばかりで。いわゆるネット文化?
#しかもどれもあらかじめ嘘とわかりきったようなものばかりですよね。
日本にはあまり馴染みにくい習慣なような気がします。
個人的にも、騙されるのがあまり得意ではないからでしょうか。
仮装して練り歩くハロウィンの方が、まだなじみやすい気がします。
本部道場では、古武道無料体験教室を開催。
多くの方が参加されたようです。
本当なら支部長として応援に駆けつけねばならぬところ。とは言え。
横浜支部の稽古もあり、仕事も繁忙期であり、家庭の事情もあり。
なかなか難しいところです。。。
今回の稽古は集会所でした。
いつもは小学校の体育館をお借りしています。
ですが、学校行事などがあれば当然そちらが優先されて。
そんなときは、集会所をお借りしているのです。
いままでは、土曜の6時から8時までがちょうど空いていて。
ところが4月から、新規団体が7時まで利用されるとのこと。
あらまあ。。。
予約は早い者勝ちで、抽選も調整もなし。
しかも1か月前からで、平日の朝からとかそんな、ねえ?
電話で受けることもあれば、窓口で直接でないとダメだったり。
お聞きするたびに対応が違い、事務の方によっても違い。
団体登録しようとしたら、何回か足を運んだ挙句に断られたり。
でもまあ、集会所ですしね。
お借りしている立場で、あまりあれこれも言えません。
仕方ないので、7時から8時まで予約。
1時間だけなので、本来なら初心者さん用の稽古とするところ。
でも最近は、上級者さんには初心者さんの面倒を見ていただいてばかり。
あまりきちんとした稽古をしていません。
技が少し荒くなってきたのが、ずっと気になっています。
今回は上級者さんだけで稽古したいなあ。なんて思ったりして。
でも、そうすると。
3月後半は行事が続いて、自主稽古ばかりでした。
自主稽古は、初心者のお子さんには参加をご遠慮いただいています。
4月上旬を上級者のみにしてしまうと、1月間も稽古なしに。
それもちょっとなあ。。。
せっかくのやる気をそいでしまうのは、極力避けたい。
んー・・・。
しばらくの間、もんもんと悩みました。
でもけっきょく、上級者さんだけの稽古にすることにしました。
小さなお子さんたちには少し遅い時間です。
それに集会所は少し手狭で。
あまり大人数の稽古には向いていないというのもあります。
今回はそういったことで、ご容赦いただければと思います。
開始時間より15分ほど早く到着。
初めて利用される団体さんです。様子がわかりません。
早めに行って、少しプレッシャーをお掛けすることにしたのです。
扉は閉まっていましたが、外にも関係者の方がおられて。
こちらのことに気付かれたようです。
10分前に終了されて、大人数の方々がわらわらわらと撤収。
19時ちょうどには交代していただくことができました。
よかった、よかった。
ほどなく、カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、リオンちゃん到着。
今日は4人さんとの稽古です。なんだか懐かしい感じがしますね。
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<澁川一流柔術>
いつもなら棒廻しから。
でもって、互いに棒を持っての蹲踞礼から始めています。
でも今日は、六尺棒なし。半棒も廻さず。
皆で並んで正座して、正面に礼、お互いに礼。
棒もなし、鞘木刀もなし、居合刀もなし。
ちょっと不思議な感じ。でもまあ、この方が一般的かもしれません。
○吉掛
肩を突き押してくるのを制す形
履形は、右手で下段から中段を突かれる形。
吉掛は、右手で肩を突き押される形。
肩を押す。あるいは、肩を突く?
突き、というと普通はパンチを連想しますよね。
あるいは短刀などで刺す動作。
その通りだと思います。
でも、突き倒す、なんて言葉もあります。
もちろんこれには、刀や槍などで突き倒す、という意味があるでしょう。
でも、手で勢いよく押して倒す、という意味もあるでしょう。
稽古ではゆっくり丁寧に。
でも実際には、ガッと突き押してきたのをさばくのでしょう。
あるいはそのまま肩を掴んで、反対の手で、、、?
でもまあ、掴むのだとしたら左手で、でしょうね。
なんでかって?
