横浜支部長は、廿日市天満宮奉納演武に参加のため不在でした。
以下、自主稽古の様子です。
※ヒカルくんのお父さんが執筆してくれました。
ヒカルくんは敬称略となっていますが、そのまま掲載します。
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本日は自主稽古でした。
参加者は、入門順でヒカル、リオンちゃん、カジタ(私)、タガワさん、テヅカさんの5名でした。
今日は怪我がないよう見守る必要があるので、皆さんの動きを観察することを課題としました。
入門間もない方々は、ちょっと離れて稽古されていますし、普段ほとんど見てません。
改めて見てみますと、「へーそう動くんだ~。」と感心(?)することが多く、興味深く感じました。
スポーツの動きが身に付いている現代人の動きは、古武道の想定から外れることもあるかも。などと考えさせられました。
<澁川一流柔術>
○棒廻し
いつものように棒廻しからです。
ぶつからないように間を取ってもらい、個別に廻してもらいました。
○六尺棒
タガワさんとテヅカさんは、1本目を習ったとのことでしたので、しばらく見させて頂きました。
怪我の危険性は無いようでしたので、お二人で稽古してもらいました。
ヒカル、リオンちゃん、私は、打方・仕方を代わって裏の2本目まで稽古しました。
○半棒
タガワさん、テヅカさんは打太刀をされたことが無いので、私が打太刀を行いました。
相手が変わると、打ちこみのタイミングや、力のかけ方などが全く異なり、相手を見て動く良い練習になりました。
ここでふと、自分の普段の稽古が形骸化してないか気になりました。
先ずは形どおりに動けることが大切ですが、相手が形通りでない動きをした場合でも、自由に対処できるのが理想です。
いつも、そのような状態になることが課題だと思いました。
○履形
自主稽古では、必ず子どもたちが稽古したがるので、今回も稽古しました。
でも何でこんなに好きなんでしょうか?
<大石神影流剣術>
○構え
子供2人に前に出てもらい、向かい合わせに大人3人が並んで構えをしました。
○試合口と陽之表・裏
子供2人には左沈まで通して稽古してもらい、その間、お二方と試合口1本目と2本目を稽古しました。
<無双神伝英信流抜刀兵法>
ここでテヅカさんは早退されました。
予め1時間でご帰宅されると伺ってましたが、時計をみると1時間半が経過。
熱心に稽古されてたので、時間を忘れてたようですが、私もすっかり失念していたのでお詫びしました。
タガワさんは引き続き残って稽古されてました。
子供2人と私は、個別に気になっている技を稽古しました。
いつもより少し早かったのですが、8時に終了としました。
自主稽古とは言え、発見や考えることがありました。
普段の稽古では、自分のことで精いっぱいで、他人のことは見えてませんが、もっと周りを見るよう心がけるつもりです。
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カジタさん、良い稽古をされたようですね。
初心者さんたちも、きっと良い稽古ができたことでしょう。
古武道の世界では、免許という考え方があります。
流派によっても違いますが、初伝、中伝、免許皆伝など。。。
免許。免じて許す。なにを?
流派名の名乗り、弟子を取ること、指導、といったところでしょうか。
免許がなければ、それらは許されません。段位とはまた違います。
それでも、打太刀に立ったり、受けをしたり。
そうして、一緒に稽古をすることはできます。
そこを勘違いして、指導に回るようでは困ります。
打太刀に立たせてもらう。受けを取らせてもらう。
相手の稽古の手助けをしつつ、その中で自分も稽古をする。
それはとっても、良い稽古方法かと思います。
自主稽古の際は、カジタさん、ハセガワさんにお任せしています。
ですが今回、ハセガワさんはお仕事の都合でお休み。
そして先週の段階では、カジタさんもお仕事の都合が未定とのこと。
そのため、自主稽古を実施するかどうかはカジタさん次第でした。
皆さんの連絡先を共有して、あとは皆さんにお任せすることに。
結果、きちんと連絡を取られて、自主稽古は実施の運びとなりました。
素晴らしいことかと思います。
上げ膳据え膳のお客様ではなく、できることは自分たちでやる。
ただ道場に来て、ただ教わり、ただ体を動かすだけ。それでは。。。
古い人は、新しい人の面倒を見る。
そして、道場の運営にも気を配る。
そういった心掛けは、稽古や修業/修行のうえで、きっと役に立つことと思います。
形の手順を覚えて、ただ見事にこなすだけが武道ではなし。
今後とも心掛けていただきたいと思います。
来週は通常通りの稽古です。年内最後の稽古納めとなります。
皆様のご参加をお待ちしています。
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