門人さんから順番に連絡があって。
カジタさん :お仕事のためお休み
ヒカルくん :場合によってお休み
タガワさん :所用があってお休み
テヅカさん :ご参加
ユウトくん :お休み
マキちゃん :お休み
ハセガワさん:遅れるかも
リオンちゃん:遅れるかも
とのことでした。
まあ、クリスマスイブですしね。皆さん、なにかとおありでしょう。
かくいう私も、金曜の朝から家族で出かけて、土曜の昼過ぎに帰宅。
せっかくの三連休ですから、本来なら二泊三日にしたいところ。
でも、稽古があるのでそうも行かず。
一泊のみにして、しかもお昼で帰る旅程にしてもらったのでした。
本部道場の講習会には二泊三日で参加するのですけれどもね。。。
校門前で、テヅカさんが合流。
テヅカさんとは、なぜかよく校門前で合流します。
まだどなたもいらしていなかったので、門のカギを開けて。
せっかくなので、門扉、体育館、倉庫のカギをご説明。
照明のスイッチの位置もご案内。水銀灯じじじじじ
二人でモップを掛けて、六尺棒を準備して。
いつも、先輩方が先に準備してくれています。
でもなにも知らないと、なにかの折に困ることでしょう。
準備や片付けも稽古のうちです。
そうこうしているうちに、ヒカルくん到着。
今回はカジタさんがお休みなので、お母さんがご一緒でした。
お久しぶりのご挨拶。お母さん、今回はご見学とのことです。
またいずれ一緒にお稽古しましょう。
------------------------------
<渋川一流柔術>
○棒廻し
テヅカさん
だいぶこなれてきました。もう少しな感じです。
上手く廻せないとつまらないですよね。でももうちょっとです。
廻せるようになると、だんだん楽しくなってきます。
もうひとふんばりです。
ヒカルくん
相変わらずお上手です。くるくるくると。
ただ、左右の回転に傾きがありました。しばらく何度か指摘。
そのうち、同じように廻せるようになりました。
来週も同じように廻せると良いですね。
せっかくできるようになっても、身に付いたかどうかはまた別です。
できるようになったら、身に付くまで繰り返しましょう。
自分でよくよく注意しながら。油断は禁物です。
○六尺棒表
ベテランの子供と、初心者の大人のペア。なんだかおもしろいですね。
せっかくなので、八本すべてを通しました。
一本一本きちんと身に付けるのが普通でしょう。
でも、とりあえず通してみるのもありでしょう。
まず全体の雰囲気をつかんで、それから微に入り細を穿つ。
どちらが良いかは、人によるかも知れませんね。
それに本人の好みと、ためになるかどうかはまた別ですしね。ふふ
ここでハセガワさん、リオンちゃん登場。
軽く棒を回してもらって、次の半棒から参加してもらいました。
○半棒表
十二本を示範。打太刀ハセガワさんで、ゆっくりと。
テヅカさんに全体の雰囲気を掴んでもらうのが一つの目的。
皆さんに半棒の確認をしてもらいたいのが一つの目的。
打太刀の稽古をしてもらいたいのがもう一つの目的。
いつ斬るか、どこを斬るか、どこまで斬るか、目付はどこか。
慣れてくると、つい太刀と棒を合わせがちです。
太刀で棒を打つ。そうではない。
相手を打つと、棒で防がれるのです。
棒と太刀を打ち合わせることが目的ではない。
ときおりわざと棒で受けなかったりします。
でもそうすると、棒と太刀が空中で斜めにスカッと。
それではダメですよね。
棒がきちんと受けなければ、相手の頭が真っ二つ。
それが本当でしょう。
半棒の最後の打ち込みも同じことです。
打太刀の頭を打つと、太刀で防がれる。
打太刀の太刀を打つのではありません。
よくよく注意しましょう。
ヒカルくん、リオンちゃんは二人で十二本を通してもらい。
お上手ですが、ちょっと狎れが出てきましたかねえ。。。
手直しをしたいのですが、なかなかチャンスがなくて。
また折を見て、細かく稽古をしましょう。
テヅカさんは一本目だけ稽古。ハセガワさんが打太刀です。
だいぶ動けるようになってきました。そろそろ二本目?
------------------------------
<大石神影流剣術>
ハセガワさんの木刀の鍔。上手にはめていらっしゃいました。
立派なヤスリをお持ちとのことで。多趣味ってカコイイ!ですね。
○構え素振り
ヒカルくん、リオンちゃん、ハセガワさん、テヅカさんの四人。
なんだか不思議な組み合わせ?
