スペシャルゲスト フロム タイランド

二尺八寸の居合刀、大石神影流木刀×2本、六尺棒×2本、半棒。

それからプラカードに、大牟田のお土産も。

#また腰を軽くやってしまったので、美人秘書にお手伝いいただき。

 

そうです、今回も体験の方あり。しかもなんと、タイから!

館長のフェイスブックを通じて連絡があり。

横浜支部長へも同様に連絡があり。

メッセージは、とてもわかりやすく、人柄が偲ばれる英語でした。

6時から稽古なので、5分前に来てください。とご案内。

少し道に迷われたそうですが、それでも時間前にご到着されて。

日本語もお上手で、英語での意思疎通はほとんど不要でした。

お顔を見て一言二言お話しをすれば、だいたいどんな方かはわかります。

一緒に稽古ができると良いな、と感じました。

 

ほぼフルメンバーが時間前に到着。

モップ5本を分担して、六尺棒の準備など。

やはり人数が多いと、はかどりますね。

 

タガワさんは連絡があって、少し遅れての参加です。

最初は、遅れての参加は迷惑だからと遠慮されていましたので、

そんなことは気にせずにお越しいただくように申し上げました。

遠慮は無用です。遅れてきても、早く抜けても大丈夫。

少しでも稽古をしましょう。

5分だけ見学だけ、というのだってもちろんありですので。

たとえ少しでも、という心掛けが大事です。

 

大牟田市のお土産を皆さん(ゲストさんにも)にお渡しして。

ゲストさんをあらためて皆さんにご紹介して。

さて、稽古開始です。

 

参 加:カジタさん、ヒカルくん、ハセガワさん、リオンちゃん

    テヅカさん、ユウトくん、マキちゃん、

    タガワさん(あとから)

不参加:ーーー

ゲスト:フロムタイランド

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<澁川一流柔術>

 

○棒廻し

ベテランの4人さんは後ろで。

基本の廻し方の他に、手を滑らせたりも。

最近は、ベテランさんには基本的にはあれこれ言わず。

同じことを言っても仕方なし。

自分であれこれと工夫することも大事です。

 

初心者3人さんとゲストさんは前で。

棒の中心を両手で持つ。親指を向かい合わせて、片手を持ち替えて。

くるくるくる。一歩踏み出して、今度は反対。くるくるくる。

これができなければ、転換なぞできようもなし。

できるようになるまでお待ちしています。

こればっかりは、代わってさしあげることはできませんので。

自己の練習あるのみです。

 

さて、ゲストさん。

一寸径の白樫の重い六尺棒をお貸ししました。

でも、器用に廻していらっしゃいました。

身長は同じくらい、体重はガッシリ系。力に不足はなし。

でも、だからといってすぐに廻せるものではなし。

お聞きすると、他で稽古したことがあると。なるほど。

ただ、少し違う点があるようで、いくつかアドバイス。

両手は離さない、低い位置で廻す、顔は前を見る、など。

すぐに直るようなことではありません。

とりあえずでも廻せてしまえば、なおさらでしょう。

それでも直そうとされていました。

直そうとしているけれど直らないのか。

直す気すらないのか。聞いてすらいないのか。

それは、見ればわかります。

素直に聞いて、直そうと努力することが大事です。

 

棒廻し。油断していると、10分、20分、30分。。。

あっという間に時間が過ぎていきます。

未練を残しながらも切り上げて、次の稽古へ。

 

○六尺棒

ベテランさんは後ろの列、初心者さんは前の列で表八本を素振り。

できなくても大丈夫。なんとなく見て真似をしましょう。

そのうちできるようになります。きちんとお教えしますので。

 

初心者さんとゲストさんは、もう一度、一本目だけ。

さっきは細かい説明なし。今度は細かい説明あり。

初心者同士で向かい合って、二人一組で棒合。

棒を打ち、眼を突く。力まず、スムーズに。

 

ベテランさんは、二人一組で表八本と裏一二本目まで。

やはり、皆さん突きが難しい様子。

相手を付けず、一人で突きだけ練習するのも良いかもしれませんね。

突きは順手が自然かもしれません。

 

タガワさん。ここで遅れてさっそうと登場!

時間が半端でしたので、少し六尺棒を廻してもらいました。

次の半棒から稽古に参加。

 

○半棒

表十二本を通して示範。

するとなんと、打太刀の鍔を叩いて割ってしまいました!

#ハセガワさん、ごめんなさい。。。

赤樫の木刀を叩いて割ってしまったことはあります。

でも、鍔を割ってしまったのは初めてデス。

プラスティックの鍔は割れると、お聞きしてはいましたが。。。

乱暴な稽古を反省いたしました。

 

初心者さんとゲストさんは、表の一本目だけ。

横浜支部長が打太刀に立って、皆で掛かり稽古方式です。

ユウトくん、マキちゃん、久しぶりなのにお上手でした。

テヅカさんもだいぶ慣れた様子。

タガワさん、貫汪館では珍しいガッシリパワー系です。

もう少し優しくできると良いですね。

 

そして、ゲストさん。初めてなのに、お上手でした。

足が違うとか、打ち方が違うとかありますが。

それよりも。腕の力を使っていらっしゃいました。

体は固めず、体の力を遣いましょう。

せっかく貫汪館に来たのです。その点を繰り返し、ご注意しました。

 

○履形

久しぶりに稽古です。

六尺棒も半棒も柔術です。でもまあ、いわゆる柔術も。

皆で、礼式だけ稽古しました。

二人一組で、ベテランさんと初心者さんのペアです。

 

