最強寒波に特別稽古1

週末はセンター試験でした。ということは、雪の特異日で。

だからというわけでもないのでしょうが、最強寒波が到来し。

そのため、各地で大雪となりました。

#実際には、センター試験の日は雪の特異日とは呼ばないようです。

 https://ja.wikipedia.org/wiki/特異日

 

横浜は冷え込みましたが、雪の気配はまったくなし。

ところが広島では33年ぶりの大雪で、19センチの積雪だったとか。

#こういったときに、広島と横浜との距離を強く感じます。

広島空港は大雪でしたが、幸いなことに飛行機は離陸して。

館長は、無事に上京なされました。

 

私は例によって土曜なのに午前中は出勤で。

館長には時間を潰していただいて、お昼過ぎに合流いたしました。

拙宅にお越しいただいて、お茶などお出しして。

エルパソセミナーのお話などをお聞きしました。

1時間ほどして、名古屋西支部長もご来宅。

新幹線も雪の影響で少し遅れたそうです。

 

着替えて、三人で稽古場所へ移動。

日本武道館での演武に備えての特別稽古です。

稽古の内容は、次の三つ。

・名古屋西支部長:半棒

・横浜支部長  :六尺棒(刀と棒)

・館長     :三尺棒(打込、御膳捕)

 

半棒の稽古では、不肖私も打太刀でお手伝い。

名古屋西支部長は、館長にみっちりとしごかれていました。

#およそ1時間ほどの稽古の大半は、半棒の稽古でした。

 名古屋西支部長、ガンガレ!

 

六尺棒は独り稽古の甲斐があってか、さらっと終了。

 突きが良くなった。稽古が見えます。

とのお言葉をいただくことができました。

前回、突きの稽古をするように御指導をいただいて。

それから毎晩、部屋で独り六尺棒でしゅしゅしゅしゅと。

前後左右に動きながら、障子の目を狙って突きの稽古をしたのでした。

多少なりともその成果があったようで、ほっと一安心です。

 

前回同様に御指導いただいた入りのタイミングについても、

 問題ない。

とのお言葉をいただくことができました。

こればかりは独りでは稽古することはできず。

かと言って、適当な稽古相手もおらず。

できることといえば、イメージトレーニングだけ。

それでも成果があったのだとしたら、

 これはやはり、こころの問題なのだな。

と強く実感したのでした。無心。水月

 

三尺棒は、館長の受けです。

打込は二度ほど、御膳捕は一度だけ、掛けていただきました。

三尺棒の打ち込みは、ただまっすぐ打ち込むだけです。

ところが、これが難しく。。。

三尺棒での打ち込みに慣れていないせいだろうか、と感じています。

本来は、刀や懐剣、半棒での打ち込みと変わることはないはず。

ところが「三尺」という長さに惑わされてしまう。

まだまだ未熟!ということでしょう。

本当なら、初めて見たような道具でも、

瞬時にその本質を見抜いて、すぐに自在に遣える。

というのが正しい姿なのかと思います。

 

館長の御膳捕「脛巻」は強烈で。

思わず、受け身で羽打ちをしてしまいました。思わず。

今回の稽古場所は体育館ではなく、床は硬いフローリング。

叩いた手のひらはじんじんと痛み。

手は大丈夫ですか?と聞かれて、大丈夫ですと答えて。

でもどうやら、羽打ちのことでないようです。

気付くと、手の甲から出血していました。あれ?

よく見ると、1センチほどの裂傷ができていて。

おそらく、懐剣の切っ先で引っ掻いてしまったのでしょう。

模擬刀だから良かったようなものの、これがもし真剣だったら。。。

ぞぞっとしますね。うふ

それにしても、身を守るべき受け身で自損するとは。

返す返すも未熟であることだなあ。と痛感いたしました。

 

帰宅して、お茶でほっと一息。

これから東京で大事な御用のある館長を、バス停までお見送り。

いやー、それにしても寒い。さすが、最強寒波!

 

名古屋西支部長と私はまた帰宅して、ちょっとだけ休憩。

それから今度は、横浜支部の夜の定例稽古に出かけたのでした。

(続く)

 

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