立ち位置が違うと、見え方も違ってくるかもしれませんね。
新鮮な気持ちで稽古ができて、新しい発見があるかも。
深い呼吸で、全身を弛めて動く。
すっかり冷え切った体育館でも、体がぽかぽかしてくるように。
○試合口
五本を示範。打太刀ハセガワさんで、ゆっくりと。
ヒカルくん、リオンちゃんは二人で五本を通してもらい。
張る動きを少し注意。
試合口は、請けて、張って、突く。これがミソでしょう。
これができなければいけない。よくよく稽古しましょう。
テヅカさんは一、二本目だけ稽古。
引き続き、ハセガワさんが打太刀です。ありがとござます。
一、二本目は基本の動きですね。
左右が逆なだけ。と言いながら。
右手が前で左手が後ろ、右足が前で左足が後ろ。
左右は非対称です。でも左右を同じように請けて、退く、進む。
こんがらがらずにできるようになるまで稽古しましょう。
ここまででおよそ1時間。テヅカさんにはご退場いただき。
後半は、上級者の稽古です。
○陽之表
ハセガワさんと組んで、仕太刀を通してもらいました。
・稲妻は、まっすぐ面を斬ること。剣と剣を合わせるのではありません。
・左腕が浮く癖がおありですね。
剣は、右手で持って左手を添えるのではありません。
剣と体を一体化させましょう。そのためにはまず剣と腕の一体化を。
・重心の位置も気を付けましょう。その時々で多少の違いがあります。
前になったり、後ろになったり。
でもこれは、工夫をしている良い証拠ですね。
試行錯誤をして、良い位置を探してください。
ヒカルくん、リオンちゃんは二人で十本を通してもらい。
横目でちらちら見ながらアドバイス。
腰高になったり、お尻が浮いたりしないように気を付けましょう。
ただ型の手順をなぞるだけにならないよう。中身が大事です。
○陽之裏 勢龍、左沈
打太刀で元に立って、掛かり稽古方式で。
表はお上手な皆さん、裏はまだまだですねー。
勢龍の巻き上げが、なんともサマにならず。
さすればもちろん、続く動きもできようはずもなし。
手足をバラバラに動かすのではなく。
附けの構えのまま、全身をねじるように。
イメージとしては、柱に巻き付く龍。
螺旋に巻き付き、それから一気に解き放つ。
上から下へ、後ろから前へ。
そのまま、前進して振りかぶって真っ向。一連の動きです。
左沈。今度は下へ。沈んで、前へ。勢龍と対の動きです。
体を一つにまとめること。それは同じ。
自主稽古の際は、打太刀にご注意ください。
つい適当に斬り上げてしまいがちです。
でもそうなれば、当然、仕太刀も正しい動きができない。
きちんと脇腹を斬り上げましょう。仕太刀はそれを払います。
打太刀は大事です。とっても。
リオンちゃん、ここで早退することに。
体調が良くないところ、稽古納めだからと無理を押して参加してくれたそうです。申し訳ないことをしました。
稽古初めには、体調を整えて元気に参加していただきたいと思います。
<無双神伝英信流抜刀兵法>
○大森流
ヒカルくん、ハセガワさんと向かい合って十一本をそろい抜き。
無双神伝英信流抜刀兵法は、
素抜き抜刀術、剣術、柔術の三つから構成されています。
大森流は、そのうちの素抜き抜刀術。
素抜き抜刀術は、いかに抜いて納めるか。極論すればそれでしょう。
相手のいない空間をいかに勢い良く斬って見せたところで栓無き事。
納刀をよく稽古しましょう。そうすれば、抜きつけも上手になります。
勢い良く抜いて、斬って。そこではありません。
------------------------------
8時に稽古終了。いつもより早め。
ヒカルくんお母さん、テヅカさんは寒い中、最後まで見学されました。
お疲れ様でした。
人数が少なく、少しさびしい稽古納めとなりました。
新人の皆さんにクリスマスプレゼントを用意していましたが、
それはまた次の機会に。
今年も無事に一年を終えられたことに感謝しています。
皆さまにおかれましては、良い年末年始をお過ごしください。
新年は1月7日(土)が稽古初めです。
皆さまのご参加をお待ちしています。
<<前の日記:本部道場特別稽古
>>次の日記:大晦日の独り稽古