だって、右手で掴んでも、ねえ。
現代的な発想をするか、古武道の発想をするか。
そこは、大きな分かれ目でしょう。
いつもどおり、礼式から。
相手を投げたり倒したりせず、固めたり極めたりもせず。
ただ、相手を押し返す。それが礼式。
履形でさんざん稽古しました。
でも吉掛の礼式は、だいぶ動作が違います。
回りくどい履形に比べると、かなり直線的で直截的ですよね。
おもしろい。
皆さん、苦労されながら、稽古を楽しんでいらっしゃいました。
続いて、裏投、柔投、返投。
いつもどおり、裏に倒す系の代表三種です。
目録通りの順番なら、次は負投。
http://kanoukan.web.fc2.com/ju/kata/mokuroku.html
平和的な礼式の次が、いきなり肘を極めての背負い投げって。。。
ここらへんも、感覚の違いでしょうか。
基本的には許す。でも、許さないとなったら徹底的に。みたいな。
#個人的には、とても共感できる理念です。
そんなわけで、とりあえず安全な形を選んで稽古しているのです。
でもって、同じ動きの三種類。
反対の手をどこに添えるかだけの違い。のど、肘、小手。。。
履形とほとんど同じですね。
そして、巻返、絞り、捻付。
今度は、相手を前に押さえ付ける三種。手の持ち方が違うだけ。
でも持ち方が違えば、有効的な押さえ方も変わってきます。
要は、やりたいことは相手の制圧。無力化。
いつも同じ形にばかりはできない。
状況が変わったときに、どうやって同じ結果を求めるか。
そういうことかと思います。
○込入
両手で胸襟を掴み押してくるのを制す形
履形と吉掛は、受けにゆっくりと攻撃してもらっています。
なので、少しのんきな雰囲気もあったりして。
#もちろん実際にはそんなことはないのですが。
込入は、両手で胸襟を掴まれるので、ぐっと緊迫感が増して。
ちょちょ、やばい! このままだとやられる!
ってな感じでしょうか。
でも、いつもどおりさばきましょう。平常心で。
やはり、礼式から。
履形、吉掛と来て、続く込入の礼式もかなり特徴的。
三つとも、まったく別の技のように見えますね。
でも、初期条件が違うだけで、結果は同じ。
おもしろいですね。
皆さん、苦労しながら稽古をされていました。
続いて、裏投、柔投、返投。
目録通りなら、礼式の次は擔投。両肘を極めての背負い投げです。
こわっ。。。
そして同じく、前に押さえる系三種。
状況は違っても、同じように。
もちろん、場合によってはできたりできなかったりもあります。
そういった差異は、よくよく稽古する必要があるでしょう。
○打込
○両懐剣
○互棒
目録通りなら次はこれらのグループですが、今回は稽古せず。
懐剣や短い棒を遣う形のグループです。
○四留
両手で両手首を握り押してくるのを制す形
礼式
これもまた直截的で、吉掛に少し似ているような?
四留の礼式は、とても難しいですね。
礼式は、履形が一番手数が多い。でも、やりやすい。次は込入。
吉掛の手数はだいぶ少なくて、四留はさらに少ない。
手数が減ってシンプルになるほど、遣うのは難しくなる。
当然ですよね。誤魔化しが利かないのですから。
微妙な角度や、間と間合いの調整が必要です。
大きくても小さくてもいけない。早くても遅くてもいけない。
相手の状態は毎回、当然に違います。
自分だけ毎回まったく同じ形をなぞっても、上手く掛かるわけがない。
相手の状態を瞬時に判断して、それに合わせて最適に動く。
技というのは、いずれも本来そういうものでしょう。
手数の順番を覚えるのは、稽古の準備でしかない。
覚えたから終わりなんかではもちろんなくて。
遣えるようになるようにする。それが稽古かと思います。
それはとても難しいことかと思います。
開捕
裏に倒す系のエッセンスを抽出したような技ですね。
これができれば、他の技も簡単なことでしょう。
動作は簡単、でも遣うのは難しい。
実は、自分はまったくできていないということがとてもよくわかる技。
受けは、両手がふさがっているので受け身の稽古にもなるでしょう。
頭を打たないようにご注意を。捕りも受けも。
四留は両手を捕られていますが、返投や巻返も普通にできます。
どうやって外すか、返すか。あるいは外しもせずに動くか。
それだけのことでしょう。
でもそれだけのことが、とても難しいのですが。
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ここまで稽古して、7時50分。
お次の団体さんが、まだかまだかと扉を開けてきます。
もちろんまだ時間前なのですが、早めに終了。
定刻前に交代しました。
本当は、今週は半棒の表と裏をみっちり稽古する予定でした。
(でもって、来週は大石神影流剣術)
でも考えてみれば、自分も演武会用に柔術の稽古をする必要があり。
皆さんも横浜講習会で柔術を稽古したので、その復習をしたいでしょう。
前半に柔術を軽くさらっと稽古して、後半は半棒を。
などと思っていたのでした。
いやー、柔術の稽古って時間が掛かりますよね。
ほんの数種類の技を、交代で数回ずつ稽古しただけなんですけれどもね。
1時間なんてあっという間でした。。。
しかも、自分も稽古をなんて、甘い甘い。
示範して、ちょろっと受けを取って見せて。
あとは皆さんのを見て回るので精一杯。ケガがあっては困ります。
集会所は隙間風などもなく、冷え込んだ日の稽古には最適でした。
来週も、上級者のみの稽古です。
場所と時間にご注意ください。
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