さて、ベテランさん。

動きを知らない初心者さんに、業を掛けることができるかどうか。

また、受けの立場で捕りを導くことができるかどうか。

実力が問われます。

 

老若男女、体の大小、軽重、強弱。。。いろいろです。

それぞれの相手に合わせた稽古をしましょう。

小さなお子さん、か弱い女性。とても良い稽古相手です。

力任せにならないよう。繊細で丁寧な稽古をしましょう。

大くて、力強い男性。のぞむところです。

力任せにならないよう。繊細で丁寧な稽古をしましょう。

そんな稽古をしましょう。

 

初めて皆さんに履形をお教えするときは大変でした。

捕りも受けも、私以外は誰もできないのですから。。。

皆で見様見真似、暗中模索というところだったでしょうか。

それが今回は新人4人さんに対して、ベテランさん4人。

全員がそれぞれマンツーマンの稽古と言っても良いでしょう。

捕りも受けも、すぐにできるようになってしまいました。

やっぱり兄弟子の導きというのは大きいですよね。

元よりあまりあれこれと言葉で説明したりはせず。

やりながら見様見真似での稽古です。

それでも、組んでいる相手が捕りも受けもできるというのは大きい。

ありがたいことですね。

この理屈だと、倍々でメンバーさんを増やすことが可能かも?

4→8→16→32→64→・・・めざせ256人!

 

ユウトくん、ここでお腹が痛くってしまって見学。冷えたかな。

お母さんの元でちょっと休憩。

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<大石神影流剣術>

今回は、ユウトくん、マキちゃんも帯を巻いていらっしゃいました。

うんうん、良いですね。

普通、洋服の上に角帯を巻いたりしたら、ちょっと変かもしれません。

でも道場でなら、カコイイ!

木刀はまだ鞘なしですが、帯刀することができます。

今度は鞘を付けて、袴を穿いて。楽しみですね。

 

○構え素振り

真剣(中段)、上段、附け、下段、脇中段、脇上段、車、裏附け

一気にすべてを稽古。

やっぱりベテランさんはベテランさん、初心者さんは初心者さん。

同じ構えを稽古しても、そんな感じですね。当たり前か。。。

初心者さんは、どこが初心者さんなのか。

ベテランさんは、どこがベテランさんなのか。

お互いにそれを見て、自分にフィードバックできると良いですね。

上手が手本になるのは当たり前。

そうでない方をも、手本にできるように。

 

○試合口

五本を前で示範。今度はさすがに鍔を割るようなことはなし。

 

二人一組で、初心者さんが仕太刀、ベテランさんが打太刀。

一本目から三本目まで稽古しました。

 

初心者さん、まだまだですね。

手と足と体がバラバラでぎこちない。足の左右も?

進むときは前足から、下がるときは後ろ足から。

請けるのが右でも左でも同じです。

 

ゲストさん、とってもお上手でした。

張る動きもとても力強い。

でも、切っ先が相手から外れてしまってはイケマセンね。

押すとか払う、ではなくて。張る。肚から、ハッと。

そこが難しいところです。

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<無双神伝英信流抜刀兵法>

ユウトくん、マキちゃんは先にご帰宅。

テヅカさん、タガワさんは見取り稽古。

ゲストさんも見取り稽古。

 

○大森流

十一本をそろい抜き。あれこれ言わず、一緒に抜きました。

ベテランさんは、各自で稽古をしてもらい。

もう一度、十一本を通すのもあり。苦手なのを繰り返すのもあり。

各自にお任せをいたしました。

 

ゲストさんとは、マンツーマンで稽古。

居合刀はお持ちです。二尺三寸五分。いわゆる定寸ですね。

貫汪館の稽古には、あまりに短すぎますが。

この身長なら、二尺八寸から三尺くらいですとご説明しました。

もちろん身長だけでなく、体格や腕の長さにもよりますが。

 

礼法を丁寧に稽古して。

それから初発刀も稽古をいたしました。

斬撃は。。。

ゆっくりやってみせているのに、激しくビュン!と。

ああ、それをやるなら貫汪館で稽古をする意味はありませんよ。

と短くビシッと。

私の稽古用の二尺八寸の模擬刀は、1000グラムしかありません。

腕の力で振って見せました。勢いよくビュン!と。

でもって、これではダメですとご説明。

#普段遣っている二尺八寸六分の真剣1500グラムは、

 さすがに私には腕の力ではムリ!です。

すると納得されたようで、その後は丁寧に振っていらっしゃいました。

それでも、ときおりつい、ビュン!と。

そうそう、習慣というのはコントロールが難しいんですよね。

だから、少しずつ少しずつ、稽古を積み重ねるしかない。

あれこれ器用に使い分けるなんてことは、果たして可能なのかどうか。

道は自分で選ぶものです。

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8時30分を少し過ぎて、稽古終了。

 

タガワさん、テヅカさん。

寒い中、最後まできちんとご覧になっていらっしゃいました。

 

ゲストさん。

まだもうしばらく日本に滞在されるそうで。

来週も稽古にご参加されるそうです。

あらまあ、気に入っていただけたのでしょうか。

だとしたら、うれしい限りです。

 

ああっ! 陽之裏の左沈の打太刀をお教えするのを忘れました!!!

ごめん、ヒカルくん。。。来週、お教えします。

もしも忘れていたら、聞いてください。お願いします。

 

来週も通常通りの稽古です。

 

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